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未亡人が、遺産としてキャンピングカーを受け取ったら、大変な事になりました。  作者:
第2章 イルルジオーネ

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 クリスフォートの鑑定で、間違いなく本物であるとわかる。

それも残り使用期限が60年ということは、ここ数日以内に作った新しい品だ。目の前の楓花が本物だとわかる。


 「失礼、疑ったわけではないのです。これをお作りになれるのに、あの3種類も?」

 「はい、ポーションは日持ちしますし効果も高いですが、お値段が高くなりすぎます。開封したら5日以内ですし…このサイズのこの日持ちであれば、使い勝手もよく使いきれるでしょう。」

 「はい。」

 「癒し水が一番短くて、20日だけですが、病人に使うのには十分だと思います。」

 「はぁ…」

 「癒し水は、飲むこともできます。弱っている人には1本飲ませるとよいでしょう。」 

 「わかりました、そうした使い方もできますね。」

 「もうよろしいですか?シンさんが待ちくたびれているわ。」

 「そうですね、失礼しました。」


 楓花は、話を終わらせるとシンの元へと戻った。傷口はかなり修復してきていた。膿はすっかりでたようだ。

 その間、クリスフォートは癒し水を鑑定するが60日と出ていた。20日というのは、早く使ってほしいということだろうか?

 楓花は、大和時間で読み取っているのだが、楓花自信が気が付いていない。


 「シンさん、もう一度傷を洗います。出てきた膿を洗い流しますね。」

 「うん」


 楓花はもう一度シンの足をたらいに入れて湯冷ましで流した。先ほどとは大違いの状態になっていた。

 周囲の人たちがそれを見て、息をのんだ。

 楓花が癒し水をかけると、傷が完全に塞がっていく。

 膿んでいる傷は、エリクサーでも治せないといわれているのだ、それが治るのを目にした。周囲の人々は心底驚いた。

 

 「おおおおぉぉ!!!!」


 周囲からどよめきが起きた。

 楓花は、気にせずにガーゼを当てて包帯を巻いていく。

 

 「明日、傷を見て汁がついているようなら、これに取り換えてください。必ず手を洗ってから傷に触れないようにしてくださいね。」

 「うん」

 「はい、わかりました。」


 楓花は、交換用のガーゼを1包渡した。

 

 「では、ルルさん、ハイドさん頑張ってください。」

 「フーカ様、取り急ぎ4本ずつ3種類共をいただけますか?」

 

 楓花は、クリスフォートの求めに応じ、3種類4個ずつ取り出して2人に渡した。

 その後、ギルドマスターの部屋へ向かい商談を始めた。


 「フーカ様、早速ですが中級軟膏と中級癒し水、中級消毒薬、それから中級ポーションについてよろしいでしょうか?」

 「はい、もちろんです。」

 「本当に消毒薬を金貨2枚、軟膏と癒し水は金貨1枚でよいのですか?」

 「はい、それでよろしいです。ポーションと違って量も少ないですからね。」

 「中級ポーションですが…過去の取引を探しましたが、10年ほど前に金貨10枚での取引記録がありました。」

 「あら…高いのですね。」

 「10年も前ですから、今はもっと価値があるかもしれません。」

 「でも、安くなっていることもあるかもしれませんよ。」

 「それは…。」

 「金貨10枚にしましょう。」

 「よろしいので?」

 「はい。それで構いません。」

 

 楓花は、1本で100万円は高いと思いつつ、大和の医療費は3割負担でも場合によっては、入院になり高額療養費対象になっていた。それを考え、早く治ることを考えると高くはないのかもと考え直した。

 ヒルストンでは、安くしすぎただろうか?

 そう少しだけ思った。

 

 「先ほどの4本ずつに加えて、癒し水を36本、消毒薬を36本、軟膏を16本、それからポーションを4本いただきたい。」

 「わかりました。合わせて40個ずつですね。では、こちらをどうぞ。」

 「確かに…金貨180枚ですから、大金貨18枚でご用意してもよろしいですか?」

 「はい。」


 楓花はお金を受け取ると、外に出て建物の影で車を取り出しアートンを後にした。


 金貨180枚か…一般的な庶民は月に2枚しか稼げないらしいから90か月分…。この世界で、楓花は稼いだところで使い道があまりない。

 そう思いつつ、稼ぎは稼ぎだと気持ちを切り替えた。




 楓花は、野角ウサギに襲われた野原へ戻った。ガード範囲を広げて薬草探しをする。似ているけれど、少し違う草が沢山あった。

 癒し草を見つけた。

 楓花はバケツを持ち、仕分け札に「癒し草」と書いて貼り付けた。

 少しの移動をしながら癒し草を摘み、数羽ずつ来る野角ウサギを狩り、読書をしたり、スマホゲームをしたりしてまったりと過ごした。

 途中でイルルジオーネ時間半日を使い大和の自宅へ戻り、容器工場を訪ねて20mlのプッシュ式スプレー容器1200個1箱を購入した。それと100均に行き香水用のスプレーボトルを購入した。

 20mlの容器に使えるようなら、キャップを付け替えるのもいいかもしれないと思ったのだ。手持ちでは合わなかったので今後の課題となった。


 それから虹湖へ行き、トラウト釣りをした。ガードに来たオークを狩り、薬草を探した。

 ポーション入りの薬も作る。軟膏は、500gのワセリンに中級ポーションを1割混ぜ、5g容器に入れるので、111個も出来てしまう。

 ちょっと試しに、初級ポーションを使った3種も作ってみる。

 初級ポーションも9999本容器入りがあり、アイテムバック各種には最初からポーション4種類が、5本ずつ入っていた。


 そうだ、一度アイテムバックの中身を確認しよう。

 楓花は、バックの中身をリスト化して書き出してみる。

 目の前には、ウエストポーチに斜め掛けバック、コインケースとリュックサックの4つを並べていた。


読んでくださりありがとうございます。

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