第334話 それぞれの進む先
研究棟を出たリオンたちは、集合場所に指定されていた中庭へ向かった。
文官コースの講義室とも、研究棟の静けさとも違い、中庭には見学を終えた三年Sクラス生たちの声があちこちから聞こえていた。
春の風が木々を揺らし、石畳の上に薄い影を落としている。
「研究コース、思ってたよりずっと面白かったわ」
ミラはまだ少し興奮しているようだった。
先ほどまで青輝石の実験をしていたせいか、歩きながらも手元で何かを動かすような仕草をしている。
「もっと難しい本を読んだり、古い術式を眺めたりするだけかと思ってた」
「それもあると思うよ」
リオンが言うと、ミラはうなずいた。
「でも、実際に触れるのは楽しいわね。見てるだけより、ずっと分かる」
「ミラは、見た違いをすぐ言葉にできていたね」
「え、そう?」
「うん。まぶしい、見やすい、遠くが見えない。ああいう感想は大事だと思う」
ミラは少し照れたように笑った。
「難しいことは言えないけどね」
「難しい言葉より、使う人の感覚の方が大事な時もあるよ」
リオンがそう言うと、ミラは少しだけ目を丸くした。
隣を歩いていたヴィクトルは黙っていた。
普段なら、リオンとミラの会話に一言くらいは挟んでくる。だが今は、どこか考え込むような顔をしていた。
リオンはそれに気づいたが、すぐには声をかけなかった。
退屈している顔ではない。
何かを考えている顔だった。
中庭に着くと、先に戻っていた生徒たちが何人か集まっていた。
少し遅れて、廊下の向こうからガイルとクラウスが歩いてくるのが見えた。
ガイルは分かりやすく機嫌が良かった。
「お、戻ってたか」
「ガイル、騎士コース楽しかったんだね」
ミラが笑うと、ガイルは当然だと言わんばかりに胸を張った。
「そりゃあな。騎士コースはやっぱりいい。見ているだけで体が動きそうだった」
「うん、そういうの好きそう」
「なんだよ、それ」
「だって、今すごく嬉しそうだもの」
ミラがそう言うと、ガイルは少し照れたように視線を逸らした。
その隣で、クラウスは落ち着いた表情をしていた。
「クラウスはどうだった?」
リオンが尋ねる。
クラウスは少し考えてから答えた。
「剣の訓練だけではなかった。むしろ、隊で動く訓練の方が印象に残った」
「隊で?」
「ああ。護衛隊形、伝令、負傷者の回収、民間人の避難誘導。
あとは、道を塞がれた時に誰が前へ出て、誰が後ろを守るか」
ガイルが横から口を挟む。
「もちろん剣技もすごかったぞ。四年生の打ち込みなんて、見てるだけで手が熱くなる」
「ガイルはそこばかり見ていただろう」
「ちゃんと他も見てた」
「なら、負傷者の回収で最初に動くのは誰だった?」
「……後ろの二人だ」
「合っている」
クラウスが淡々と言うと、ガイルは勝ったような顔をした。
「ほらな」
ミラが小さく笑う。
「二人とも、見てるところが違うのね」
「ガイルは剣を見て、クラウスは隊の動きを見たんだね」
リオンが言うと、クラウスは頷いた。
「強い者が一人いるだけでは足りない。誰を先に逃がすか、誰が道を開くか、誰が最後に残るか。
決めておかなければ、人は守れない」
その言葉に、リオンは少しだけ黙った。
人を守る手順。
騎士コースは、ただ戦うための場所ではない。
危険な時に、人をどう動かし、どう守るかを学ぶ場所でもあるのだ。
「リオン」
ガイルが急にこちらを向いた。
「騎士コースにも来いって言っただろ。やっぱり一度は見た方がいいぞ」
「また誘うの?」
ミラが呆れたように言う。
「当然だ。リオンが来たら面白い」
「リオンが来たら、ガイルが勝手に燃えるだけじゃない?」
「それもある」
「認めるんだ」
ミラが笑った。
リオンもつられて笑う。
「時間があれば見たいよ。騎士コースも、無関係じゃないと思う」
「だろ?」
ガイルは満足げに頷いた。
その時、反対側の通路からセレナとナディアが歩いてきた。
セレナは背筋を伸ばし、いつも通り整った足取りで歩いている。ナディアはその横で、少し疲れたように微笑んでいた。
「お疲れ」
リオンが声をかけると、ナディアが穏やかに笑った。
「リオンさんたちもお疲れさまです」
「魔法コースはどうだった?」
ミラが聞く。
セレナは軽く息を吐いた。
「思っていたより、ずっと細かかったわ」
「細かい?」
ガイルが首を傾げる。
「魔法コースだろ? 強い魔法を撃つんじゃないのか?」
セレナはガイルを見て、少しだけ眉を上げた。
「強い魔法を使えるだけなら、危ないだけよ。
大事なのは、どこまで狙いと加減を外さずに扱えるかだったわ」
