訪れた転移から始まる物語 じーじとルナと僕 7 トーヤ、武技を見せる。
さて、トーヤの武技はどんな感じですかね。
楽しみです。
訪れた転移から始まる物語 じーじとルナと僕 7 トーヤ、武技を見せる。
楽しく美味しい昼食を終えた俺達は、じーじが入れてくれたお茶を飲みながら、武技の事を話す。
「トーヤ、午後の武技じゃが、大丈夫かの? 身体は動くか?」
「はい、大丈夫そうです。 ただし、技にキレがないかもしてませんが・・・」
「なら良いじゃろ。 ルナも対人の相手になると思って見てるがよいぞ。」
「はい、良くみてるわ。 でも、こんな歳なのに出来るの?」
「まあ、見るがよいぞ。 逆に圧倒されるかもしれんしな。」
「えーー まさかでしょ。 私の相手になるの?」
「だから、良くみるんじゃ。 分かったの。」
「はい、見てます。」
こうして、会話を終えた俺達は裏庭の運動できる場所に行き、じーじが言った。
「トーヤ、最初は槍からじゃ。 出来るな。」
「はい、やります。」
じーじ
じーじが自分の収納から先の尖っていない木の棒を渡してきた。
「さて、始めるんじゃ。」
「始めます。」
開始の合図で、俺は槍を手に右に身体を引いて、槍を半身で握って突く。
引いて突く。 反転して石付きも方で跳ね上げるようにしてから、左半身にかまえになって、仮想の槍を絡め取るように槍を回したり、引いてから跳ねて、後ろに飛んでから、右半身で自身も突っ込んで¥、槍も突き引きをする。
元の位置に戻ってから、手の槍を立ててじーじに渡す。
「うむ、基本も応用も出来てるようじゃ。 その歳でここまでするか。」
「次は剣じゃな。」
じーじが、刃引きをした練習用の短剣を渡してくる。
自分の体にあった、刃渡り45センチ位の両刃の剣だ。
柄を持ってから握りを確かめて、軽く振ったり、力を込めて振ったりして、剣を馴染ませる。
「始めます。 剣を両手で握って、全力の振り下ろし、横薙ぎ、袈裟懸け、それを繰り返してから、一度元の位置に戻ってから、剣舞を始める。
歩法を使い、右に回り込みながら剣を振るい、逆に仮想の敵からの一撃を剣でそらしての横薙ぎ、躱されたことにして追撃の突き。 とかで、剣舞の続きをして終る。
「うむ、よく出来ておる。 どうじゃルナ? これくらいやる相手じゃぞ。」
「次は組討じゃが、ルナやるか?」
「ええ、出来るわよ。 任せてちょうだい。」
「じゃあ、始めるがよいぞ。 ただし、顔面と急所は厳禁じゃ。」
「「分かりました。」」
エルフ ルナ
トーヤ
俺とルナが向かい合って礼をしたあと組み討ちが始まる。
「ルナ、行きます。」
「来なさい、トーヤ。」
俺は半身を左に引いて、右拳をジャブをするように構えて、にじり寄る。
対するルナも相対するかのように、左拳を引いて合わせる。
相手が間合いに入り、ジャブを繰り出すが、ルナの左手で防がれる。
今度は右足のローキックと突っ込んでの右拳の一撃はルナの足にダメージを与えて、顔をしかめるが、俺の追撃の右拳は左手で防がれる。
「やるわね! トーヤ」
ルナが、左拳を前にして突っ込んできて俺の右手を取る。
合わせておれルナの左手を左手で巻き込んで地面に投げる。
頭を打たないようにルナの手を引いて、軽く地面に着くようにすると。顔を真赤にしたルナがいた。
「なんで私が地面に着いちゃうの? 変なことしたでしょ!」
じーじがクスクスと笑ってる。
「もう一度よ。」
今度は両手で掴みかかってくるが、俺が両手を掴んで、ルナを引いてから俺が後ろに転ぶ。そして、ルナのお腹に右足で送ると、巴投げがきれいに決まる。
ドサッ ルナが背中から地面に落ちてから、じーじの声がかかる。
