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45歳社長、転生先でハズレスキル「綻びの目」を武器に没落領地を再建する  作者: アカメノコバチ
第21章 リオン・ハル男爵

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第616話 不審な男

 俺の名前はガウマン。


 イレーナの姐さんの下で働いている。


 今の仕事は、ノア山脈の警備だ。


 以前は金貸しの仕事もしていたが、最近はそっちがさっぱりだ。


 新しい領主が税を軽くした上に、次々と仕事を作っているせいで、金を借りに来る人間が減ってしまった。


 商売としては困った話だが、領民にとっちゃ悪いことじゃない。


 何より、今はその領主から仕事をもらっている。


 文句を言う筋合いでもないか。


「次、入っていいぞ」


 ビダン山の麓にある警備所。


 俺は今日も入山する作業員を確認していた。


 名前。


 所属する作業班。


 入山の目的。


 それらを帳簿に記録する。


 最初は面倒な仕事だと思ったが、やってみると案外悪くない。


 鉱山には大勢の人間が出入りする。


 その中に盗人が紛れ込まないとも限らないからな。


「次」


 一人の男が前に出てきた。


 三十歳前後だろうか。


 粗末な作業着を着て、肩には小さな袋を提げている。


「名前は?」


「マルクです」


「所属は?」


「資材運搬の第二班です」


「ああ、第二班か」


 帳簿に目を落とす。


「責任者は?」


「レイモンドさんです」


「そうか」


 間違っていない。


 第二班の責任者は確かにレイモンドだ。


「今日は何を運ぶ?」


「木材です。山の中腹にある資材置き場まで」


「なるほど」


 これも間違っていない。


 第二班は、鉱山内で使う木材を運ぶ仕事をしている。


 男は俺の質問に淀みなく答えた。


 それどころか、荷車が通る道まで把握しているようだった。


 よく知ってるな。


 ……だが。


「お前、昨日は来てなかったよな?」


「はい。今日からです」


「そうか」


 帳簿を確認する。


 確かに、今日から加わる作業員が一人いると聞いていた。


 名前もマルクだ。


 何も問題はない。


 ……普通ならな。


「ところで、今日は何台だ?」


「……何がです?」


「荷車だよ」


「三台です」


「ふうん」


 俺は帳簿を閉じた。


「悪いな。少し待ってくれ」


「何か問題でも?」


「いや、確認するだけだ」


 男の表情がわずかに変わった。


「急いでいるんですが」


「そうだろうな。だが、仕事なんでね」


 俺は近くにいた仲間に声をかけた。


「おい、レイモンドを呼んでくれ」


「わかった」


 仲間が走っていく。


 男は黙って立っていた。


 だが、その視線が一瞬だけ警備所の中へ向いた。


 机の上に置かれた共鳴石通信機。


 ……なるほどね。


「なあ、マルク」


「はい?」


「お前、誰から今日の仕事を聞いた?」


「レイモンドさんです」


「直接か?」


「はい」


「そうか」


 俺は男を見た。


「そいつは妙だな」


「……何がです?」


「今日、第二班の荷車は二台しか出ないんだ」


「……」


「一台、車輪が壊れちまってね。昨夜、予定が変わったんだよ」


 男の目がわずかに動いた。


「レイモンドから直接聞いたなら、知ってるはずなんだがな」


「……聞き間違えたのかもしれません」


「そうかもしれないな」


 俺は肩をすくめた。


「だったら、本人に確認しようじゃないか」


 その瞬間だった。


 男が地面を蹴った。


「おいおい」


 やっぱりか。


「止まれ!」


 男は人の少ない山道へ向かって走る。


 速い。


 しかも、足場の悪い場所を選んでいる。


 追う側の動きを邪魔するつもりか。


「逃がすな!」


 仲間たちが動き出す。


 俺も剣を抜いて追いかけた。


「止まれって言ってるだろ!」


 追いつきかけた瞬間、男が振り向いた。


 手には短剣。


「おっと!」


 反射的に剣で受ける。


 金属音が響いた。


 男はすぐに短剣を引き、別の角度から突いてきた。


 速い。


 しかも、動きに無駄がない。


「……なかなかやるじゃないか」


 軽口を叩いてみるが、内心では感心していた。


 こいつ、相当な手練れだ。


 剣を受け流し、距離を取る。


 男は無理に追ってこない。


 こちらの動きを見ながら、逃げ道を探している。


 俺を倒すことより、ここから逃げる方が優先らしい。


 厄介だな。


「ガウマン!」


 聞き慣れた声がした。


「姐さん!」


 イレーナの姐さんが、山道の向こうから歩いてきた。


「何の騒ぎだい?」


「怪しい奴だ。確認しようとしたら逃げやがった」


「そうかい」


 姐さんは男を見る。


「お前、何者だい?」


「……」


「答えないのかい?」


 男が短剣を構え直す。


「やれやれ。大人しくしてりゃ、痛い思いをせずに済むのにね」


 男が動いた。


 地面を蹴り、一気に間合いを詰める。


 短剣が姐さんの喉元へ向かった。


 ……速い!


