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 訪れた転移から始まる物語 じーじとルナと僕 8  朝食と農作業

  しばらく、投稿が出来ませんでした。  すみません。  今後も続けて行きますが、遅筆です。

  よろしくお願いします。





 訪れた転移から始まる物語 じーじとルナと僕 8  朝食と農作業



 朝起きると、今日は無事だったって、俺の腕をルナがしっかり抱きしめて、ポニョポニョした何かが当たってる。


 うん、引き抜けるかな?  手を少しずつ引き抜いて、やっと自由になれた。


 そのまあトイレに行き、座って小便をして、ボールで手を洗い、食堂に行く。


 もうじーじが起きていて、甘いパンの匂いが食堂に漂っている。


挿絵(By みてみん)

 じ ー じ


「あの、じーじがパンを焼いているんですか? いつも美味しく頂いています。」


「ああ、そうじゃ。 儂がパンを焼いているぞ。  いつも生地はルナに作ってもらってるがな。」


「そうですか。 でもとっても美味しいです。 今度作る時に見せて下さい。」


「うむ、それならもう少し早く起きる事じゃ。 さすればパンの成形と焼く所をみれるじゃろ。」


「はい、じゃあ早く起きて来ます。」


「それでよい。 なあ、トーヤ、あの曲刀は叩いて重ねていくのじゃな。 その技術は儂は持っておらん。  じゃから似たような刀になるが良いじゃろうか?」


「はい、似ている物で大丈夫です。 作って頂けるのですか?」


「うむ、儂も興味が有るでの。 良ければその刀術を見せてほしいんじゃ。」


「ええ、見せられる所は全部見せます。 特に秘術(ひじゅつ)とかはないので。」


「そうか、では今度作ろう。 トーヤに見てもらいながら作るかの。」


「はい、ぜひお願いします。」


 そうして、パンの話と刀の話が終ると、じーじは自分の分とじーじのお代わりの分のお茶を入れてくれて、俺の前にカップを置いてくれた。


 さて、今日も天気が良いから、農作業をするぞ。 そうしているうちにルナが起きてきて、


「おはよう、じーじ、トーヤ。 今日も良い天気だね。 農作業頑張らなきゃ。」


「すぐに朝食用意するからね。 トーヤ手伝って。」


「はい、何をすれば良いですか?」


「うん、野菜を運んでくれる? 人参1本、玉ねぎ2個、キャベツが1個で、じゃがいもが3個ね。」


「はい、運んできます。」


「あ、この(かご)持っていって。 お願いね。」


「はーい、分かりました。」


 昨日と同じように、野菜の貯蔵庫(ちょぞうこ)に行き、言われた野菜を籠に入れてキッチンに持って行く。


「ありがとう。トーヤ。 それ洗ってザルに入れておいて。」


「はい、やります。」


 俺は魔法でボールに水を出しながら洗っていく。 ザルに入れて、水気をきってから、作業台に置いておく。


 ルナが鼻歌を歌いながら、肉を切ったまな板にクリーンの魔法をかけて、きれいにしてから、野菜を切り始める。


「トーヤ、大きなフライパン出して、火を点けて、温めておいて。 それと別のお鍋でじゃがいもを煮てくれる?」


「はい、分かりました。 やっておきます。」


 肉とカットした野菜を炒め始めるルナ、大きめの肉を取り出した後、熱湯をフライパンに入れて、キャベツのカットしたものを入れる。


「トーヤ、フライパンのスープ、アクが出るから掬って捨てておいて。」


 俺は、お玉でアクを丁寧に取り、透明なスープになる。


 そこからルナは、スープの味付けをして、じゃがいもをマッシュポテトにして、パンを切る。 籠にパンをいれて出来上がった。


「さあ、運ぶわよ。」


 ルナと一緒に出来た料理を食卓に運ぶ。


 今日の献立は、焼いたお肉、キャベツのサラダ、肉と野菜のスープ。 マッシュポテトとパンだ。


 食卓につき、祈りのポーズを取ってから食べ始める。


 お肉もサラダもスープも美味しいし、マッシュポテトも絶品だ。 パンに乗せて食べるとすぐに無くなっていく。


 そうしているうちに食べ終わり、昨日と同じようにもう少し食べたいな。と思ってると、ルナが「スープならお代わりしていいわよ。」 と言ってくれたので、言葉に甘えて、スープのお代わりをした。


