第5章: 帰還と新たなる脅威
ガリオン・ハート号が、時空の歪みを抜け、元素界の荒れた海域に戻ってきた時、船は不気味なほどの静寂に包まれていた。精霊界での死闘は、全員の体力を極限まで奪っていた。秀城は、アメリとオクシアの回復魔法のおかげで意識を取り戻したが、レベル20に到達したとはいえ、魔力は未だ枯渇状態だった。
「メンデレ、大丈夫か?」 ジンクが、秀城の肩を貸しながら、甲板に連れ出した。
「ああ、なんとか…」 秀城は、久しぶりに元素界の太陽の光を浴びた。精霊界の純粋なマナとは違う、物質世界に満ちる、穏やかだが確かな元素の波動が、彼の体を癒やしていく。
「アルケミスは、魔界へ向かった。そして、俺たちは最後の元素、アインスタイニウムの情報を手に入れた」 秀城は、賢者の石の魔法陣を完成させるための、69個の元素を脳裏に描いた。 「残る元素は、アインスタイニウム(Es)を含めて、あと49個。だが、その中でも最重要の鍵は、魔界にある…」
「どうする、メンデレ」ガリオが、舵を握りながら尋ねた。「魔界への扉なんて、もう一度開けるのか?今度は、アルケミスが待ち構えてる地獄だぞ」
「開くしかない」 秀城は、賢者の剣を握りしめた。その虹色の輝きは、魔力を失ってもなお、失われていなかった。「アルケミスが『崩壊の賢者の石』を完成させたら、この世界は本当に終わる。俺が、『調和の賢者の石』を完成させ、奴の崩壊を止める」
「賛成よ、メンデレ」 アメリが、静かに言った。「私のアメリシウムの力も、魔界の崩壊エネルギーを中和するために役立つはずです。それに、巫女として受け継いだ伝承によれば、魔界には、アメリ族と契約を結んだ、古代の守護精霊がいるとも言われています」
「まずは、地下都市に戻ろう」 秀城は決断した。「アルゴン様たちに現状を報告し、魔界への突入準備を整える。アルケミスがアインスタイニウムを手に入れる前に、俺たちも残りの元素を習得し、レベルを上げなければならない」
ガリオン・ハート号は、アクアポートへと進路を取った。
しかし、彼らがアクアポートに到着した時、目にしたのは、半壊した港と、避難民でごった返す街の姿だった。
「なんだ、これは!?」 ガリオが叫んだ。
港で負傷者の救護に当たっていた警備隊員が、秀城たちを見て、絶望的な表情で叫んだ。 「元素狩りだ!アルケミスが消えた後、奴の残党が、見たこともないウランの兵器を使って、世界中の主要都市を同時に攻撃し始めたんだ!」
「なんだと!?」 ジンクが、警備隊員の胸ぐらを掴んだ。「地下都市は!?セレン様たちは無事なのか!?」
「地下都市からは、三日前に通信が途絶えた…!今、世界中の元素の力が、急速に『汚染』され始めている…!アルケミスの『崩壊の賢者の石』は、奴がいなくても、自動的に世界を侵食し始めているんだ…!」
秀城は、空を見上げた。空は、精霊界で見た時と同じ、不気味な赤黒い色に染まり始めていた。アルケミスの『崩壊』は、秀城が魔界の扉を封印している間に、既に元素界全体へと広がり始めていたのだ。
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║ ステータス (レベルアップ反映) ║
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║ 名前: メンデレ・秀城 ║
║ レベル: 20 ║
║ 職業: 元素錬金術師 (→ 上位職への覚醒) ║
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║ HP: 3241 / 3241 (3086x1.05) ║
║ MP: 2758 / 2758 (2627x1.05) ║
║ 攻撃力: 892 / 892 (850x1.05) ║
║ 防御力: 2011 / 2011 (1609x1.05x1.2) ║
║ 魔力: 1062 / 1062 (1012x1.05) ║
║ 素早さ: 799 / 799 (761x1.05) ║
║ 賢さ: 1045 / 1045 (996x1.05) ║
║ 運: 132 / 132 (126x1.05) ║
╠═══════════════════════════════════╣
║ 習得元素: 69 / 118 ║
║ 習得融合魔法: 271 種類 ║
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║ 称号: (主なもの) ║
║ ・調和の帝王 ║
║ ・崩壊を止めた者 ║
║ ・元素の探求者 ║
║ ・反応の王 ║
║ ・大地の王 ║
║ ・不活性の王 ║
║ ・貴金属の帝王 ║
║ ・遷移金属の覇者 ║
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║ 経験値: 0 / 5000 ║
║ 所持金: 5500 リア ║
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