 だが。


「遅いね」


 姐さんの身体がわずかに動いた。


 短剣は空を切る。


 男がすぐに刃の向きを変えた。


 しかし、その動きすら読まれていた。


 姐さんの剣が男の手首を打つ。


「ぐっ!」


 短剣が宙を舞った。


 次の瞬間、男の足が払われる。


「がっ!」


 背中から地面に倒れた男の腕を、姐さんが押さえつけた。


「終わりだよ」


 ……相変わらず、とんでもない人だ。


 俺が苦戦した相手を、あっさり倒しちまった。


「ガウマン」


「ああ」


「こいつを縛りな」


「了解」


 縄を持って近づく。


 そのときだった。


「待ちな!」


 姐さんが突然、男の顔を押さえた。


 さっきまでとは違う、鋭い声だった。


「口の中に何かある!」


「何?」


「毒だ! 噛ませるんじゃないよ!」


 男が激しく抵抗する。


 だが、姐さんは男の身体を押さえ込み、顎の動きまで封じていた。


「ガウマン! 身体を押さえな!」


「ああ!」


 俺と仲間が男を押さえつける。


 口の中を確認すると、確かに小さな包みがあった。


「……こいつか!」


 慎重に取り出す。


 包みは破れていない。


「姐さん、取れたぜ」


「ああ。よかった」


 男は呆然としていた。


「……どうして」


「ん?」


「どうして、わかった……」


 姐さんが笑う。


「さあね」


 男も相当な手練れだったが、相手が悪かった。


 そのとき、男の身体から力が抜けた。


「……おい?」


 返事がない。


「姐さん、こいつ意識を失ったぞ」


「何?」


 姐さんが男の様子を確認する。


 呼吸はしている。


 毒の包みも破れていない。


 突然意識を失った理由はわからないが、ひとまず命に別状はなさそうだった。


「医者を呼んでおきな。あと、目を覚ましたときに暴れないよう、しっかり見張っておくんだよ」


「了解」


「それと、持ち物を全部調べな。他にも妙なものを隠してるかもしれないからね」


「ああ」


 男の身体を調べる。


 短剣。


 小さな袋。


 それから、折りたたまれた紙が数枚。


「姐さん、これを見てくれ」


「何だい?」


「何か書いてある」


 紙を広げる。


 文字は少ない。


 地名や施設の名前らしいものが並んでいる。


 ビダン山。


 警備所。


 資材置き場。


 別の紙には、いくつかの項目が書かれていた。


 通信距離。


 設置場所。


 製造施設。


 その上に書かれた文字を見て、俺は眉をひそめた。


「……共鳴石通信機?」


 姐さんが紙を覗き込む。


「何だい、これは」


「通信機について調べてたみたいだな」


「……」


 姐さんの表情が変わった。


「面倒なものを捕まえたみたいだね」


「ああ。どうする?」


「領都に知らせるよ」


「男爵様にか?」


「そうだよ」


 姐さんが意識を失った男を見る。


「どうやら、ただの盗人じゃなさそうだからね」


 ◇


「リオン様」


 政務所で仕事をしていると、ローレンが声をかけてきた。


「どうしたの?」


「ビダン山の警備所から連絡がありました」


「何かあった?」


「不審な男を捕らえたそうです」


「不審な男?」


「はい。身元の確認を求めたところ、逃走して武器を抜いたとのことです」


「怪我人は?」


「幸い、出ていないそうです」


「それならよかった」


 ひとまず安心だ。


「ただ、その男は捕まった際に自害を図ったそうです」


「……自害?」


「はい。イレーナが阻止したとのことです。男はその後、意識を失っているそうです」


 どういうことだろう。


 単なる盗人が、捕まっただけで自害しようとするだろうか。


「それと、共鳴石通信機について書かれた紙を持っていたそうです」


「……え?」


 共鳴石通信機?


