第2章: カリホルニウムの共鳴
「愚かな!その不安定なエネルギー、制御できるものか!」 アルケミスは、秀城が賢者の剣に込めようとしている灰色の混沌のエネルギー(調和崩壊)を見て嘲笑した。「自滅するつもりか、メンデレ!」
アルケミスは、秀城が魔法を完成させる前に決着をつけるべく、自身の崩壊エネルギーを最大まで高めた。 「終わりにしよう。この精霊界ごと、お前を崩壊させてくれる!【超重元素解放・ゼロ・ディケイ】!」
アルケミスの体から、周期表の「外」の力が解放される。それは、プルトニウムの黒い波動とは異なる、『無』そのものだった。空間、時間、元素、全ての概念が、その波動に触れた瞬間に消滅していく。
秀城の崩壊中和結界も、その『無』の波動の前には意味をなさず、ガラスのように砕け散った。
「(これが…超重元素の力…!次元が違う…!)」 秀城は、死を覚悟した。賢者の剣の『調和崩壊』も、発動する前に『無』に飲み込まれる。
その、絶体絶命の瞬間だった。
キィィィィン——!
秀城とアルケミスの間に、白銀の眩い光が割り込んだ。 精霊界に浮かぶカリホルニウム(Cf)の聖地が、アルケミスの『無』の波動に反応し、強烈な共鳴を起こしたのだ。
カリホルニウムの核が、アルケミスの崩壊の力に対し、自己防衛本能のように、自身の持つ莫大な中性子エネルギーを解放した。
「何っ!?カリホルニウムが、私に抵抗しているだと…!?」 アルケミスは、自身の超重元素の力が、カリホルニウムの中性子の奔流によって押し戻されていることに驚愕した。
カリホルニウムは、自ら核分裂を起こす、極めて強力な中性子源。アルケミスの『崩壊』が、その『核』を刺激しすぎたのだ。
秀城は、この千載一遇の好機を見逃さなかった。 (今だ…!カリホルニウムが、俺を呼んでいる!)
秀城は、アルケミスの『無』の波動と、カリホルニウムの中性子の奔流が激突する、エネルギーの嵐の中心へと飛び込んだ。
「正気か!?そのエネルギーの中心に飛び込むとは!」 アルケミスが叫ぶ。
「俺は、調和の帝王だ!このカリホルニウムの荒れ狂う力も、俺の調和の一部としてみせる!」
秀城は、賢者の剣を、カリホルニウムの聖地の核へと突き刺した。 「【全元素の調和・強制共鳴】!」
秀城の持つ68個の元素(バークリウム含む)の調和の波動が、賢者の剣を通じてカリホルニウムの核へと流れ込む。 荒れ狂っていた中性子の奔流が、秀城の調和の力に導かれ、徐々に安定した軌道を描き始めた。
カリホルニウムの核は、秀城を「主」として認め、その莫大な力を、秀城の魂へと転写し始めた。
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║ 元素習得 ║
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║ 【カリホルニウム(Cf)習得】 ║
║ 原子番号: 98 / 習得数: 69 ║
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║ ステータス上昇! ║
║ 攻撃力:770→850(+80) ║
║ 魔力:912→1012(+100) ║
║ HP:2886→3086(+200) ║
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║ 重要!融合魔法解放! ║
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║ 【中性子星】 ║
║ Cf + Os + (高密度元素) ║
║ コスト:800MP ║
║ 効果:超高密度の中性子の塊を生成し、対象を重力で圧壊させる。║
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║ 【カリホルニウム・ボム(核分裂誘発)】║
║ Cf + Pu (カリホルニウム+プルトニウム)║
║ コスト:1200MP ║
║ 効果:プルトニウムの核分裂を強制的に誘発させ、制御された核爆発を起こす。(警告:使用禁止級)║
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║ 経験値+2100! ║
║ 経験値:1900→4000/4000 ║
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║ レベルアップ! ║
║ レベル: 19→20 ║
║ (ステータス上昇は次巻冒頭) ║
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