 食後のまったりした時間はお茶を飲みながらの雑談だ。


「さっき、じーじが今度パンを焼く所を見せてくれるように言って、許可をもらったんだ。  朝、早いけど。」



「そう、じゃあ早く起きなきゃね。  今度は早く寝ようね。」



「それで、今日の畑じゃ。 ルナとトーヤは、葉物野菜の収穫じゃな。  頑張れよ。」



「はい、初めてだけど頑張ります。  ルナ、教えてね。」



「いいわよ。  教えてあげる。  それから籠を浮かせる魔法も見てあげるから、頑張るのよ。」


「はい、やってみます。  今度は上手く出来るようにしたいです。」



「そうよ。  前は空高く飛んでったからね。  浮かせるのと打ち上げるのと違うから、そこからかな。」



「はい、浮かせる所を学ばせて下さい。  お願いします。」



 そうして、お茶の時間も終わり、外に出て、物置から籠を重ねて持って畑に向かう。


 葉物野菜の畑には、キャベツ、白菜、ほうれん草、長ネギ、人参が植わっており、根本を切って収穫する物と、掘り起こして収穫するものに別れていた。


 ルナは籠を手に取り、俺に向かって言う。


挿絵(By みてみん)

 ル ナ 


「トーヤ、この籠が、布団の上に乗っかってるような感じで、その布団を自分の腰の高さに固定するの。  布団じゃなくても、そんなイメージで籠の下に有る何かを作って、腰の高さで固定するの。 出来るかな?」



「うん、やってみるよ。」


挿絵(By みてみん)

 ト ー ヤ



 俺は、籠に魔法を掛けるのではなく、籠の下に魔法で支える物を作るという考えに脱帽(だつぼう)した。


 それなら、籠が浮くというか飛んでいくような感じの魔法じゃないよな。  やってみる。


 籠を乗せる。 小さな電車の台座のイメージを強く想像して、腰の高さで追従(ついじゅう)するようにする。   それに相応しい魔法。  


 フォース(理力(りりょく)) の台座。 追従は自動運転。 これでどうかな?



 魔法は【 自動運転フォース 】として発動する。


 見えないが、俺の腰辺りに何か浮いている感じがする。  それに籠を乗せてみる。  そうすると、籠が乗っかった所が窪んで(くぼんで)しまう。


 魔法のイメージで、台座の強度を高めるようにすると、籠は上に上がり、固定される。


 そして、俺が動くと籠が俺の動きに付いてくる。



 魔法の消費魔力は・・・ 少ないな。  これで登録しよう。


「ルナ、出来たよ。  バッチリだ。  ルナの例えがとても良かったよ。」


「凄いわ。 一度で出来たじゃない。  それに籠を3個位乗せてみようか」


「はい、やります。」 俺は籠をさらに3個乗せてから動き回る。


 俺に追従して、4個の籠の列が付いてくる。 


「大丈夫ね。  それじゃあ野菜を切って、乗せていくよ。」


 ルナは【 エアーカッター 】と魔法を唱えて、白菜の列の白菜を根本で切っていく。


 その白菜を俺が拾って籠に入れて付いていく。 籠はそんなに大きく無いから、大きな白菜を6個入れると満杯(まんぱい)だ。


 それが4個の籠で24個。 満杯になって、野菜の貯蔵庫に運んでいく。


 普通に籠を持って、野菜の貯蔵庫と畑を往復するとなると大変だ。


 この魔法が使えて良かったと思う瞬間だった。


 それから物置に行き、さらに(かご)をフォースにいっぱい乗せて畑に戻る。


 今度はキャベツを根本でカットして、それを俺が拾い、籠に入れて付いていくのを繰り返していって、午前の農作業が終わった。



 じーじも農作業が終わり、家に帰ってきた。  



 今日のお昼は何かな?  ルナに聞いたみる。



「ルナ、今日のお昼は何かな?」



「今日は、朝のスープを変えたものと、パンと肉野菜炒めよ。 後フルーツね。」



「うん、分かった。  ありがとう。」



 そして、ルナは朝のスープに手を加え、パンを切り、肉野菜炒めを作ってから、お皿に乗せて、俺も配膳(はいぜん)を手伝ったから食卓に着いた。



 食事が始まり、じーじが言った。



「トーヤ、今日の午後は刀を作るから見学するか?  しないなら魔法の練習じゃ。」


「刀作りを見せて下さい。 実際に作る所で意見する所も有ると思うので。」


「そうじゃな。  では、食後の休憩の後、作業場に行こう。」


「はい、楽しみです。 よろしくお願いします。」



 そうして、休憩後、作業場に行ったじーじと俺とルナだった。

































  ありふれた朝の風景と農作業の時間。 それと新しい【自動運転フォース」の魔法。  これから増えていきます。  よろしくお願いします。


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