2-7 2日目を終えて
最後の取り組みが大熱戦となった。
それも終わり、観客達は帰路についている。
我利山田くんの様子を見に行ってみる。
我「細ノ山さん、つかれすぎて動けません。少し休みます」
と言いつつ、寝転んでいる。
と言う事で、嵩ノ将の方も気になるのでそちらに向かう。
私「おーい」
嵩「あ、俺ヤバいっすね」
私「錦鯉戦の張り手から、流れが悪くなったね」
嵩「あー、凄い身体してるから、あのくらい大丈夫かと思ったら、痛かったんですかね? メッチャ切れられました」
私「やり過ぎちゃったね」
嵩「我利山田さん凄かったですね。凄い粘りでした」
私「あれ? あの粘りは嵩ノ将を真似してるんだよ」
嵩「え?」
私「君が負けても負けても土俵際で粘ってるのを、彼も見てるから自分もって思ったんだと思うよ」
嵩「まさか……俺なんて1勝9敗のやつですよ。そんな真似なんて……」
我「そうそう、嵩ノ将を真似たんだよ」
おっと、寝ていた我利山田君がコチラに来ていた。
我「もっと自信持って落ち着いた相撲取ってみたら? オレより10kg以上体重あるんだから勝てるって」
嵩「でも、オレの脚じゃ……」
我「全身使って勝ちなよ。あとは、粘るのも良いけど、たまには土俵を丸く使ってみたら? 土俵際で俵に沿って躱すのもアリだと思うよ」
嵩「土俵を丸く……ですか、はい、考えてみます」
私「今日も疲れただろうから、もう帰ろうか」
さすが、我利山田パイセン、良いアドバイスしてるー。




