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03_普通ルートのヒロイン

「やった!ヒロイン転生!」

サーシャは自分の部屋でガッツポーズをした。

そして慌てて周囲を見て誰も見ていないことを確認してホッとする。

昔から違和感はずっとあった。

誰も知らないようなことを知っていたり、未来を予測するようなことを口にしたり。

両親はそういうのもひっくるめてサーシャを大切にしてくれた。

もっともそれが可能だったのは人よりも家畜の数の方が圧倒的に多い田舎だったからだろう。

そして今日日曜学校での授業で様々な知識が統合されて前世のこと、ゲームのことを思い出した。

幸いと言うべきか今は教会から帰ってきて自分の部屋だ。

これが授業中だったり、帰宅途中だったら間違いなく病気扱いされた筈だ。

時計を見るとそろそろ6時、もうすぐ畑仕事から両親が帰ってきて夕食の時間になる。

「げっ、手伝いやってない。」

サーシャは部屋から飛び出し階下に向かった。


様々なことを終えて今は真っ暗な自分の部屋のベットの中

田舎では明かりを節約するため夜が早い。

夕食を終えると早々に自室に追いやられた。

「ここ、大樹の元にの世界で間違いないよね。」

国の名前、王の名前、都市の名前、年代、自分の名前どれも記憶にあるゲームの通りだ。

澄んだ泉に映った自分の顔を回想シーンと大差はない。

「よし、このゲームの攻略法は・・・」

そこでサーシャは頭を抱えた。

このゲームは元々周回前提だ。

最初は普通ルートのヒロインでラストまで行く。

これをしないとまともにゲームを進められない。

まず入学時、選べるクラスは初期ステータスでは

普通なら騎士科、

勝気なら文官科、

内気なら淑女科しか選べない。

周回を繰り返してステータスを上げて、やっと他のクラスが選べるようになる。

王太子や側近を狙うにはまず、特待クラスに入る必要があるがここに入るためには全ステータスを各クラスで要求されるステータスの倍に鍛えないといけないのだ。


何故、普通ルートが良いのか?

他の二人に比べて初期ステータスの合計値は低い。

これは他の二人が子爵令嬢なのに対し、男爵令嬢で教養などを上げる機会が少ないせいだろう。

しかし、ステータスを上げるのに必要な体力の上昇率が一番高いのだ。

その上、他のステータスの上昇率も他の二人の得意よりは落ちるが結構高い。

育ててれば育てるだけ育つ、それが普通ルートである。

そしてこのゲームでは何をするにも体力が必要だ。

体力が無いとまともにステータスを上げらないまま次の日になってしまう。


そして最後まで進める。

普通ルートの初期ステータスでまともな反応が返ってくるのは初級ヒーローのクレスのみ。

彼の好感度をしっかり挙げてエンディングまで行く。

これを忘れてはならない。

何故ならヒーローの好感度が低いと即友情エンドになってしまうからだ。

そうすると最悪ゲームスタートから3か月後の夏のイベントでエンディング、

殆ど初期ステータスと変わらない状態で2周目が始まってしまう。


で、転生した今、2周目なんてない。

今の内にステータスを上げておく必要がある。

多分だか違和感があって勉強してきたのでサーシャのステータスはゲームの初期ステータスよりは高いだろう。

ただ、どれ位なのかが分からない。

「ステータスオープン。」

よくある呪文を呟いてみる。

残念ながら何も現れなかった・・・

当たり前だ。あんなものがあったらもっと話題になっている。

学園入学まで後5年、思いつく限りの勉強を頑張ってみるしかなさそうだ。

閲覧、有難うございます。

普通ルートのヒロインはヒドインではなくまともな子。

誰かを貶めるのではなく自分を高めるのが出来る子です。

問題は頑張れば王太子ルートも何とかなると思っていることかもしれない・・・

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