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2-6 2日目 十回戦

勝ち越す力士も出てきた中、嵩ノ将は早くも負け越し。

正直、事前パンフレットのプロフィールからは、こんなに弱いと言うか、あの細いふくらはぎは予想出来なかったので、予想外だ。

普段は、ダボダボのパンツを履いてごまかしているようなので、尚更誰も予想出来なかっただろう。


ただ、全敗してるのも1人居るようなので、まだ大丈夫だ。


嵩ノ将に対するは池面部屋の池乃里。


24歳イケメンで、日サロで焼いてるらしい。彼女有りだが、何と言うかそのー、Mっ気が有るらしく、イケてる自分が負けてる事に興奮するらしく、目下9連敗中である。

体格は180cm54kgで軽量だがバキバキに鍛えてるのだ。

逆三角形の身体は、腰の細さが際立っている。

九回戦であの錦鯉相手に本気を出して熱戦になったが、腰を締め付けられて吊り出しで敗れている。

彼女さんが昼頃から叱咤激励してるようなので、本気を出してるみたいだ。

嵩ノ将にとっては悪い展開である。


真っ黒に日焼けした池乃里と、クリーム色な嵩ノ将。さあ、どうなる!


「ハッケヨイ ノコッタ!」


何と、嵩ノ将立ち合いの変化!

左へ飛んだ!

が、池乃里冷静についてきて、両廻しを取った!

嵩ノ将は半身で少し態勢が浮いている。

廻しに手が届かない。

池乃里押す!横から押す!

半身の嵩ノ将は横から押されて防戦一方!


左脚が徳俵についているが、あー成す術なくそのまま押し出された!

嵩ノ将1勝9敗、池乃里1勝9敗!


同じ成績には思えない、両者の取り組みだった。

嵩ノ将は完全に自信喪失してる。

これは何とかしないと……


と思ってると、次の取り組みが我利山田君だった。

対するは頭突風部屋の大砲だ。

今回の面子の中で最も身長の低い156cmで体重は46kg。

何と我利山田君と身長31cm差で同体重である。。。

ここまで、その軽量が響いてるのか2勝7敗と、負け越しまで後がない20歳の大砲。彼も水泳経験者のようだ。


土俵に上がった2人の身長差で劣る大砲への声援が広がる。

私は「我利山田!」と言っておく。



「ハッキヨイ ノコッタ!」


低く突き当たってきた大砲、我利山田君は、その身体を起こそうとするが大砲は低い姿勢をキープして、攻めている。

おっと、我利山田君の左ふくらはぎを両手で持ち上げる。

我利山田君は上から廻しを取って倒れないようにしているが、脚を取られて苦戦……あ、ふくらはぎは重かったのか置いた大砲だが、そのまま右太ももに抱き着く!


細い我利山田君の太ももに全力で抱き着く大砲!押していく!

我利山田君は押されながらも、右上手で投げを打った!

あー! 我利山田君は土俵下へ、大砲も投げられて土俵上に倒れた!


行司は、大砲に軍配を上げた!……が物言いが付いた!


私からは土俵の向こう側での出来事だったので、良く見えなかったが、我利山田君の足が出るのが先か、大砲が手を付くのが先か?


協議が終わった……


「行司軍配は大砲に上がりましたが、我利山田の足が出るのと、大砲が倒れるのが同時と見て取り直しとします!」


何と、今日最後の取り組みが取り直しになったよ我利山田君。

粘ったからだとプラスに考えよう。


再び土俵上に戻った2人。

こう見ると、身長が低い大砲の方がたった46kgでも腕や足は太い。少しの差だけど。どちらも水泳経験者だから、スリムって言う感じだけど。


「マッタナシ ハッケヨイノコッタ!」


先ほどより高めだが、大砲は真正面から我利山田君にぶつかった。

ふらつく我利山田君、体が浮いている。

もう一度大砲ぶち当たる!

我利山田君は両腕で受け止めるが、足はバタバタとして後退している。

ここで、我利山田君両上手を取った!

大砲は両下手をとって苦手な四つ相撲になった!


「ハッケヨイ ホイ!」


我利山田君がジワジワ土俵中央に戻してきた。

だが、大砲も何か考えている気がする。

両者疲れているか?


「ソレ ハッケヨイ」


我利山田君が足を前に出して、ジワジワ押していく……あ、その右脚膝裏を大砲が持ち上げた!


と思ったら、我利山田君、左から上手投げを打つが……力が、足りない残される!

また、土俵中央に戻ってる2人。

息は上がりまくっている。


今度は、我利山田君低く態勢を取っている。

がそれでも身長差で、まだ大砲の上から覆い被さっている状態で大砲の胴体を抱え込んでいる。

大砲は……左廻しを取って、右手をブラブラさせている。

あっ、我利山田君が大砲を持ち上げようとする……が力が足らない。


大砲が右手で我利山田君の廻しを取った!

我利山田君は大砲を抱え込んだままだ!

大砲苦手な四つ相撲だがジワジワと前に出ている、

大きな我利山田君が顔を真っ赤にして耐えているが、ジワジワ後退していく!

土俵際が近づき、我利山田君が右手で大砲の上手を取る……が足がジワジワ滑りながら土俵際に押し込まれている。

大砲、低い態勢から、押す押す!

我利山田、身長差31cmの相手に押されて徳俵に足が掛かる!

同体重なのに、大砲の方が力強い!

我利山田、大砲に覆い被さる!

我利山田の足が徐々につま先立ちになって、耐えている!

あーっと、大砲の攻めが止んだっ!

ここで攻めきれないのが大砲ここまで2勝という成績に表れてるのか?

今度は我利山田、上手投げ! 耐えられたが押す押す!

大砲、廻しから手が外れました。

我利山田、両廻しを取り押します。

今度は我利山田君がジワジワ押してます。

あ、大砲下手を取ったが我利山田君、左手で大砲を喉輪攻め!

大砲少し仰け反る。が我利山田君の左手がそんなに力が無いのも分かる。

が、喉輪攻めで、大砲の下手が切れた。

我利山田、押す押す!

土俵際、あっさり土俵を割り、我利山田寄り切りで勝った!


長い取り組みになったが、何とか我利山田君が粘り勝ち!

我利山田4勝6敗、大砲2勝8敗。

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