「加減か」
クラウスが静かに反応する。
「ええ。的に当てるだけではなく、的の手前で止める、横にいる者を巻き込まない、同じ威力を何度も出す。
そういう訓練を見たの」
ナディアが柔らかく補足した。
「魔力の量を測るだけではなく、どれだけ安定して出せるかも見ていました。
強く出すより、同じ強さで何度も使う方が難しいそうです」
リオンは、その言葉に少し反応した。
同じ強さで、何度も使う。
研究コースでクラリッサ先生が言っていたことに似ている。
同じ結果を、別の日に、別の人間でも出せるようにする。
魔法コースでは、それを自分の魔力と術で行うのだ。
「セレナは、魔法コースが合いそうだね」
ミラが言う。
セレナは当然のように顎を上げた。
「合うかどうかは、これから確かめるわ。ただ、魔法を扱う以上、制御を軽く見るつもりはないわね」
「セレナらしい」
「どういう意味?」
「ちゃんと自分で決めそうって意味よ」
ミラが笑うと、セレナは少しだけ満足げに目を細めた。
「それならいいわ」
ガイルがまだ少し考えている。
「魔法を途中で止めるって、そんなに難しいのか?」
ナディアが頷く。
「はい。水を出す魔法でも、器にちょうど満たすのと、ただ大量に出すのではまったく違うそうです」
「なるほどな」
クラウスが言った。
「騎士コースの剣にも似ている。全力で振るより、止める方が難しいことがある」
リオンは頷いた。
「たしかに。強い力ほど、止め方を知らないと危ない」
その言葉を口にした瞬間、リオンの頭に自分の転移魔法がよぎった。
研究コースでも、魔法コースでも、結局同じことを言われている気がした。
力は、扱い方を間違えれば危うい。
「そういえば、研究コースでは何を見たの?」
ナディアが尋ねた。
「青輝石の灯りを使った実験よ」
ミラがすぐに答えた。
「でも、石を強くするんじゃないの。光の向きとか、覆いとかを変えるの」
ガイルが腕を組む。
「それで何が変わるんだ?」
「まぶしいのと見やすいのは違うって分かったわ」
「……どう違うんだ?」
「だから、まぶしいのよ。正面から見ると目が痛いの。
でも、字が読みやすいとは限らないの」
ミラが両手を使って一生懸命説明する。
ガイルはまだ少し分かっていない顔をしていた。
リオンが補足した。
「同じ青輝石でも、使う場所によって必要な形が違うんだ。
暗い場所で読み書きをするなら手元を照らす形。
通路なら足元と端が見える形。店先なら品物が見やすい形」
「ああ、なるほど」
クラウスが頷いた。
「騎士コースの護衛隊形に近いな。守る相手や場所によって、形を変える」
「それ、分かりやすい」
ミラが嬉しそうに言う。
ヴィクトルが静かに続けた。
「商会から見れば、同じ材料でも、形を変えれば別の商品になるということだ」
セレナはそこで少し興味を示した。
「同じ青輝石でも?」
「そうだ。読み書き用、通路用、店先用、倉庫用。
使う場所ごとに形を変えれば、売り先も変わる」
「それは魔法の使い分けにも似ているわね」
セレナが言った。
「同じ魔力でも、強く出すのか、絞るのか、広げるのか、止めるのかで意味が変わる。
力そのものより、使い方が大事ということかしら」
ナディアが頷く。
「使う人と場所を見る、という意味では同じですね」
リオンは、仲間たちの会話を聞きながら不思議な感覚を覚えていた。
研究コースで見た青輝石灯の実験。
騎士コースの護衛隊形。
魔法コースの制御訓練。
形は違う。
だが、どれも同じことを言っているようにも思えた。
誰が使うのか。
どこで使うのか。
何のために使うのか。
どこで止めるのか。
それを間違えれば、良い道具も、強い剣も、大きな魔法も役に立たない。
「お前たち、もう戻っていたのか」
低い声が聞こえた。
振り向くと、エドガーがこちらへ歩いてくるところだった。
いつも通りの落ち着いた顔だが、少しだけ目が真剣だった。
「エドガー、文官コースの別講義を見ていたんだよね」
リオンが聞くと、エドガーは頷いた。
「ああ。今回も現場に近い話だった」
「現場?」
ガイルが聞き返す。
「橋が落ちた時、どの道を使うか。食料をどの村へ先に送るか。
荷車が足りない時に何を後回しにするか。護衛をどこにつけるか。そういう話だ」
エドガーの言葉に、ガイルの表情が少し変わった。
「護衛も文官が決めるのか?」
「全部ではないだろう。でも、荷車を出す順番や道を決めるのは文官の仕事になることがあるらしい」
クラウスが静かに言う。
「騎士だけで守るわけではない、ということか」
