表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
去来の魔眼使い  作者: ゆっきー
29/35

会議

 あれから俺たちはこれからについて会議をすることとなった。かなりの死者が出てしまい、ルーラーのメンバーは30程度になっていた。


「これからどうするか…」

「そうだな…幹部組のサキハも死んだ。他にも上位陣に死者が多数。下位のやつに関してはほぼ全員が死亡している。」

「アルの野郎!裏切りやがって!」

「僕がもっと早く行動ができていれば…」

「…」


ナハトは一応会議には来ているが反応がない。あのあと嘔吐も何回もしたらしい。俺とウリが止めたが本人が出ると言って聞かなかったためこうなっている。


「本当に大丈夫か?ナハト」

「あぁ…ふぅ…大丈夫です」

「大丈夫に見えないよ!早く休んだほうがいい!」

「そうも言ってられない。これは私の恋人が起こしたことだ。私にも責任がある。逃げるわけにはいかないんです」

「限界だと判断したら無理矢理にでも寝かせる。それでいいな」

「はい、構いません」


そんな感じで話が進んでいき…


「やっぱりこっちから攻めるしかないか。しかも整える余裕もない…」

「そうなるな」


相手はかなりの手慣れ、すでに後手に回っている以上、これ以上遅れることは避けたい。結果突撃しかなくなった。だがこれは相手も読んでいるだろう。


「ウリ、俺一人で先に行かせてくれないか?」

「…策があるのか?」

「少しな。半分以上は持っていく」

「…わかった」

「おい!ボス!それでいいのかよ!」


俺の意見に口を出してきたのはサイナリだった。


「こいつも裏切り者なんじゃねぇのか?」

「俺が裏切り者ならここでお前らを殺してる。」

「あ?」

「うるさい!一旦黙れ!」


ウリがそこにストップをかける。


「スノー、行ってこい。だがお前一人だ。お前の策が失敗してこれ以上戦力が削れるのは避けたい。」

「わかってる」

「…」


ウェンが潤んだ目で見ているがこれに関してはしょうがない。


「ウェン、転移を頼む。場所は敵拠点の1キロ程度離れた場所」

「…うん。死なないでね」

「当たり前だ。」


そして俺は敵拠点近くに転移するのだった。


・・・


 スノーが出ていってたからも会議は進み、三日後の朝に出発することとなった。残ったメンバー全員でノランの本拠地に突撃し、頭を取る。だがそこまで上手くいくはずがない。そもそもアルが敵にいる以上勝てるかどうか怪しい。アルの魔眼の真骨頂は仲間が多ければ多い場面でこそ発揮される。そもそもアルの魔眼の能力、《血を操る能力》は戦闘中に相手から血を出させる必要がある。もちろんアルもかなりの手慣れだし、中の上程度なら殺せるほどの技術を持っている。だが上位層には敵わない。例えば俺やスノー、幹部陣などもだ。だが仲間や部下がいれば話は別。仲間が死のうと敵が死のうと血は増え、操れる幅が広がる。だからアルがいる状態の敵陣には入りたくないというのが本音だ。


「頼むぞ…スノー」


スノーになるべく削ってもらうしかない。祈りながら待つことしかできなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