「ルナ、組み討ちはトーヤの方が上じゃ。 今のお前では投げられるだけじゃ。」
「く、悔しい。 なんでこんな歳の子に投げられるのよ。 なんで?」
「まあ、何回も投げられれば分かる事じゃが、トーヤはこの投げの武術をかなり使いこなすぞ。 だから教えて貰うんじゃな。」
「うーー 分かった。 教えてもらって、ギタンギタンにやっつけるんだから。」
「まあよい。 教えて貰えればルナも強くなるからの。 今度は剣の相手じゃ。」
俺とルナは刃引きの短剣を持って向かい合う。
ルナと向かい合った俺は礼をして剣を構える。 中段の刃先を左に寄せている。
ルナが袈裟懸けで切りつけてくる。 刃を滑らして相手の体勢を崩そうとしたが、すぐにルナが後ろに飛ぶ。
更に突っ込みながら剣を振り込んできたり、横薙ぎから逆袈裟でこちらの剣を弾こうとしたりする。
ルナは俺の剣を手から弾き飛ばそうとしてるようで、本当は俺の手に当てればよいのだが躊躇しているようだ。
何回も打ち合ってお互いの息が上がってきた頃、じーじから声がかかる。
「よし、二人とも良い技量じゃ。 疲れたじゃろ。 休憩するぞ。」
じーじは収納から出したピッチャーから木のコップに冷たい果実水を入れて二人に渡してくれる。 その後で自分の分も注いで飲み始めた。
「ああー 美味しい。 生き返るわ。 これだけ打ち合って勝てないなんて何なのよ。」
「美味しいですね。 ルナもやりますね。 隙が無かったです。」
「まあね、でもトーヤも凄いわよ。 この歳でこれだけするなんて。 最後は狙ったけど全然だめだったわ。」
「こんど、獣人のシャナとミンに合わせてあげるわ。 二人とも上手だから。」
「え” 獣人ですか? 会ってみたいです!」
「まあ、食いつきがいいわね。 でも時間があったらね。」
「はい、楽しみにしてます。」
「でも、どうしたらこんなに出来るの? 私だって相当訓練したのよ。」
「そうじゃの。 ただトーヤは一応修めたと言っておるが、剣に関しては馴染んでないの。 どうじゃ。」
「はい、いつも使っていた剣は、直刀ではなくて、片刃の少し曲がった曲刀なんです。 だから、刃が入る時に力の入れ具合が分からないんです。」
「ふむ、そうか。 力の加減が分からんと難しいの。 じゃが、ここに無いのでの。 今度、図を見せてもらうかの。 作ってみようぞ。」
「え、良いのですか? じゃあ、作り方の自分が知っている限りの事を教えます。 よろしくお願いします。」
「さて、大体の力量と武技の技も見せてもらった。 実際に、剣を打ち合うのならルナで良い。 だが槍は儂が相手じゃな。 それと組み討ちは儂には出来ん。じゃから、儂とルナに教えてくれ。」
「はい、分かりました。 で、どうでしょうか?」
「魔物や獣でも通用するじゃろ。 ただし、オークには苦労しそうじゃな。 腹の脂肪とかが厚くてな、切ったうちに入らんと思うぞ。 じゃから魔法と併用じゃな。」
「後は、弓じゃが、動いた的を射る所から始めるか。 今日は的が無いからの。」
「はい、動く的でしないと分かりませんから。 ぜひお願いです。」
「それでは今日はここまでじゃ。 明日から午後は狩りが無い時は魔法の練習の後、武技の訓練、狩りがあった時は魔法の訓練じゃ。」
「「分かりました。」」
では夕食の間は魔法の訓練じゃが、トーヤは今日、【 チラー 改 】という魔法を始めて使ったようじゃの。
見せて貰えるかの? あそこの草地でどうじゃ?」
「はい、やります。」
草地に行き、端のほうから【 チラー 改 】を唱えて魔法を発動する。
地面が下から上に巻き上げられて、その上の草が横に除かれて横たわる。
