25.シシリア女王
やっと最初の転生者....。
....何でこの状況?
目の前にシシリア女王様。うん。当たり前だ。ここはシシリア女王様の部屋だから。格好は、ネグリジェみたいなもの。
....で、私はどうしてシシリア様の部屋に泊まるんだろう。
「アイ、どうしたの?」
シシリア様が不思議そうな声で私に問う。逆に私が問いたい。
「いえ、どうして私がここに泊まるのでしょう?」
シシリア様は笑った。
「私がテライトに頼んだから。」
「あ、そうですか。」
強引な女王様だな。テライトも了承するなよ。いや、出来なかったのか?今までのことを振り返ってみよう。
リリアさんと別れた後、テライトが迎えに来て、王城に泊まることを話された。その後、玉座に行きシシリア様と少し話した。いきなりシシリア様が立って私を引っ張って王城の奥へ向かった。どこに行くんだろうと思ったら、まさかのシシリア様の部屋に着いた。その後、お風呂に入れられ(シシリア様と一緒に)、着替えた。そして現在に繋がる。
回想終了。
「アイ?一つ聞いてもいいかしら?」
シシリア様が紅茶を飲みながら、こちらを向いた。
「はい。なんでしょうか。」
「あなたは、転移者でしょう。どの世界から来たの?」
はい?転移者っていうことバレてるし。テライトは教えそうにもないから、シシリア様の推測だと思うけど、絶対確信してるなあ。嘘をついたらいけないし。
「.....地球にある日本というところからです。世界の名前は分からないです。」
シシリア様はそれを聞いて目を輝かせた。
「ああ、やっぱり。」
なにが、やっぱりなんだろう?シシリア様は日本という国は知らないはず。
その一瞬後。
「実はね、私は転生者なの。アイと同じ日本から。」
「え....」
シシリア様の一言が信じられなかった。もしかしたら転生者が居るかもしれないとは思っていたが、シシリア様がそうとは思わなかった。
「私は転生前、日本にいた。はっきりと覚えている。電車を待っていたとき、後ろから押された。それが死因。この口調は生前のものなんだ。」
シシリア様の口調が変わり、淡々と語られるシシリア様の前世の記憶。
「私は16才で死に、この世界に生まれた。死んだ日にちはもう、覚えていない。でも、今は楽しいよ。」
シシリア様はそういって話を終わらせた。シシリア様はなにか吹っ切れたような顔をしていた。
「日本人の仲間が出来て嬉しいよ。まあ、私はもう日本人ではないけれど。二人の時には、シシリアと気軽に読んでほしいし、敬語もいらない。」
シシリア様は微笑んでそう言った。私は、うなずいて笑った。
その後、色々なことを話した。漫画の話や小説。またテレビ番組等も話をした。シシリア様....シシリアが生きた時は私より少し前だけれど、話は合ったので楽しかった。直ぐに仲良くなることができた。
「アイが困ったときは私が助けよう。」
シシリアが笑顔で手を伸ばす。私は笑ってその手をとる。
「助けられるだけは嫌。シシリアが困ったときは私が助ける!」
手を取り合って、私たちは笑いあった。
「まあ、よろしくな。」
「こちらこそ!」
とても楽しい一日だった。シシリアと友達になれた。
まだまだこの世界のことはよく分からないけど、やっぱりこの世界は大好きだ。前の世界より居心地がいい。
テ★ス★ト★期★間。
....ふざけてる場合じゃありませんでした。
小説は何部か(頑張って)作り置きしますので、(たぶん)大丈夫だと思います。
ブクマありがとうございます。




