第3章: 仲間たちの覚醒と魔界への突入
プルトニウムの黒い炎が、オクシアを飲み込もうとした、その瞬間。
「【酸素・絶対零度】!」 オクシアの体から、ツリウムの力で増幅された、純粋な酸素の冷気が放たれた。彼女は、秀城の修行を間近で見て、自身の元素の新たな可能性に目覚めていたのだ。酸素が燃焼を促すなら、その逆…熱を完全に奪い去ることも可能なはず。
オクシアの放った絶対零度の冷気は、プルトニウムの炎の熱エネルギーそのものを凍結させた。黒い炎は、不気味な氷のオブジェとなって砕け散った。
「なっ…!プルトニウムの炎を凍らせた…!?」 四天王の男が驚愕する。
「私たちの仲間を、なめるな!」 ジンクもまた、覚醒していた。彼の亜鉛の力は、秀城のホルミウムの収束力に触発され、雷の指向性を極めていた。 「【亜鉛・超電磁砲】!」 亜鉛で生成した金属の杭を、強力な磁場(雷)で射出する。それは、音速を超え、氷の四天王の魔力核を正確に貫いた。
「ナトリも行くよ!【ナトリウム・恒星】!」 ナトリの炎は、秀城のキュリウムの輝きと共鳴し、もはやただの炎ではなく、核融合に迫るほどの超高熱のプラズマへと進化していた。
アメリもまた、巫女としての力を解放した。 「【アメリシウム・鎮魂歌】!」 アメリの波動は、敵の魔力核を鎮静化させるだけでなく、その存在そのものを世界から解き放つ(昇華させる)力を持っていた。残りの二人の四天王は、その光の中で戦闘能力を失い、崩れ落ちた。
「みんな…!」 仲間たちの成長に驚きながらも、秀城はゲートの制御に集中していた。 「今だ!ゲートが安定した!突入するぞ!」
秀城は、仲間たちと共に、制御された魔界の扉へと飛び込んだ。彼らの姿が、歪んだ空間の向こう側へと消えていく。 ガリオン・ハート号に残ったガリオは、彼らが戻ってくることを信じ、元素界で待機することを決意した。
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