 これは気になる。


「わかった。行ってくる」


「え?」


「現場を確認してくるよ」


「リオン様、馬車の手配を――」


「大丈夫。すぐ戻るから」


 俺は政務所を出た。


 ◇


「イレーナさん!」


「……ん?」


 警備所の前にいたイレーナさんが振り向いた。


「坊や?」


「うん」


「……」


「怪しい男を捕まえたんだって?」


「ちょっと待ちな」


「何?」


「どうしてお前がここにいるんだい?」


「連絡があったから」


「それはわかってるよ!」


 イレーナさんが目を丸くする。


「領都に知らせたばかりだよ!」


「ああ、それね」


「何かあるのかい?」


「まぁまぁ。それより捕まえた人は?」


 イレーナさんがしばらく俺を見つめる。


「……坊や」


「何?」


「お前、本当に何者なんだい?」


「リオン・ハルだけど?」


「名前を聞いてるんじゃないよ!」


「ええ……」


 どう答えればいいんだろう。


「まったく……」


 イレーナさんが額に手を当てる。


「お前と話してると、常識ってものがわからなくなるね」


「そんなことないと思うけど」


「十分あるよ」


「それより、捕まえた人は?」


「ああ。こっちだよ」


 イレーナさんに案内され、警備所の中へ入った。


 奥の部屋には、両手を縛られた男が横たわっていた。


 近くでは、がっしりした体格の男性が見張っている。


「ガウマン」


「ん?」


「坊やが来たよ」


「……坊や?」


 ガウマンが俺を見る。


「こちらが領主様のリオン・ハルだよ」


「……領主?」


「ああ」


 ガウマンと呼ばれた男性が、俺を見下ろす。


「なるほど。あんたが領主様か」


「うん。よろしく」


「俺はガウマンだ。姐さんの下で働いてる」


「よろしく、ガウマン」


 握手する。


 大きくて硬い手だ。


 随分と鍛えているみたいだな。


「しかし、妙だな」


「何が?」


「ついさっき連絡したばかりだろ?」


「それはいいから。それで、捕まえた男は?」


「……ああ。そいつだ」


 ガウマンが横たわった男を指す。


「怪我は?」


「打ち身くらいだ。姐さんがあっさり倒したからな」


「そうなんだ」


「だが、かなり腕の立つ奴だぜ」


「なるほど」


 俺は男の傍らにしゃがんだ。


 意識はないようだ。


 呼吸はしている。


「毒は飲んでないんだよね?」


「ああ。姐さんが止めた」


「意識を失った原因は?」


「まだわからない。医者を呼んで確認させてるところだ」


「そうなんだ」


 毒を使って自害しようとした男だ。


 ほかにも何か仕込んでいる可能性はある。


 油断しない方がいいだろう。


「イレーナさん、持ち物を見せてもらえる?」


「ああ。こっちだよ」


 俺たちは男を見張りの者に任せ、隣の部屋へ移った。


 机の上に置かれた品を見る。


 短剣。


 小さな包み。


 そして、数枚の紙。


「この包みが毒?」


「ああ。口の中に隠してたんだよ」


「さすがだね。生かして捕まえてくれてありがとう」


「何言ってるんだい。仕事だからね」


 イレーナさんが肩をすくめた。


「それより、こっちを見な」


 紙を手渡された。


「……ん?」


 書かれている文字は少ない。


 通信距離。


 設置場所。


 製造施設。


 その上には、共鳴石通信機という文字。


 項目の横には、短い書き込みがあるものの、空白も多い。


 どうやら、調べるべきことを整理したメモらしい。


「……なるほど」


 別の紙を広げる。


 ビダン山周辺の簡単な地図だ。


 警備所や資材置き場に印がつけられている。


「イレーナさん」


「何だい?」


「この男、どうして怪しいと思ったの?」