それをしばらく続けると、じーじが「もうよいぞ。」と言ってくれたので終わりにする。
「うむ、土を下から巻き上げる魔法に、草を除ける魔法を組み合わせたか。 大したものじゃ。 これからも必要に応じて魔法を作るじゃろ。
その時は使う魔法力に気をつけるんじゃぞ。 そうしないと一気に魔力が無くなって魔力切れを起こすでな。」
「はい、気をつけます。 ですが、何事も経験しないと分かりませんね。」
「そうじゃ。 経験していくと分かるようになるじゃろ。」
「じーじ、トーヤ夕食出来たわよ。 食堂に来て。」
「うむ、よい時間じゃった。 ほれ、【 クリーン 】 」 じーじと俺は淡い光に包まれてきれいになったような感じだっだ。
夕食は猪肉のステーキとゴロゴロ野菜のスープにパン。
厚みのあるステーキは噛むごとに肉汁が出て、口の中を満たしてくれる。 ゴロゴロ野菜のスープも野菜の甘味が引き出されていて、具も美味しく。パンと一緒に完食した。
夕食が終わり、じーじの入れてくれたお茶を飲みながら、木の板に刀の反りの具合とい断面図それと製法は口で説明していった。
興味深げに聞いてくれているじーじから、たまに質問がくるが、答えられる範囲で答えた俺だった。
キッチンでの洗い物も終わって、ルナに呼ばれて部屋に行く。
「トーヤ、今度組み討ちの練習お願いね。 絶対覚えるから。」
「大丈夫ですよ。 ルナならすぐに覚えますよ。」
「そう、いいこと言ってくれるわ。 お姉さん嬉しいわよ。」
「じゃあ、お礼にトーヤの背中拭いてあげるからね。 待ってて。」
たらいに熱めのお湯を魔法で出して、タオルを用意してくれる。
「トーヤ、服脱いで。 背中向けなさい。」
「はい。」 背中を向けると丁寧に拭いてくれる。 拭き終わると。
「トーヤ、前も拭いてあげるわ。 こっち向いて。」
上から見下ろすようにお願いの目線。 うるうる目で見られてしょうがなく前を向く。
「さて、拭いてあげるわよ。 フンフンフン オー 大きいわね。ここは。 まあじーじも大きいから。」
「そこはいいです。 大丈夫だから。」
「そんな事言わないの。 子供なんだから。」
俺の抗議は無視されて、全身拭かれて、服を着せられた俺だった。
「ルナ、お返しに背中拭くよ。」
服を脱ぎ始めたルナに声を掛けると。
「うん、お願い。 お姉ちゃん嬉しいわ。」
素直に喜んでいるルナの背中を優しく拭いていると、組み討ちの訓練の時の打ち身かな? 赤くなってる所があって痛そうだ。
「ルナ、ここ痛いでしょ。 魔法で治るかな? やってみるね。 【 ヒール 】 魔法を発動すると淡い光がルナの赤くなっている所を包む。
赤くなって傷ついている筋肉と肌が良くなるように活性化するように、イメージして発動する。
赤くなっている所が完全に無くなって終える。 ルナの赤くなっていた所を押して確かめる。 成功だ。
「ルナ、痛かった場所押すね。 痛い? うん、痛くないね。 治癒魔法出来たよ。」
「えーー 凄いじゃない。 トーヤ 大好き!!」
抱きしめられた俺は、裸のおっぱいを顔に押し付けられてムグムグした。
しばらくおもちゃにされてルナは自分の前を拭いてから服を着て言った。
「トーヤ、凄いね。 じーじもあんまり得意じゃないんだよ。 治癒魔法は難しいらしいから。 でも初めてよね。 ほんとに凄いわよ。」
こうして、2日目の俺は耕す魔法と治癒魔法を使えるようになって、喜んでベッドに入ると、ルナに抱きつかれて眠りについた。
どうでしたか? トーヤの武技でルナが悔しそうでした。
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