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訪れた転移から始まる物語 じーじとルナと僕 5 トーヤ、魔法適性を知る。4

さて、トーヤの魔法の適性はどうなるのか? 楽しみです。

 訪れた転移から始まる物語 じーじとルナと僕 5 トーヤ、魔法適性を知る。4



 昼食を食べ終わり、お茶を飲んで一息ついた所で、じーじが言った。


「そろそろ始めるかの。 ルナ、トーヤ、裏庭に行くぞ。」


「「はい。」」


 裏庭に出てから、じーじが座れる台を3つ、土魔法で作り座る。


「トーヤ、まずは基本からじゃ。 お主はお腹の奥の魔力庫の活性化は出来ているようじゃが、その下のお尻の所の魔力庫は感じられるかの?」


「うーん、まだだと思いますが、感じられるかやってみます。」


 俺は調息法で、息を整えながら、意識をお腹の奥とお尻の奥に行き渡らせる。


 お腹の魔力の塊はすぐに分かるが、お尻の奥は薄く何か有る感じだ。


「じーじ、お腹の奥はしっかり感じるんだけど、お尻の奥は薄ぼんやりと何か有るような感じです。」


「ふむ、少しでも感じられるんなら、これから感じられるようにするがよい。 練習法は後で教えるのでな。」


「はい、分かりました。」


「さてと、適正じゃが、トーヤは土に手をつけて、壁を作ってみるがよいぞ。 高くなくて構わん。 20センチ位で厚みは5センチ位、幅は任せる。」


「ウォール! うーん、少し盛り上がるだけですね。 もう一度やってみます。」


「ウォール!! あ、出来ました。 でも、脆い(もろい)です。」


「まあ、脆くても構わん。 硬化出来るかの?」


「ハード! うーん、硬くはなったけど、脆いです。」


「まあ、これは相当練習が必要じゃの。 適性は半分ぐらいじゃな。」


「次はその雑草の所で、草が伸びるようにしてみるんじゃ。 唱え方は【グロウ】じゃ。」


「グロウ! おお、伸びていく。 出来ました。」


「では、あの木の枝で同じように花を咲かせてみるか?」


「グロウ! うーん、葉っぱは出てきたけど、花は難しいです。」


「ルナ、その枝で出来る事を教えるんじゃ。」


「トーヤ、見ていてね。  【バインド】これは枝とか根っことかで相手を縛るのよ。 【ホイップ】これはムチね、相手を叩いたりするの。」


「それと、【グロウ】 花を咲かせるわよ。」


「凄いです。 【バインド】も【ホイップ】も【グロウ】も、あんな風に出来るなんて、それに花が咲くなんて。」


「木とか草は生きているから、それに寄り添うようにして、動かしたり、花を咲かせたりするのよ。 花を咲かせるには、この枝の葉っぱの所に(つぼみ)が出来るから、そこに魔力を集中して活性化してあげるの。 まあイメージが大事だけどね。」