「ガウマンが気づいたんだよ」


「そうなの?」


「ああ」


 ガウマンが頷く。


「作業員のふりをしてたんだが、荷車の台数を間違えたんでね」


「荷車?」


「昨夜、一台の車輪が壊れちまったんだ。予定が変わったことを知らなかったらしい」


「なるほど」


「責任者の名前も、仕事の内容もちゃんと知ってた。よく調べてたんだろうな」


「そうだったんだ」


 これはすごい。


 相手は、かなり準備をしていたらしい。


 それでも、小さな違いから不審な点を見つけた。


「ガウマン、ありがとう。よく気づいてくれたね」


「まあ、仕事だからな」


「それが大事なんだよ」


 ガウマンが少し驚いたように俺を見る。


 それから、笑った。


「なるほど。姐さんが気に入るわけだ」


「ん?」


「いや、何でもない」


 何だろう。


 まあ、いいか。


 もう一度、紙を見る。


 共鳴石通信機。


 通信距離。


 設置場所。


 製造施設。


 普通の盗人が調べる内容じゃない。


 しかも、捕まった際には自害まで図った。


「イレーナさん」


「何だい?」


「この男、他国のスパイかもしれない」


「……ああ。私もそう思うよ」


「ガウマンは?」


「同感だな。普通の盗人なら、捕まったからって自分の命まで捨てようとはしないだろう」


「そうだね」


 ドラン帝国。


 ふと、その名前が頭に浮かぶ。


 つい最近までサハル王国へ侵攻していた国だ。


 共鳴石通信機が軍事的に利用できると知れば、興味を持っても不思議ではない。


 ただし、証拠はない。


 別の国かもしれないし、国家とは関係のない組織かもしれない。


 決めつけるのは危険だ。


「イレーナさん」


「何だい?」


「この男は領都で預かるよ」


「ああ。わかった」


「ただ、かなり危険な相手みたいだから、移送するときは十分気をつけてほしい」


「任せな」


「それと、しばらく警備を強化してもらえる?」


「他にもいると思うのかい?」


「わからない。でも、一人だけとは限らないでしょ?」


「確かにね」


「入山する作業員の確認を徹底してほしい。それと、共鳴石通信機のある場所には関係者以外を近づけないようにして」


「ああ。わかったよ」


「お願い」


 それから、ガウマンを見る。


「ガウマンには、この男を領都まで連れてきてもらえる?」


「俺が?」


「うん。ほかの人にも手伝ってもらって、馬車で護送してほしいんだ」


「そいつは構わないが、姐さんは?」


「イレーナさんには、ここの警備をお願いしたいから」


「なるほどな」


 ガウマンが頷いた。


「わかった。任せてくれ」


「ありがとう。ただ、医者に診てもらって、移動できる状態か確認してからにしてね。途中で目を覚ますかもしれないし、十分気をつけて」


「ああ。油断はしないさ」


「それと、捕まえたときの状況を、できるだけ詳しく記録しておいてもらえる?」


「記録?」


「うん。どんな質問をしたか、どんな返事だったか。逃げた場所や武器を抜いた場所も、覚えている範囲でいいから」


「なるほど。後で調べるときに必要ってことか」


「そういうこと」


「わかった。やっておく」


「ありがとう」


 俺は机の上の紙を見つめた。


 この男が何を目的としていたのか。


 どこまで情報を集めていたのか。


 そして、誰の命令で動いていたのか。


 今は何もわからない。


「それから、この件は王宮に報告するよ」


「王宮に?」


 イレーナさんが聞き返す。


「うん。共鳴石通信機の情報を狙っていた可能性があるからね」


 共鳴石通信機は、すでに王宮でも使われている。


 それを他国が狙っているとすれば、俺の領地だけの問題じゃない。


