表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/64

15.集団宿泊③

「ふぁ~~。」


「あ、アイおはよう。二日目だよ。」


エルトはもう起きていたようだ。


「おはよう....」


「寝惚けてるね。ていっ。」


冷たいタオルを顔にあて、ごしごしされた。


「冷たい。」


私がジトッと見ると、エルトは笑った。


「今日は神殿に行くんだよ。」


「神殿?」


「うん。この街にあるんだ。」


本当にファンタジーだなぁ。でも、神殿か。

どんなところだろう?



「アイ、エルト、準備はできた?」


「はい。アルト先生。」


何か某心霊番組の返事のようになったけど、気にしない。

朝食はパンにコーンポタージュのようなもの。名前は知らない。


「じゃあ、皆行こうか。」


バン!!アルト先生が扉を開けた。

先生.....ここ宿屋....。

どこでも変わらないのね....。



――――――場所移動中――――――



ポケットに手を入れると、何かが手に当たった。

取り出してみると昨日買った髪飾りのようだ。

月の模様が細かくかかれており、全体は銀色で、わずかに黄色が使われている。


「ねぇ、誰かこの付け方知らない?」


「あぁ、付けようか?」


「お願いします。」


アルト先生がちょうど傍に居たので、付けてもらった。

髪を一括りにして、ゴムで縛り、その上に乗せるような感じで、

付けてくれた。パチンという音がなる。


「はい。どうぞ。」


「ありがとうございます。」


ちょっとさわって確認すると、きちっと乗っている。

うれしい。



――――――場所移動中――――――



神殿に来た。

ガヤガヤ賑わっている。

............ん?ここ神殿だよね。何で賑わってんの?


「ちょうどいいタイミングね。神殿のイベントが行われてる」


他の子も辺りをキョロキョロしている。


「イベント?」


「そう。精霊神イーセン様はお祭りが好きだと伝わっているの。だから、神殿でイベントが行われるの。」


子供か。神様。


「まぁ、後で自由行動にするから、お祈りしていこう。」



中に入る。

石造りの広い空間がある。奥に祭壇が見える。

皆は、胸に手を当て、なにか祈ってる。

私も真似をする。


(この世界の神様。私は違う世界の人だけれども、この人たちに出会えた、この世界のことが好きです。この世界が、永久に続きますように。)


うん。これでいいだろう。

皆も祈り終えたようだ。さあ、お祭りに行こう!



「人多いね。」


獣人もけっこういる。さっきから尻尾が動いてる。

気になる。


「わたあめ食べる?」


「いつの間に買ってきたの?エルト。」


エルト、こういうところが才能あるよ。

貴族で何か役に立つのかな?


「あ、アイじゃん。」


「コルザ?それは?」


コルザの手には石のようなもの。でも少し光っているようだ。


「これか?これ守護石。神殿で貰えるよ。」


御守りみたいなものなのかな。


「オーイ、コルザー。他の所見に行こうぜー!」


「ああ、今行く!」


走っていった。

何だかんだで私もコルザと仲良くなってるなぁ。



「守護石?貰いに行くの?」


「うん。」


とりあえず、神殿に戻る。


「あの、すみません。守護石ってどこに有りますか?」


「えっとね。奥の噴水傍にあるよ。」


「ありがとうございます。」


神官に聞いてそこにいく。

さっきの神官わかかったなぁ。



「守護石貰いに来たんだね。どれがいい?」


そう言って見せられたのは、5種類の形の石。

猫。馬。犬。竜。龍。


「これは、何の意味があるのですか?」


「この獣たちは聖獣をモチーフにして作られたんだ。言い伝えだから、本当かどうか分からないけどね。」


龍はいるね。呼んじゃったこともあるから。

じぁあ、犬にしよう。


「じゃあ、これで。」


「狼か。はい、どうぞ。」


狼だったのか。


「私は、龍が良いです」


「はい、どうぞ。」


エルトは龍を選んだ。



「あ、文字が書いてあるね。」


「ん?狼の背中に"導"....?」


「龍は、"昇"?かな。なにか言い伝えなのかな。」


「暇があったらしらべてみよう。」


「そうだね。」




余談。コルザの守護石は竜で"守"だった。

他の二つは猫は"隠"、馬は"駆"だった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