25/190
プロローグ:新たなる決意
休息日の朝、秀城は珍しくゆっくりと目を覚ました。
四日間の猛特訓で、体も心も疲れていた。だが、充実感があった。
「三十六個...」
ベッドの中で、秀城は呟いた。
「一週間前は二十七個だった。九個も増えた」
窓の外を見ると、地下都市は静かだった。まだ早朝で、人々はまだ眠っている。
秀城は起き上がり、簡単に体を動かした。軽いストレッチ。筋肉が少し張っている。
「戦闘訓練も必要だな」
元素を習得するだけでは不十分だ。それを実戦で使いこなさなければ。
食堂に向かうと、既にジンクが朝食を取っていた。
「おはよう、メンデレ」
「おはよう」
秀城は隣に座った。
「すごいペースだな。四日で十八個」
ジンクが感心したように言った。
「俺も亜鉛しか使えないが、お前はもう三十六個も」
「ジンクさんのおかげです。亜鉛を教えてくれて」
「礼には及ばない」
ジンクは笑った。
「で、今日は休息日だが、何をする?」
「訓練しようと思います。実戦訓練」
「なら、俺が相手になろう。レベル13同士だ」
「お願いします」




