第3章: ∞の元素、∞の旅路
秀城は、ゆっくりと賢者の剣を手に取った。それは、『法則』の象徴ではなく、『旅の記憶』の象徴として。
「俺は…旅人だ。戸塚教授の知性は、『この宇宙の法則の完成』を望んだ。俺は、それを成し遂げた。だが、俺たちの旅は、『この宇宙の法則』で終わるべきではない」
秀城は、Lv. ∞の力で、全次元統合理論(GUT)の数式を、統合炉の空に展開させた。
「俺が完成させたGUTは、0番元素から184番元素に至る、すべての法則を統合した。しかし、この理論の計算結果には、『この宇宙の法則で未定義な、∞の元素(Lv. ∞の元素)』が存在することが示唆されている!」
その∞の元素が広がる次元こそ、『究極の未知』。
「ジンク、ナトリ、ガリオ、そしてオクシア。君たちは、俺が安定させたこの宇宙の『平和の管理者』になってくれ。俺たちの旅の功績が、君たちの力となる。だが、俺とアメリは、『管理者』ではなく、『探求者』として、最後の旅に出る」
ジンクは、その決断を受け止め、静かに笑った。
「そうかよ、メンデレ。結局、お前はどこまで行っても、『元素の旅人』なんだな」
「ありがとう、みんな。そして、アメリ。行こう。Lv. ∞の力は、この宇宙の法則に縛られ、『錨』となってしまう。だが、『絆の定数』が示す、∞の元素が広がる新しい次元では、この力は、『永遠の旅のパスポート』となる!」
秀城は、Lv. ∞の力を使って、GUTの数式そのものを、『次元回廊』として開いた。それは、光でも影でもない、純粋な情報でできた、∞の可能性を秘めた、新しい次元への入り口だった。
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