「良い教師ぶりじゃぞ。ルナ。  木魔法の適性も半分じゃな。いっぱい練習じゃな。」


「今度は風じゃな。 枝の所に居るから、【ブロウ】で枝を揺すってみるんじゃ。 コツは空気の流れをイメージして、枝に当てるんじゃ。」


「はい、やってみます。 【ブロウ】 はい、出来ました。 でも威力は弱いみたいです。」


「次は【エアカッター】じゃ。 風が刃物になって枝を切るイメージで行ってみ。」


「はい、【エアカッター】 えーと、傷は出来ました。 弱いですね。」


「では、お腹の奥の魔力を渦を巻かせてから、同じようにするんじゃ。 出来るよな。」


「はい、時間は掛かります。」


「【エアカッター】 出来ました。 枝を切り落とせました。」


「ふむ、風は適正が有るじゃろ。 でももっと素早く行えるように練習じゃ。」


「今度は【トルネード】 これはやってみるからの。 ルナ、やってごらん。」


「はい、じーじ。 【トルネード】 」 


 渦巻く風が大きくなり人を飲み込む位の大きさになって、強風が吹いているのが分かる。


 俺もお腹の奥の魔力の塊を渦を巻くようにしてから、イメージしながら発動する。


「 【トルネード】 」  


 威力は控えめだか確かに出来た。


「うむ。良い良い。 ここまで出来ればよいじゃろ。」


「今度は光じゃな。 【ライトボール】 と唱えて、光の玉を出すんじゃ。」


「はい、【ライトボール】 出来ました。 ちょっと弱々しいかな?」


「大丈夫じゃ。出来ておる。 ルナ (ライトアロー】を実演してくれ。」


「はい、じーじ。 じゃあ見てて、トーヤ 【ライトアロー】 」


 ルナの頭の上に光の棒が見えたと思ったら、木に刺さる。 凄いな。


 俺も魔力の塊を回してイメージをしてから発動する。


「 【ライトアロー】 」


 光の矢が俺の頭上に出来て、木に向かって刺さる。 しばらくすると消えて無くなった。


「ほう、よく出来た。 次はランスじゃな。 ルナ やってみるか?」


「うん、じーじ。 私も出来るようになったんだから。」


「 【ライトランス】 」


 ルナの頭上に光の槍が出来て発射され、木に刺さる。


「ほう、ルナもやりおるの。 トーヤもやってみるか? 少し難しいぞ。」


「はい、やってみます。 イメージですよね。」


 俺は魔力を回してから、手に持つようにイメージして発動する。


「 【ライトランス】 」 


 手の握りに光の槍が出来て、それを木に向かって投げつける。


 木に刺さった光の槍はしばらくすると消え去った。


「ふぉふぉふぉぉ 適正大じゃな。 まあ、握って投げるのは感心せんが初めてじゃ。良いじゃろ。  ただし、今後は剣や弓、槍を持った時に、ライトランスが発射出来ないようでは困るぞ。 練習じゃな。」


「今度は闇じゃ。 いまから儂がやるから、見ておるんじゃぞ。 【ダークネス】 」


「どうじゃ、暗くなったじゃろ。 暗い洞窟とかで行うと真っ暗になるぞ。」


「それと、【シャドウバインド】 トーヤの足を縛ったぞ。」


「これは出来そうにありませんね。 練習します。」


 じーじが土魔法で、籠を作り、呪文を唱える。


「 【レビテーション】 これは浮かせる魔法じゃ。 これが出来ないと畑の収穫で重いものを持つはめになるぞ。」


「じーじ、これは無属性で反発させているんですか? それとも時空魔法で、下に落ちる力を遮断してるとか?」


「おお、そういう考え方も有るんじゃな。 これは、無属性魔法の反発じゃ。地面からどれくらい浮くかは魔力の込め方次第じゃ。」


 じーじが籠のレビテーションを解除して、俺の番だ。


 魔力を回してから、籠に上向きの力が掛かるようにして発動すると。


「 【レビテーション】 」


 籠は空に真っ直ぐに飛んでいってから落ちた。


「ハハハ よくある失敗じゃよ。 初めてじゃしょうがない事じゃ。  じゃが浮かせておくことを維持しなければならん。 練習有るのみじゃ。」 


「はい、練習します。 重いものを持ちたくありませんから。」


「まあそうじゃろ。 必要は練習の励みじゃからの。」


「あと、空間魔法と時空魔法は今日はせんで良い。  ただし、収納の魔法の概念を教えておこうかの。」


「収納の魔法は自分が魔力で作る異空間に物をしまい込み、取り出す事が出来るようにする魔法じゃ。 魔力が少ない時に収納の魔法を覚えると、収納の異空間が小さくなる事がある。 じゃから今は考え方を知るだけで良いんじゃ。」


「異空間に仕舞える物にインデックスをつけたり、目録をつけたり、後は時間を止める事も出来るようになる。 少し離れていても、自動で収納したり、出したりする事も練習しだいで出来るようになるんじゃ。  まあ、ルナはそろそろ試しても良いじゃろうがの。」


「まあ、今日はここまでじゃな。 明日からは午前中は畑仕事、午後は狩りと魔法の練習と武技の訓練じゃ。」


「さて、良い時間になったの。 夕食を食べて、寝るとしようぞ。」


 こうして、自分が出来る魔法の適性を知る事が出来た。


 ルナも凄いねと一緒に喜んでくれたり、あとまた背中を拭いてあげる時にあっけらかんとおっぱいが見えてしまった事は無かった事にしようと思う。 







うん、流石に全適性が有ることは無かったですが、それなりにありましたね。 次回からの魔法の練習と、武技の訓練大変そうです。

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