第29話 レーヴァテインと一緒に
第29話 ~レーヴァテインと一緒に~
美琴の美しい腕が俺を優しく締め付ける。
俺はその腕を逃れた。
え?
一瞬驚いた美琴の反応を愉しみつつ、俺はその手を優しくとり、お辞儀する。
そして手を引き、ソファーセットに連れてゆく。
そこが開宴(開艶)場所に最適だ。
美しい口づけから始まる、お互いの物語。だが、体格差は如何ともし難い。背丈だけで言えばヒューマンの男性をもしのぐ長身の彼女と、男性としてはやや小背となる俺。サイズ比率で行けば『お義母さんと僕』だ。何というか・・・ショタ?その背徳感だってある意味ゾクゾク来て堪らないが、それは一旦置いておき・・・しっかりと騎士と姫君のキスをしなければ!
彼女をソファーに座らせ、俺はその右横に回り、ソファーの上に膝立ちする。これで十分に頭の位置が彼女の上に来る。彼女の左肩を右手でこちらに抱き寄せる。気の早い、仕事にあぶれた俺の左手は彼女の首を優しくつかみ、親指がうなじを擦り上げた。
あんっ
熱を持った目で彼女が見上げて来る。
彼女は全身をこちらに向けて捻り、右手を俺の背中に回して優しく抱き寄せる。豊かな彼女の右の乳房が俺の左下腹部を押し上げて来る。ギチギチに屹立した俺のお元気くんはその夢の宝物を更に下から押し上げている。むにゅっ。ズンズン。ズンズン。
んふうっ
悪戯っぽい彼女の鼻息が俺の首元をくすぐる。彼女の彼女の俺の腰に回された右手が腰だけでなく、尻まで撫でまわしてくる。おおっ。気持ちいい。彼女が俺と繋がりたい気持ちが溢れ出して伝わってくる。それだけでもう途轍もない媚薬だ。
快感と満たされた幸せで、俺の目も熱を持って潤んできているのが分かる。
「美琴、好きだ。」
「私もだ、ご主人様!」
ちゅううううっ。羽毛のキスから、一気に挟み込むようなキスへ、絡み合うキスへ、どんどんと激しさを増してゆく。
あれだけ焦らしてしまったのだ。これ以上猶予などない。
啄み、吸い上げ、首を振ってまた擦り当てる。
じゅる、じゅばっ、じゅううううっ。んふっ。んちゅうっ。
彼女の美しい下睫から美しいダイヤモンドが零れ落ちる。
少し塩味のあるその宝石も舐めとり、飲み干す。
はあっ、ああっ、あはっ
「やっぱり、好き。好きぃ。」
唇を一旦離すと、彼女が気が触れたように頬ずりしてくる。
その彼女の唇を再び塞ぐ。
ちゅちゅっ、じゅ~~。はむっ。れろろろろ。
もっと下品に、もっと激しく。
体勢が変わり、俺の左腕は彼女の背中に、右腕は彼女の乳房を持ち上げている。俺は彼女の左の乳房を下から持ち上げて鷲掴む。何という重み、でも弾力感。躍動する彼女の動きに合わせて弾んでいた美しい芸術品にいつも心奪われていた。それが今この手に!
ガシッと鷲掴みながら、揺すり上げる。掌を押し付ける。鷲掴む強さを増してみる。
ビクッ ビクビクッ
彼女はそれだけで軽くイッたみたいだった。
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宴はどこまでも続いていた。まさしく鬼連チャン、鬼連〇ン・・・失礼。〇には好きなカタカナを一文字挿れてくださいね。
『お義母さんと僕』サイズ比率を利用した体位も楽しんでみないと、助平ゴブリンの名が廃るというもの。一般的な正常位だが、少し下から抱え上げるようにすると、彼女のバストが俺の両肩と頬を圧迫する。聖母のような微笑みで見下ろす彼女。3方向から俺の大好きな各パーツが俺を全方位的に包み込む。鼻から思い切り切り息を吸い込む。濃厚な、彼女の香りだけで構成された、極上の空気だ。あまりの興奮にお元気くんがブルブルと震える。彼女は俺の頭を撫で回し、綺麗に尖った下あごの先で脳天をくすぐる。脳天から尾てい骨の先まで痺れるような快感が背筋を奔流する。
うほおおおお。気持ちいいい。
お返しとばかりに彼女のアンダーバストを締め上げるように抱き寄せる。これ以上はないぐらいに強い二人の繋がり。お互いの芯があっという間に高熱を帯びて、蕩けんばかりの快感が身を震わせる。
「ああっ。好き。好き。ご主人様、私はいつまでもご主人様の妻で、性奴隷だ。あっ。あはあっ!」
俺に激しく突かれながら、永遠の契約を、彼女がうわごとのように囀る。
おお。いつまでも、こうして、楽しみ尽くしてやるさ!
今晩何回目かの時が迫る。
ぐっ
ぐっ
グッド・ルッキ~~ン!!!!!