「国王に事情を説明して、今後どうするか相談する」


「なるほどね」


「それまでは、この件をむやみに広めないでほしい」


「ああ。わかったよ」


 イレーナさんが頷く。


「それにしても、坊や」


「何?」


「お前、ずいぶん面倒なものを作ったもんだね」


「……共鳴石通信機のこと?」


「ああ」


「便利だと思うんだけど」


「便利すぎるから、狙われるんだろう?」


「……」


 確かにイレーナさんの言うとおりだ。


 通信技術があれば、離れた場所にいる人同士で情報を共有できる。


 仕事も速くなる。


 緊急時の連絡にも役立つ。


 でも、軍隊が使えば、離れた部隊同士で命令を伝えられる。


 敵の動きも報告できる。


 つまり、戦争のやり方まで変えてしまう可能性がある。


 前世の知識がある俺には、その価値がよくわかる。


「……そうだね」


 俺は頷いた。


「便利なものを作れば、それを欲しがる人も出てくるよね」


「そういうことさ」


「でも、だからって開発をやめるわけにはいかないから」


「そうだろうね」


「だったら、守る方法も考えないとね」


 イレーナさんが笑った。


「また仕事が増えそうだね」


「うん。お願いすることになると思う」


「報酬は?」


「ちゃんと払うよ」


「ならいいさ」


 相変わらずだな。


 でも、頼りになる。


「それじゃあ、俺は先に領都へ戻るよ」


「……先に?」


「うん。王宮への報告もしないといけないから」


「そうかい。馬車はどうするんだい?」


「大丈夫。何とかなるよ」


「……まったく。お前は本当に不思議な坊やだね」


「そうかな?」


 イレーナさんが苦笑する。


「まあ、いいさ。こっちは任せな」


「ありがとう。ガウマンもよろしくね」


「ああ。男は責任を持って送り届けるぜ」


「お願い」


 警備所を出る。


 少し歩き、人目のない場所へ向かった。


 さて、王宮へ報告しないとな。


 周囲に誰もいないことを確認する。


 そして、転移を使った。


 ◇


 領都に戻った俺は、先ほどの出来事を思い返していた。


 あの男は、誰の命令でビダン山へ来たのだろう。


 共鳴石通信機について、どこまで知っているのだろう。


 そして、同じような人間がすでに領内に入り込んでいる可能性はないのだろうか。


 ……やれやれ。


 領地を豊かにするだけでも大変なのに。


 今度は、それを守ることまで考えなければならないらしい。


 ただ、一つだけはっきりしたことがある。


 俺たちが作った技術は、もう、この小さな領地だけのものではなくなりつつある。


 そして、その価値を知った者たちは、必ずしも友好的とは限らない。


 ……まずは王宮に報告しよう。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

久しぶりのイレーナ。これからはイレーナの一味も出していけたらと思います。

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― 新着の感想 ―
イレーナ、頼れる姐さん、強くて素敵。 今後の活躍に期待です。 是非いい意味で「坊やだからさ」のセリフを リオンに言ってほしいです。
等々スパイが入りこんで来たけど、気を付けなきゃいけないのは共鳴石の開発者(リオン)や技術者の家族を誘拐されて脅迫されちゃったりする事かな…。それとイレーナさんは騎士団長とかいいんではと前は思ったけど、…
さて急にギチギチな展開に・・・死間なんてよっぽどじゃないとさせられない どう見ても素人じゃないし、暗示とか精神操作系だろうなー ここも王女様んちも緩々なのに帝国?はがっちり過ぎて落差がすごい 本日の…
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