「そうなるな」
エドガーは短く答えた。
そして少し間を置いて続ける。
「机の上で数字を動かすだけだと思っていた。でも違った。間違えれば、人が困る」
その言い方は、エドガーらしく飾りがなかった。
だが、だからこそ重みがあった。
「エドガーは文官コースが合いそうだね」
ミラが言う。
エドガーは少し考えてから頷いた。
「合うかは分からない。でも、学ぶ意味はあると思った」
「エドガーらしい答えね」
セレナが軽く笑った。
「褒めているのか?」
「もちろん。あなたのそういうところは、信用できるわ」
エドガーは少し困ったように目を逸らした。
その様子を見て、ミラがまた笑う。
中庭の空気が、少し和らいだ。
「それで」
ミラが今度はリオンを見た。
「リオンは、どのコースが一番よかったの?」
全員の視線が、自然とリオンに集まった。
リオンはすぐには答えられなかった。
「一番……」
「文官コースは向いてるでしょ」
ミラが指を折る。
「研究コースも楽しそうだったし」
「騎士コースにも来い」
ガイルが即座に言った。
「ガイルは自分の希望を混ぜないの」
「混ぜるに決まってるだろ」
「堂々としてるわね」
ミラが呆れる。
クラウスが少し笑った。
「だが、リオンが騎士コースを見る意味はあると思う。戦うためではなく、守る仕組みを見るために」
「それなら分かる」
リオンは頷いた。
セレナも口を開く。
「魔法コースも無関係ではないわよ。あなたほど魔法を使えるなら、制御や加減を学んで損はないでしょう」
リオンは少しだけ言葉に詰まった。
「……うん。それも分かってる」
ナディアが優しく言う。
「リオンさんは、どれも自分のこととして見てしまうのですね」
その言葉に、リオンは少し苦笑した。
「そうかもしれない」
そして、正直に言った。
「文官コースは、領地を動かす力になる。
研究コースは、道具や仕組みを改良する力になる。
騎士コースも、人を守る仕組みを知るには必要だと思う。
魔法コースも、力を正しく扱うには避けられない」
ガイルが眉を上げた。
「結局、全部じゃないか」
「そうなんだよね」
リオンは困ったように笑った。
「だから困ってる」
ミラが楽しそうに笑う。
「リオンらしいわ」
「笑いごとじゃないよ」
「でも、全部必要に見えるんでしょ?」
「うん」
「それがリオンらしいのよ」
リオンは返す言葉に困った。
自分では、ただ必要なものを考えているだけだ。
けれど、周囲から見れば、それがリオンらしいらしい。
ヴィクトルが静かに言った。
「普通は、どれが自分に得かで考える」
リオンはヴィクトルを見た。
「リオンは、どれが領地や周りの者に必要かで考える。だから選びにくくなる」
「……そうかもしれない」
リオンは認めた。
ヴィクトルの言葉は、妙に腑に落ちた。
その時、ミラがヴィクトルに視線を向けた。
「ヴィクトルは? 研究コース、けっこう気に入ってたよね」
ヴィクトルは少し間を置いた。
「気に入った、というより……商会に必要な考え方だと思った」
「商会に?」
ガイルが首を傾げる。
「研究って、商会と関係あるのか?」
「ある」
ヴィクトルははっきり答えた。
その声は静かだったが、迷いは少なかった。
「良い品を仕入れて売るだけなら、今まで通りでいい。
だが、同じ材料から別の価値を作れるなら、商会の仕事は変わる」
リオンは頷いた。
「ヴィクトルなら、研究と商売をつなげられると思う」
ヴィクトルはリオンを見た。
「簡単に言うな」
「簡単ではないよ。でも、ローデン商会ならできると思う」
その言葉に、ヴィクトルは黙った。
リオンは何気なく言っただけかもしれない。
だが、ヴィクトルにとっては軽い言葉ではなかった。
ローデン商会ならできる。
そう言われると、できない理由を探すより先に、どうすればできるかを考えてしまう。
リオンは、簡単に道を増やす。
自分ではまだ名前もつけられないものを、当たり前のように未来の仕事にしてしまう。
飛び級など、自分には関係ないと思っていた。
リオンは特別で、自分は商会の跡取りとして堅実に学べばいい。
そう考えていた。
だが、リオンが研究コースへ進むなら。
その隣で学べば、ローデン商会の未来を一歩早く見ることができるかもしれない。
ヴィクトルは、自分の中に生まれたその考えを、まだ誰にも言わなかった。
「ヴィクトル?」
セレナが静かに声をかけた。
「また考え込んでいるわね」
「考えていただけだ」
「商会のことでしょう?」
ヴィクトルは少し驚いたようにセレナを見た。
「分かるのか?」
