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第3話 待つ時間パート2
昼
揚げホットドックを食べる。コーンドッグではない。※コーンドッグ アメリカンドッグの海外での名称
パンに豚肉のソーセージを挟み、ぎゅっと圧縮し、パンケーキの生地をまぶし、揚げて、ケチャップを掛けて食べる。
この町発祥の名物らしい。と言っても現地の人間はほとんど食べず、観光客が好んで食べるようだが。
確かに美味い、美味いが・・・あまりにも品が無い。下品だ。
夕方
何もすることが無いので、ぼんやり海を眺める。子供。大人。老人。バイク、車。自転車。
町の人間たちが通り過ぎていく。この町、一日の最後のにぎやかさ。
そろそろ日が暮れる。ここは16時には日が沈む。冬の澄んだ空気。ウクレレの音が良く響く。
夜
・・・こない。彼女が来ない。
確かに、悪魔との約束を守る理由は無いんだが、
これまでも、僕が悪魔だとわかって離れていった人間はたくさんいた。
よくあることだ。それが普通のことだ。
だが・・・
リリスはポケットからコインを取り出す。歪んでいる。とても古い、ハープの彫刻が描かれたコイン。裏には盾が書いてある。
それを指で弾き、手の甲で捕まえる。
ハープの面が出れば彼女を探しに行く。盾ならばもう諦めてこの町を去る。
出たのは盾が描かれた面。
リリスは、そのコインを海に投げ捨てると、彼女を探しに行くことにした。




