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第1話(四) 【平穏はやって来ない】

相も変わらず車内は学生でごった返している。

もちろん座る席などある筈も無く、仕方無くドア付近に陣取る。


 「そう悪いもんでも無いよな」


中断していた話を続ける。


 「確かに仲良かった奴等とは気軽に会えなくなるかもしれん。けど、新しい友達が増えるのは歓迎すべきなんじゃないのか?」


ま、一人が好きな奴も居るだろうが、少なくとも捺莉がそういうタイプでは無いのは誰でも分かるであろう。


 「でもでも、やっぱり知らない人は緊張するよ~」


それは否定できんな。

いわゆるお調子者と言う人種はそんな壁を取り払い、得手して人気を勝ち得るが俺には真似出来ない。


 「じゃあ、自己紹介の時に私はナウマン象を飼っていますと言え」


 「そんなの飼える訳無いでしょ……」


 「じゃあトキ」


 「犯罪だよっ」


 「文句が多い奴だな……ならこれでどうだ。私は未来から来た未来人なのですっ」


不思議系電波少女捺莉……

私は未来から来た未来人! 捺莉ちゃんなのだ~。とうっ。


 「……プッ」


 「なんでゆー君が笑うのよっー! 考えたのはゆー君でしょ!」


 「いやもう何か色々とアウトだな」


 「何がよっ!」


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