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世界最強の失格印転生者  作者: 夢狐
11/16

執事の仕事とあるメイドの危険性

最近目が痛いです。夢狐です。

メイドの方は短いです。

だるい…メイド欲しい。プリーズメイド!

コンコンッ!


「ハルス様、朝でございます」


優しいノックと渋く優しい声が僕を気分良く目覚ましてくれる。ベッドから出て扉を開けるとそこには、父ユテスの執事バナシュが立っていた。


「おはようございます、ハルス様。朝食の準備が整っております。皆様既にお待ちです」

「いつもありがと、バナシュ」

「いえ、これが仕事ですので」


そうは言うが、そもそもバナシュは父さんの専属の執事であり、僕達の世話は業務の一環ではない。だが、父さんに『家族の面倒も見てやってくれ』と言われたのでやっているのだ。


「じゃ、行こっか」


僕とバナシュが食堂へと向かうといつも通り両親と姉が待っていた。


「ハルくん!ここにーー」


その言葉はスルーし、母上の隣に座る。姉さんがとてもガッカリしているがそれは無視だ。


その後朝食を済ませ、父さんの剣術鍛錬が始まる。こちらもいつも通りで特に変わったことも無く終える。鍛錬終了後、へたり込む僕にサッとバナシュが汗を拭くためのタオルを渡してくる。


「ありがとう」


タオルを受け取ると、一礼してから父さんの方へ向かった。


しばらく自室で休んでいると、またノックがする。開けるとやはりバナシュだ。恐らく昼食の支度が出来たから呼びに来たのだろう


「昼食の準備が整いました。食堂へ」

「うん、わかった」


昼食を食べ、次は魔法訓練だ。魔力も増え、魔法も微弱ながら使えるようになった設定なので、今は魔法の種類と威力増やす訓練をしている。なお反省したのか今では夜中までやることはない。


その訓練を終えると、またバナシュがタオルを持ってくる。その素早さは監視でもされてるんじゃないかと思う程だ。アクアじゃあるまいしそんな事はないと思うが。ちなみにアクアは天井裏から僕を見て『ぐへへ』と言ってる。やばいでしょ?


夜食を食べ、風呂に入ってから寝ようと思い、浴場へ向かう。脱衣所に入ると裸のバナシュがいた。


「こ、これはハルス様、このような時間にどうしてこちらに?」


それには答えない。いや答えられない。僕は固まってしまった。何故かって?…いやだってバナシュの背中に龍の刺青が入ってたんだ。


「ハルス様?どうされました?」

「ほえ?!な、何でもないてしゅっ!?」


か、噛んでしまった…仕方ない、それ程までに驚愕だったのだ。


「んんッ!いやその、風呂入ってから寝ようと思って…ね?」

「そうでしたか、では私は出られるまで待っておりますのでーー」

「いや別に大丈夫だよ!一緒に入ろう」

「はあ…ハルス様が宜しいのでしたら…」


そして二人で風呂に入る。


これは意を決して聞くしかない…大丈夫!バナシュは悪い奴ではない!…はずだ!!正直バナシュの事そんなよく知らんけどね!だって基本は父さん専属だし…でもバナシュは悪い事なんて…よし!


「バナシュ!一ついい?!」

「は、はぁ、構いませんよ」

「その…背中のさ、そのぉ…それ?あっいや…あっそのぉ、あのぉ…」


僕が言い渋っていると、言いたいことを悟ったのかバナシュが少し微笑みながら答えた。


「ああ、この刺青はユテス様がとある仕事で裏組織の情報を欲しがっていた時に、ユテス様に許可を取りその組織に侵入したのですが、その時龍の刺青を入れなければ組織に入れなかったので、その時に入れたのです」


ホッ…やっぱりバナシュは悪い奴ではなかったのだ!良かった良かった。


「でもそれってバナシュのやる事?」

「それが私の仕事ですので」

「ふぅん」


龍の謎を知り、安心した僕は風呂から出て部屋に戻り寝ようとして気づく。


「…いやそれ絶対執事の仕事ではないよね!?」



――――――――――――――――――



ある日、僕が屋敷内をうろちょろしていると、倉庫として使われてる部屋から変な声がした。


普段誰も入らないとこなので、もしや霊的な奴かと思いながら部屋を覗くと、メイド服の女性がブツブツ言いながら立っていた。


「確かあれは…ら…ラナ…ラナミ?思い出せないな」


ブツブツ何言ってんだろうと思い耳を向けると…


「あ〜…ハルス様…何故私の名前を覚えてくださらないのでしょう…私は精一杯アピールしてるのになぁ。足りないのかな?もうハルス様のお部屋に夜這いでもした方がいいのかしら…ああハルス様…その美しく可愛らしいお顔で私を一生見続けて頂けたらどれだけ幸せか…私の全てはハルス様の為nーー」


僕は急いで自室に転移し、ベッドに潜り込む。そして【消音《ミュート》】で防音対策バッチリしてから叫んだ。


「あいつもヤバい奴なのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


僕はこの日彼女をアクアの他に二番目となる要注意危険人物に指定した。

にゃあ…

何となく。



感想、ブックマークお待ちしてます。

…あのぉ、そろそろどなたか感想書いていただけないでしょうか?

ありがたい事にブックマークはそれなりに頂いているのですが…感想が…なんか寂しいです。泣きます。うぇーん。はい。

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