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元素の旅人 「理系社畜、異世界で元素魔法の賢者になる」周期表はチートじゃない。俺の「化学知識」が世界を救う法則だ  作者: 花咲かおる
第14巻「レムリアの試練と賢者の石」

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第3章: 賢者の石の正体

キュリウムの習得に成功した瞬間、神殿の石碑が最後の輝きを放ち、その表面の文字が黄金に変わった。アメリが、震える声でその内容を読み上げる。

「『…試練を越えし者よ。賢者の石は、物質にあらず』」

「物質じゃない…!?」ジンクが驚く。

「『賢者の石とは、『安定の島』に存在する超重元素の核を、この世界に触媒として呼び込み、固定するための、究極の融合魔法陣フォーミュラそのものなり』」

石碑は、賢者の石というアイテムの在り処を示していたのではなかった。それは、超重元素を安定化させるための、古代の失われた『数式レシピ』を記した設計図だったのだ。

「アルケミスが探していたのは、この魔法陣だったんだ…!」 秀城は、石碑に刻まれた複雑怪奇な幾何学模様と、そこに記された超ウラン元素の配列を、自身の全元素習得の力で瞬時に記憶し、理解した。

「この魔法陣を完成させるには…」 秀城は、必要な元素をリストアップし、戦慄した。「キュリウム(Cm)、バークリウム(Bk)、カリホルニウム(Cf)…そして、アインスタイニウム(Es)。最低でも、あと三つのアクチノイド元素が必要だ…!」

「『石に触れし者よ、アクチノイドの試練を受けよ。ウラン、プルトニウム、アメリシウム、キュリウム…』石碑の言葉は、この魔法陣を起動するための最低条件を示していたんだ」 オクシアが、秀城の分析を補足した。

「つまり、アルケミスは、俺たちがこの試練をクリアし、魔法陣を解読するのを待っていた…?ウラン・ゴーレムは、俺たちを殺すためじゃなく、足止めするため…?」

「その可能性が高い」 ガリオが、船のセンサーを指差した。「見ろ!レムリア全域の魔力が、急速にこの神殿に集まってきている!アルケミスが、この都市のエネルギーを利用して、何かを仕掛けてくるぞ!」

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