7話 自由な足で
城を出てから門を抜けるまで、誰も止めなかった。
腕輪をつけた異世界人の集団を見て、街の人々はぎょっとした顔をしたが、それだけだった。
それでも美玖たちの足は、王女に命じられた通り、街道を魔の森へ向かって歩き続けていた。
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担任:そろそろ外すぞ。
担任:解除されても止まるな。そのまま歩け。まだ解除してないやつに置いてかれるぞ。
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人目が少なくなった頃、先生がチャットでそう言う。
先生を見ると、先生は一度歩くスピードを落として、列の一番後ろについた。
そして、私たちの間を縫うように、足早に前に進んで行く。
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中村駿:うわ、戻った
中村駿:足自分で動く
担任:喜ぶな。歩け。
小松蓮:先生、解除された瞬間テンション上がるの禁止なん?
担任:顔だけならもういいぞ。あと小声なら声も。
担任:ただまだ騒ぐな。まだ街から駆けつけられる距離だ。
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美玖の番になると、横にきた先生は、美玖の腕輪にさっと触れる。
その瞬間、足を動かしていた誰かの意思が、消え去った。
美玖は思わず足を止めかけて、慌ててさっきの動きを真似して、歩き続ける。
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担任:よし。全員解除完了。
担任:ここから先は、自分たちの足で歩ける。
中村駿:じゃあ逃げる?
担任:その相談を今からする。逃げるのは確定だが、どこに逃げるかだな。まず、人目につかない話し合える場所が必要だな。
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