「ユニークスキル、グッド・ルッキンがチャージ・・・んっうう。もう無理ぃ・・・」
あら、あら~~~。もう一人、放置プレイと言う拷問に遭っている人がいるではないか。いずれどうにかしてあげないと、いけないのかもな~。そんなことを思いながら、俺も半気絶状態に陥っていくのだった。
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翌日の朝、ついにこの日が来た。
魔王討伐に旅立つ日だ。
俺はまず執務室に呼ばれた。そこにはいつものように転生組のゴブリンたち、コーデリア、ルナ・マリアなどと言った重鎮が居並ぶ中、俺はバーン王から今後の概要を説明されていた。
「ある程度理解できていると思うが、聖教会・人族側との同盟の動きは今進めている最中だ。そこで、ゴーダ達は一旦、冒険者ギルドに所属して、魔王討伐クエストを受ける形をとってもらう。」
そう言うと、斜め後ろをちらっと見た。
「ジョスリンさんを通して、グレーフェンのギルド・マスターであるゲティスバーグ氏にも伝えてあります。奥さんたちは元の等級で再登録するようにお願いしてありますし、ゴーダ卿の新規登録だけしてもらえば問題ないはずです。」
有能なコーデリア女史の説明を聞きながら少しだけ胸がチクッとした。
「等級上の縛りがあるので、いきなりは魔王討伐に進めない。中級クエストぐらいから始めて、まずは情報収集と等級アップを目指してほしい。実力把握や皆のレベル平均化にもちょうどいいだろう。」
「これは、王と我々側近で考えた餞だ。ほれ、ルナ。」「はい。」
そう言うと、ルフトが一振りの剣とグローブを、ルナ・マリアは財布とスフィアを差し出して見せた。
「そ、その剣・・・」
「ああ、我が傑作レーヴァテインだ。皆で考えたのが、ゴーダのパーティーは前衛ばかりで魔法攻撃が心許ないだろ?それで魔法剣での魔法攻撃はどうかと発案してな。」
「いや、でも、使ったらまた使用者の精神が乗っ取られるんじゃないですか?」
「そこでこのグローブだ。この憑依ガード機能があるグローブを着用すれば、問題なく使用することが出来る。また、念のためノルンには憑依解除の呪文も教えてあるので、備えも大丈夫だ。あ、鞘から抜かなければ、誰が素手で触っても問題ないからな。」
「分かりました。ありがとうございます。」
剣としての性能は認めている。俺は腹を括った。
「こちらのスフィアはこの執務室直通の電話よ。基本誰かが応対できるようにしておくから、困ったことがあったら、いつでも連絡くださいな。」
ルナ・マリアから軍資金と『執務室にしか連絡できない電話』を受け取った。俺はとりあえずレーバテインを腰に下げ、後の小物は自分の荷袋に詰め込んだ。今や完全に旅人然とした自分にバーンが近づいて来た。
「今まで大変お世話になりました。」
自分は腰を折って礼を言う。その俺の目の前に分厚い手が差し出される。俺は背筋を伸ばすとその手を取った。
「異世界転生者として。どうか無事で。」
「目的を果たしてきます。」
俺の顔を見て満足そうに微笑んだのち、少し顔を近づけてバーンはぼそっと言う。
「何人もの夫人を持ちながら言えた義理でもないが、悪い女にも気をつけないとな。」
そりゃ、コーデリアとのことは穴兄弟にもバレているわな・・・。
「はい。私も自分には敵わない/叶わないものがあることが、よく分かりました。」
俺も言葉を選んだ。
「はっ、はっ、は!流石はゴーダだ!よし、皆で見送りに出よう。」
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前庭には既に出発の準備を整えたスカサハの隊商や妻たちが待っていた。荷馬車の脇には数頭のドラゴンたちもいる。昨日の合戦で捕獲したものの一部だ。馬たちといっしょに草を食べている。そこだけは実にのどかな光景だが、我々には別れの時が迫っている。
「それでは隊長、どうかお元気で。」
「ご武運、お祈りしています。」
「また戻ってきてくださいね。」
「英雄譚、楽しみにしています。」
コマンドーやノリスら守備隊のころの側近たちと握手を交わす。
「名残惜しいけど、そろそろ行きますか?」
大豚野郎のスカサハが声を掛けてくる。皆がそれぞれの荷馬車に分乗して、準備完了。一台一台、馬車が前門を潜ってゆく。
「ゴーダ!ゴーダ!ゴーダ!ゴーダ!」
もはや恒例にも近い掛け声が守備隊から上がる。前庭や砦の窓から手を振る皆の姿もやがて遠のいて小さくなってゆく。俺は一番後ろの幌馬車からそれを少し感傷的に見ていた。とにかく助平ゴブリンらしくヤリまくったには違いないが、それだけじゃない。冒険もあった、バトルもあった、飲んで食って皆で騒いだ。楽しかったな。
「いやぁ、本当に色々あったわね。まさに異世界大冒険って感じ。」
同じく異世界転生者のスカサハが俺と同じ気持ちを言葉にしてくれた。俺はほほ笑んで、大豚野郎の横顔を見た。大豚野郎・・・ではなく、童貞を殺すセーターの眼鏡美女がいる。
「あれ?お前・・・また何か魔法アイテムとか使ったのか?」
「うん。こないだと同じ。この『満月の鏡』はねぇ、その周囲だけを夜に変えるの。」
幌馬車の隙間から外を覗いて見ると、月明かりの街道が続いている。
「な・・それで。」
「だって、『本物の』夜はいつも奥さん達に取られちゃうじゃな~い。だから、今だけ、ね。」
豊かなセーターの胸が俺に押し付けられる。
こうしてお昼間から、グッド・ルッキンが再チャージされる事態となった。
いつも、いつもお盛んなことで。
自分で言うなって?!
助平ゴブリンの異世界生活は続いてゆく。
魔法アイテム その3
満月の鏡
鏡の見える範囲にいる個人を夜の世界に誘う。通常の意味でも、艶言葉的な意味でも。「ムードが欲しいな」と思ったらぜひ使いたい逸品。




