22_王太子ルート?
ゲームキャラの内、2名がここでリタイヤ。
特待クラスとして新学期が始まると淑女科のクラスメートや文官科のボア、セツとは接点が無くなった。
アルバイトも王女殿下の護衛仕事で出来なくなる。
護衛手当が出るようになったのでお財布的には裕福になったが外と繋がりが少なくなったのは悲しい。
ゲームキャラとの交流はクレスとポリーは騎士爵となったことで特待クラスに出入りが可能となり、時々お茶をしている。
トレイシーはエリスの婚約者と言うことで紹介された。
王女の護衛と言うことでピエール、アーサー、ファビアン、ボリスとも顔を合わせた、
イーダとナウシカアは寮で何かと一緒になる。
今年の特待クラスの女子は2名、2年7人、3年5人。合計14人である。
同学年に王子殿下がいるから2年、3年が例外的に多かったのだとアリサは言った。
新学期も一月程過ぎた頃、3人はまた庭でお茶をしている。
「そうそう、テグジェリ令息には注意しなさいね。」
疑問符を浮かべたサーシャにエリスは言った。
「王太子ルートの発生条件、忘れたの?」
「あっ・・・」
普通、勝気、内気3ルートのルート確定イベントを2年の夏までに発生させる。
エリスはトレイシーとだけ発生させていて、アリスは誰とも発生させていない。
サーシャは既に普通と内気の2ルートのイベントを発生させている。
王太子ルートの可能性があるのはサーシャだけだ。
身分の方も功績を上げて自力で男爵位を賜った才女なので可能性の芽が出来ている。
発生条件の勝気ヒーローの内、サーシャは人の婚約者を盗る趣味は無いので発生するとすればファビアンだ。
そしてファビアンには婚約者は居ない。
「厄介なことにピエール殿下、テグジェリ令息、リラダン令息もサーシャに興味があるみたいなのよね・・・」
「アーサー殿下は留学先の姫様との縁組が進んでいるからバルバ令息を応援しているみたいだけど。」
「リラダン令息はアリサ様に興味があるとお見受けしましたが。」
サーシャの言葉にアリサは答える。
「どうでしょう?あの方、誰に対してもそういう態度ですから。」
初級ヒーローの内、クレスはポリーと婚約したと期の始めに聞いた。
トレイシーは入学前からエリスと婚約していて今もアツアツである。
ボアは特待クラスに移ったことで縁が切れた。
何となくだが1年の終わりの方で勝気のライバルのセツと良い感じになっている気がしている。
その話を二人にしたら「まあまあ!」と喜んでいた。
王太子(第一王子)と中級ヒーロー3人には婚約者も恋人らしき存在もいない。
特待クラスでも女性とは距離を置いているという話だ。
唯一スティーブンはサーシャと親しくしていたが新学期になってお互い忙しく碌に会話も出来ていない。
そしてピエール、ファビアン、ボリスとは選択した授業の関係で顔を合わせる機会が増えている・・・
※スティーブンはアーサーに合わせて授業を選択しており、安全対策の一環でピエールとアーサーは同じ授業を取らないのでサーシャとはすれ違っている。
「そんな気ないんだけどなあ。」
サーシャの言葉にエリスが突っ込んだ。
「あら?わざとバルバ令息と同じ授業を取らないようにしているかと思いましたが?」
うっとサーシャは怯む。
スティーブンとは騎士科で会えると思って別の授業を選択した。
が、安全対策で王子王女は出来るだけ別々に行動している。
第二王子とスティーブンが騎士科にいる時はサーシャは王女の護衛の為、特待クラスの学舎を離れることが出来ない。
結果、近くにいるのに会話が出来ない状態が続いているのだ。
「余計なお世話かもしれませんがお気持ちははっきりさせておいた方が良いですよ。」
アリサはエリスの方を見て言う。
トレイシーと相思相愛で婚約しているエリスを見習えということだろう。
言われたエリスは頬を染めて言った。
「中途半端な態度が一番問題ですから。」
「それは実体験?」
アリスの問いにエリスは頷く。
「前にそれで酷い目にあったので。」
閲覧、有難うございます。
セツはファビアンと繋がりがあるので再登場するかもしれませんがボアはここで完全撤退。
ゲームと違ってアリサとボアは顔見知り以上の関係はありません。
エリスとアリサは中級ヒーローを名前で呼ぶ許可は貰っていないので家名+令息と呼んでます。
エリスの前世の死因はストーカー事件の被害者です・・・