「分かるわ。家の名を背負う話なら、軽く口にはできないもの」
セレナは当然のように言った。
ヴィクトルは少しだけ表情を緩めた。
「……そうだな。もう少し考えてから話す」
「その方がいいわ。軽く言わないところは、あなたの良いところだと思う」
「褒めているのか?」
「もちろんよ。私は、軽い跡取りより慎重な跡取りの方が信用できるわ」
二人のやり取りに、リオンは思わず笑った。
その笑いにつられて、場の空気がまた軽くなる。
「ガイルさんは、やっぱり騎士コースですか?」
ナディアが尋ねる。
「俺はそうだな」
ガイルは迷わず答えた。
「剣だけじゃなく、隊で守る動きも学びたい。今日見て、余計にそう思った」
クラウスも頷く。
「俺も騎士コースを考える。ただ、個人の剣より護衛や隊の動きをもっと知りたい」
「二人とも騎士コースか」
リオンが言うと、ガイルは笑った。
「お前も来てもいいぞ」
「だから、まだ決めてないって」
「決めてないなら、来る余地はあるな」
「そういう解釈なんだ」
リオンが苦笑する。
エドガーは静かに言った。
「俺は文官コースが合うかもしれない。現場を支える仕事なら、学ぶ意味がある」
「エドガーが文官コースにいると、なんか安心するわね」
ミラが言う。
「なぜだ?」
「ちゃんと見てくれそうだから」
エドガーは少しだけ目を伏せた。
「見落とさないようにはしたい」
セレナは軽く腕を組んだ。
「私は魔法コースをもう少し見るわ。力を持つなら、扱い方まで覚えないと意味がないもの」
「セレナは似合うね」
ミラが言う。
「当然でしょ」
セレナは少し得意げに言った。
ナディアは穏やかに微笑む。
「私はまだ決めきれません。でも、魔法を使う人が近くにいる時、周りがどう動くべきかも大切だと思いました。
魔法は使う本人だけのものではないのですね」
「ナディアらしいね」
リオンが言うと、ナディアは少し照れたように笑った。
「ミラは?」
ガイルが聞いた。
「私は……まだよく分からないかな」
ミラは少し空を見上げた。
「でも、研究コースは思ってたより楽しかったわ。使う人のことを考えるのは嫌いじゃないし」
「ミラは感覚で見つけそうだね」
リオンが言うと、ミラは笑った。
「その言い方、なんか雑じゃない?」
「褒めてるよ」
「ヴィクトルと同じ言い方してる」
「本当に褒めてる」
「ならいいけど」
ミラはそう言って、少しだけ笑った。
それぞれが、自分の見たものを話している。
同じ学院にいて、同じ日に見学したはずなのに、見えている未来は少しずつ違っていた。
ガイルは剣を。
クラウスは守る隊を。
エドガーは領地を支える帳面を。
セレナとナディアは、魔法を扱う責任を。
ミラは、使う人の感覚を。
ヴィクトルは、商会が価値を作る未来を。
では、自分はどこへ進むのか。
リオンは、仲間たちの横顔を見ながら考えた。
進む先を選ぶための見学だったはずなのに、リオンには道が減るどころか、増えたように思えた。
けれど、不思議と悪い気はしなかった。
道が増えたということは、できることも増えたということだ。
だからこそ、選ばなければならない。
「リオン?」
ミラが声をかける。
「また考え込んでる」
「ああ、ごめん」
「何考えてたの?」
リオンは少しだけ迷ってから答えた。
「みんな、少しずつ進む先が見えてきたんだなって」
ガイルが笑う。
「お前は?」
「俺は……」
リオンは、すぐには答えられなかった。
文官も、研究も、騎士も、魔法も。
全部が必要に見える。
全部を学びたいわけではない。
けれど、全部を知らないままでは、どこかで大事なものを見落とす気がした。
「まだ分からない」
リオンは正直に言った。
「でも、今日見たものは無駄にはならないと思う」
ヴィクトルが静かに頷いた。
「それは、俺も同じだ」
ミラが明るく笑う。
「じゃあ、みんなまだ考え中ってことでいいんじゃない?」
「お前は軽いな」
ガイルが言う。
「重く考えすぎても決まらないでしょ」
ミラは肩をすくめた。
「それに、今日一日で全部決めろって言われてるわけじゃないし」
セレナが頷く。
「そうね。急いで選んで間違えるより、自分の目で見て考えた方がいいわ」
エドガーも短く言った。
「その方がいい」
中庭に、次の講義開始を告げる鐘の音が響いた。
生徒たちが少しずつ動き始める。
「行こう」
リオンが言うと、皆が頷いた。
選ぶ日は、まだ先だ。
けれど、選ぶための道はもう見え始めている。
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