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幽霊(?)と俺の同棲生活  作者: 鳴海ヒロト
第2章 これからの生活
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第6話 面会

俺はその日の夜、麗華に聞いた。

「お前が入院してるって病院はどこだ?」

「じゃあ、また今度行こっか」

麗華はそれだけ言って俺の隣に腰掛けた。何を隠しているのか分からないが、麗華は一向に何も言わない。俺の通ってる大学は明日が創立記念日のため休みになっている。病院に行くのは勿論、貴博も一緒だ。俺は貴博に電話をし、この3人で明日の10時に俺の家に集合という事にした。俺は麗華と取り敢えず他愛の無い話をし、寝ることにした。麗華は寝なくても良い筈なのだが、何故か俺の隣に寝転んで一緒に寝るという風になっていた。

次の日、俺は貴博が来るのを待った。10時という約束をしていたのにコイツは30分程遅れてやってきた。本当はバスと電車が乗り継いで行こうと思っていたが、この時間通るバスが無いため俺が親父から貰った車で行くことにした。運転は勿論俺だ。もしものために春から頑張って免許を取ったのだ。麗華は何か浮かない顔をしていたが、何故そんな顔をしていたのか分からなかった。途中で貴博が

「悪ぃ、ちょっとどっかのコンビニに寄ってくれ。トイレ行きてぇんだ…」

そう言って俺は近くにあったローソンに車を止めた。ついでに貴博に飲み物を買ってきてと頼んでおいた。俺はヨーグリーナ、麗華はいちごオレだ。貴博はと言うと、あいつにしては珍しくコーラを買ってきた。貴博が戻ってくるまでの間、俺は気になっていたことを聞いた。

「そういや、麗華はなかなか行きたがらないよね。どうしてそこまでして病院に行きたくないんだ?」

「実はね、怖いんだ…。」

「え…?それってどういう…」

俺の言葉を遮って麗華は続けた。

「私ね、実は幽霊になって楽しんでたの。普段は入れないところとか、人をすり抜けることとか、壁をすり抜けてみたりするのが楽しかったんだ。でも、いざ戻ろうとすると戻れなくなって、こうして付き合ってても全然戻れなくなってたんだよね…。そうしてる内に自分はもう死んでそうな気がして、入院してる自分がもう自分じゃなくなってるような気がして、行きたくなかったんだよね…。」

どうやらそういう事らしい。確かに、3年も入院していると、実際は死んでいるはずだ。だが、麗華が未だにこの状態という事は、まだ心臓は動いてるみたいだ。それでもいつまで保つか分からない。今この状態が奇跡のようなものだから。

「だったら尚更行くべきだな」

俺はそう呟くと貴博が

「悪ぃな、遅くなっちまったか?」

と言いながら戻ってきた。

「充分遅せぇよ馬鹿。じゃ、行くぞ」

俺等はそうやってまた目的の病院に向かった。病院は意外と近く、そのコンビニから車で30分の場所にあった。入院場所は麗華が覚えてくれていたおかげでなんとか迷わずに済んだ。確かに、麗華が言っていた通りの集中治療室だったが、そこにはたくさん管を通された人がベッドに横たわっていた。俺はその瞬間、言葉を失った。そして俺達は10分後にその場を後にした。貴博を家に送り、俺と麗華はそのままどこかで話をすることにした。勿論、麗華には具現化してもらってだ。

「そういや、お前は3年前からあのままなんだよな?」

「そうだけど?」

俺は思っていた事を聞いた。思った以上に軽く帰ってきた。

「勉強とかどうしたんだ?」

「うーんとね、一応空気で受けてたよ。悠真くんと同じ大学に目指してたんだけど…この状態になって無理になって、荒れたんだよね(笑)」

「幽霊でも荒れるんだな」

「うるっさいなぁ!もう!」

「わかったわかった(笑)もう言わないから(笑)」

「…本当に?」

「うん、本当だよ」

それにしても、またやってしまった…。でも、麗華の拗ねた顔は可愛い。俺は多分、この性格と顔に一目惚れしたのかもしれない、そう言う事を思い出していた。

「勉強か…」

俺はそう呟いて家に帰ることにした。

恋愛系の小説を書くのは初めてで、どうしてもgdgdになってしまうところもあるかもしれませんし、みなさんを苛立たせてしまう事もあるかもしれません。なんとも展開が早過ぎて、ベタな物のため飽きるところもあると思いますが、暖かい目で見ていて下さると嬉しいです。評価や罵倒なども受け付けておりますので、気軽にどうぞお願いします。これからもよろしくお願いします。

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