第3章: 四つの元素の壁、仲間たちの死闘
秀城がアルケミスとの決戦に集中している間、広場の入り口では、ジンク、オクシア、プラチナ、そしてセレンが、元素狩り四天王と激しい戦闘を繰り広げていた。
「ハァッ!」
ジンクは、亜鉛と雷の融合魔法「ギガボルト・クラッシュ」を放ち、炎のマグマロスの巨大な拳を受け止めた。雷と炎が激しく衝突し、爆風が周囲を薙ぎ払う。マグマロスはレベル18のパワーファイターで、その一撃は岩をも砕く。 「やるな、小僧!だが、俺のマグマの前では、お前の電気など焼き尽くされるわ!」
「ジンクさん、援護します!「酸素・氷結フィールド」!」
オクシアは、酸素の力で周囲の温度を急激に下げ、マグマロスの足元を凍てつかせた。ツリウムの修行で得た応用力により、彼女の氷魔法は以前よりも広範囲かつ強力になっていた。
「動きを封じたわ!今よ!」
一方、プラチナは氷のフリージアと対峙していた。フリージアはレベル18の魔法使いで、絶対零度の冷気を操り、触れるもの全てを凍らせる。
「私の氷の前では、あなたの白金もただの脆い金属よ!」
フリージアが放つ氷の吹雪が、プラチナの白金の盾を白く凍らせていく。
「いいえ、白金は不変。どんな低温にも耐えるわ!「プラチナ・リフレクト」!」
プラチナの盾が眩い光を放ち、フリージアの氷の吹雪を反射した。反射された冷気がフリージア自身を襲う。
セレンは、最も厄介な二人、地のガイアードと闇のノクターンを同時に相手取っていた。ガイアードはレベル19の巨人で、大地を自在に操り、地震や岩石攻撃を繰り出す。ノクターンはレベル18の暗殺者で、影に潜み、セレンの死角から毒の刃で襲いかかる。
「セレン様!お気をつけください!」
プラチナが叫ぶ。
「心配無用!」
セレンは、自身の元素セレン(Se)の力を解放した。セレンは光に反応する特性を持つ半導体元素であり、彼女の魔法は光と影を巧みに操る。
「「光導結界」!」
セレンの周囲に光の粒子が舞い、ノクターンの影からの奇襲を光のセンサーで事前に察知し、自動的に防御する。
「「地脈粉砕」!」
同時に、セレンはガイアードが操る大地のエネルギーの流れ(地脈)に直接干渉し、彼の力を逆流させた。ガイアードは自身の力によって地面に叩きつけられた。
しかし、四天王はアルケミスの側近。彼らもまた、通常の元素使いではない。傷を負ってもすぐに再生し、連携を取りながらセレンたちを追い詰めていく。
「くっ…キリがない!」
ジンクが苦戦する。
「秀城さんがアルケミスを倒すまで、私たちが持ちこたえないと!」
オクシアが叫ぶ。
その時、広場に新たな援軍が現れた。
「遅れてごめん!みんな、大丈夫!?」
ナトリだった。彼女は、都市の避難誘導を終え、秀城たちの元へ駆けつけたのだ。彼女の手には、地下都市の錬金術師たちが新たに開発した、ナトリウムの力を増幅させる新型の杖が握られていた。
「ナトリ!」
「私が来たからには、もう大丈夫!見てて、私の新しい力!「ナトリウム・スーパーノヴァ」!」
ナトリが杖を掲げると、彼女の全身から太陽のような眩い光と熱が放たれた。ナトリウムの反応性が極限まで高められ、周囲の魔物を一瞬で蒸発させるほどの熱波が、四天王をも怯ませた。
「みんな、今よ!一斉攻撃!」
プラチナの号令で、四人はそれぞれの最大火力の魔法を四天王に叩き込んだ。
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