第2章: 石碑の啓示とキュリウムの光
四体全てのウラン・ゴーレムが機能を停止した時、秀城はMPの枯渇により、その場に膝をついていた。アメリとオクシアによる懸命の回復魔法で、かろうじて意識を保っている状態だった。
「やった…やったな、メンデレ…」 ジンクも肩で息をしながら、秀城の肩を叩いた。
その時、彼らが守り抜いた神殿の石碑が、静かに輝き始めた。ウランの試練を乗り越えたことを認め、次の試練が示されたのだ。
『ウランの重圧に打ち勝ちし者よ。プルトニウムの崩壊を恐れぬ者よ。アメリシウムの制御を知る者よ』 石碑の古代文字が、アメリの脳裏に直接語りかけてくる。
『次なる試練は、キュリウム(Cm)。内なる光を放つ者』 『キュリウムは、自ら輝き、他者を照らす元素。その力は、放射線という名の生命の炎。賢者の石を求める者は、その眩き光を恐れず、その熱を受け入れよ』
「キュリウムの試練…」秀城は立ち上がろうとするが、MPが足りない。
「メンデレ様、これは…」 アメリが、石碑の前に進み出た。石碑は、彼女が持つアメリシウムの力に共鳴し、さらに強く輝き始めた。 「石碑が、キュリウムの元素核を、今ここで生成しようとしています。ウラン・ゴーレムは、このキュリウムを生成するためのエネルギー源(触媒)だったのです!」
石碑の上に、空間が歪み、一点の眩い光が生まれた。それは、太陽のように明るく、そしてプロトアクチニウムやウラン以上に強烈な放射性魔力を放っていた。キュリウム(Cm)だ。
「秀城様、今です!あれと共鳴し、キュリウムの力を習得してください!」 アメリが叫ぶ。
「しかし、MPが…!」
「俺たちが時間を稼ぐ!」 ジンク、オクシア、ナトリ、ガリオが、秀城の前に立ち、キュリウムの光から放たれる強烈な放射線圧から彼を守るために、防御結界を張った。
「秀城さん、早く!」
秀城は、最後の力を振り絞り、瞑想に入った。彼の精神は、キュリウムの元素核へとダイブしていく。
キュリウムの精神世界は、灼熱の光そのものだった。 「我はキュリウム。自ら燃え、自ら輝く者。我に触れる者は、その光で焼かれるか、あるいは、我と共に輝くか」
「俺は…!」 秀城は、その圧倒的な光と熱の中で、自身の調和の力を展開した。 「俺は、あんたの光を恐れない!あんたの輝きは、破壊のためじゃない!あんたの光は、生命を照らし、未来を導くための光だ!」
秀城は、ウランの崩壊をプロトアクチニウムで中和し、アメリシウムで制御したように、キュリウムの強烈な放射線を、ツリウムの再生の光と、リンの生命の輝きで包み込み、調和させた。
「…見事だ。調和の帝王。我は、汝の光となることを認めよう」
秀城の体が、眩い白銀の光に包まれた。
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║ 元素習得 ║
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║ 【キュリウム(Cm)習得】 ║
║ 原子番号: 96 / 習得数: 67 ║
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║ ステータス上昇! ║
║ 攻撃力:684→734(+50) ║
║ 魔力:819→869(+50) ║
║ HP:2635→2735(+100) ║
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║ 重要!融合魔法解放! ║
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║ 【キュリウム・ヒート(放射性同位体熱源)】║
║ Cm + (任意の元素) ║
║ コスト:300MP ║
║ 効果:キュリウムの崩壊熱を利用し、半永久的な超高熱源を生成。宇宙空間など極限環境でも活動可能。║
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║ 【聖なる放射線】 ║
║ Cm + Ag + Tm (キュリウム+銀+ツリウム)║
║ コスト:450MP ║
║ 効果:キュリウムの放射線を聖なる光に変換。アンデッドや悪魔族に対し絶大な浄化ダメージを与える。║
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║ 経験値+1000! ║
║ 経験値:1400→2400/3500 ║
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