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訪れた転移から始まる物語 じーじとルナと僕 11 じーじの刀作り

  じーじの刀作りです。  どんな刀が出来るのか楽しみですね。


三月みつき 冬弥とうやは大学の卒業旅行を選ぶ際に、霧に包まれた信州の湖と深い森の写真に深く心が惹かれて旅行会社のプランを選択して、旅行に行く。

美味しい夕食を食べた後の散歩で驚愕の事態になる。


気がつくと、見知らぬ部屋で、じーじとルナと言うエルフの少女に出会う。


そこから始まる転移少年の成長の物語です。

今朝はルナにベッドから落とされて、かなり早起きになったおかげで、じーじのパン作りを見れた。


次回は手伝っても良いと言われて、ルナに起こされなくても早起きすると思うトーヤだった。



朝食を食べて、野菜の収穫をしてから、早めの昼食を3人で食べる。


これから、じーじの刀作りだ。  3人で作業場に行き、鍛冶場のスペースに陣取る。  早速魔導炉に火が入り、温度を上げていく。


じーじが魔鋼鉄のインゴットとミスリル合金のインゴットを持ってきて、重さを測り、錬金術で、魔鋼鉄とミスリル合金のインゴットを整形していく。


ある程度の厚みと長さで、ミスリル合金の内身を魔鋼鉄の厚みのある外身で挟んで、重さとバランスを確かめている。



昨日、準備していた油桶、灰桶と水を交換した水桶を準備して、魔導炉に刀にする刀身を入れて熱していく。


赤く高温になる刀身をヤットコで挟んで取り出して、温度を確かめて、また入れている。


もう一度出すと、大きめのハンマーで金床に刀身を乗せ、叩き始める。


カン  カン  カン  カン  カン  カン


リズムよく刀身を打ち、刀身の温度が冷えてくると、魔導炉に入れて、温め、また打ち始める。


段々と刀の姿に近づいていく刀身。  厚みが有り、重そうな大太刀になっていく。


刃先が尖り始め、内身のミスリル合金と外身の魔鋼鉄が融合していき、刀の姿になって、油桶に入れて、冷ましている。


もう一度、魔導炉に入れて、温度を上げて、小ぶりなハンマーに持ち替えて、打ち始める。


カン  カン  カン  カン  カン  カン


今度は灰の桶に入れて、少し冷ますと、また炉に入れてを繰り返して、また叩き始める。


カン  カン  カン  カン  カン  カン


もう十分なのか?  反りが入った刀身を水桶に入れて、ジューーと冷ます。


回転する砥石に刀身を当てて、磨いていく。


段々ときれいな刃紋が浮かび上がってくる。


刃を付けると、今度は砥石で、刃の部分を砥いでいく。


切っ先が尖り、続く刀身の刃もきれいになって、出来上がる。


まあ、錬金術も併用しているようだし、これくらいの時間で出来るなんて凄いよな。  本当に匠だな。


今度は鍔と柄と鞘だ。  目釘を打つ場所を決め、刀身に穴を開けておく。


魔鋼鉄のインゴットの残りを魔導炉で熱して、刀身が入る穴を空けて、ある程度の厚みで作っていく。


材料庫から木の板と、棒を持ってきて、柄の部分の細工を始める。


刀身が嵌まり、目釘が打てる用に調整をして、刀身を嵌め、柄糸を巻いていく。


それが終ると、細い皮で、目釘を打つ所を除いて巻いて、錬金術で一体化している。


木の板に書いた刀身の形そのままに木の板を彫り、外した刀身が入るのを確認してから鞘用に削って合わせてる。


じーじの鞘の色と、柄の皮の色は藍色になったようで、柄の皮を革用のオイルに着色剤を混ぜて、塗り込んで染めていく。


鞘は藍色の塗料を3回ほど塗り、錬金術で乾かして出来上がる。


重厚で長さが有り、大太刀になるんだろう。 じーじにピッタリの刀だな。


鞘に剣帯に吊るす革紐を巻き付けて、じーじが剣帯を腰に巻く。


刀を吊るし、具合を確かめている。


外に出て、裏庭に木の棒を2本立てて、試し切りをしてもらう。


試すのは上段からの袈裟斬りと鞘抜きの初太刀だ。


じーじが刀を抜いて、上段に構え、木の棒に正対して、袈裟切りする。


叩き込むのではなく、引き切りにするのがコツだとは教えたがどうだろう?


ズバッ  じーじの刀が木の棒を切りとばす。


それから、鞘に入れた状態から、腰を捻り、横胴の切筋で切る。


木の棒が半分の所で切り飛ばされた。


「しかし、斬れ味が凄い。  こちらの剣とは考え方が違うのだな。  斬れ味をここまで追求すると、まあ、手足なぞ、すぐに切り飛ばされるわ。 トーヤの国では当たり前じゃと思うが危険な剣じゃ。」


「こちらの剣は叩き切るのに対して、術理で切る刀法じゃな。  この練習を毎日していくぞ。 教えてくれるな。  トーヤ。」


「明日はルナの刀も出来るでしょう。  そうしたら、午後の体術と、剣術を交互にしていきましょう。」


「うむ、お願いするぞ。」


「凄いわね。  早く明日にならないかな?  そうすれば私の刀が出来るんでしょ。  楽しみだわ。」


「じーじ、柄と鞘の色は赤よ。  絶対だからね。  お願いします。」


こうして、じーじの大太刀の制作が終わり、次のルナの剣の準備をして終わった。




























  見事な大太刀の完成です。  ルナの刀が楽しみです。


お読みいただき、ありがとうございます!!



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