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湾岸物語  作者: たま


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仕事

「流石に私もバカじゃないです!

と言うか、付き合うのに条件出してくる奴は相手をコントロールしたい奴って学びました!

愛してるんじゃない。自分の思いどおりに動く女が欲しいだけなんです。」と席を立った。

褒められた天性の人格は、恋愛では全くの無防備なのだ。

人間を疑わない。好き嫌いがない。なんなら全人類友達!タイプは恋愛ではバカチョロ人間なのだ。

「ダメかあ〜そろそろ彼女欲しいんだよね〜前のコンカフェの子はホストに取られたし。

波瑠さん、僕より6歳年上だろ?調べたよ。てか教えてもらった。専務に。」でピタッと波瑠の動きが止まる。

「専務!そんな個人情報をアナタに勝手に渡したんですか?信じられない!ちょっと木下さん通して苦情言わないと!

そして、アナタまだ28なの?

態度デカいし貫禄あるから30半ばだと思ってたわ!」普通怒らない波瑠だが、三笠の物言いは流石に腹立たしい。

てか、ルール無視すぎるだろう。

「君が命狙われたのは事実だ。

君の情報貰わないと!君が誰に命を狙われてるのか?

霊が見えても分からないからね。

だいたい君に憑いてる生霊は、妬み嫉みだけど殺意は無いんだよ。

命を狙った奴は、君に生き霊飛ばしてないんだよ。

いったい、どういう事だ?」波瑠の後ろをどこまでも三笠が付いてくる。

エレベーターに乗ると一緒に乗る。

「私これから仕事なんだけど。」波瑠が察してと言わんばかりに言うが、三笠は鼻歌歌ってる。

「もう木下さんの許可貰ってるから。

君のボディーガード兼犯人を必ず見つけるから。」と言う。

「さっきから全然撮影してないけど…大丈夫なの?」

そう三笠は動画の素材として波瑠に張り付いてるはずだ。

周りを見ると…確か動画で見たスタッフの男性だ!

宅配お兄さんそっくりなので街中にすっかり溶け込んでいるのだ。

そしてスーツのジャケット裏を見せてくる。

そこには小さな盗聴器が!

「個人情報に掛かる部分は消すからね、安心して。」とウインクする。

ため息をつきながら、不動産スペシャリストの星さんの所へ行く。先に買っておいた星さんの好きな和菓子を持って挨拶がてら話を聞きに行く。


「この先生はどこかにご遠慮願えないのかな?」と文句を言いながらも話してくれる。

「だいたい後から割り込んでくるのが、どうかと思うね。生方さんは〇〇好きってのも僕のリークだし。

そこ責めるとすぐ落とせるのも僕調べだし。」と結構男同士で赤ら様な話しをしてるようだ。

「じゃあ、新しい金脈をまた探せば良くありませんか?星さんならきっと見つけれると思いますよ。」と言いながらお茶もサービスでつける。

「えっ、いいの?ありがとう〜この紀伊国屋のかりんとうまんじゅうにはほうじ茶が合うんだよね。

そうだよね。若さで勝てなくてもテクニックなら僕の方が上だしね。」とかなり前向きになった。

「生方さんはとにかく目新しい方へ引っ張られやすいので新しい金脈見つけたらホクホクザクザクですよ〜きっと。次はポロっと明かさないで。秘伝の味は隠さないと〜」と話しておいとました。

「好物食べながら、若者と張り合うのではなくテクニックを生かしての新規開拓かぁ〜いい誘導だね。」と三笠が悦に入ってる。

「大事なのは敵対しない事です。星さんの敵は、若手の菱形さんじゃない。刺激にすぐマヒする飽き性の生方さんです。ターゲットを間違えないように、お話ししただけです。」

と波瑠が話す。

「菱形さんの方は行かなくて良いの?」三笠が部屋に戻ろうとエレベーターで下がる波瑠に聞く。

「要らないですね〜張り合わさないためにも。若手の菱形さんはベテランの技を盗んでるだけなので。

自分で一か八か新技くりだす度胸は無いです。」と説明した。


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