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7 練習

 午後六時。


「全員集合!」


 千鶴は笛を吹いて、グラウンドの選手たちを集めた。


「今日の練習は終了よ。明日はオープン戦だから、朝八時にロビーに集合。それじゃあ、解散」


 当番の者は道具の片づけを始め、他の選手たちはグラウンドを出ていった。


「ねえ、そういえば、秋月は?」

 千鶴は選手の一人に聞いた。


「まだ、練習してますよ」


「あの練習を?」


「ええ」


「もう五時間よ」


 千鶴はグラウンドの隅でボールを壁にぶつけて、跳ね返ってきたボールを捕る練習を延々と続けている瑞香のそばに歩み寄った。


「あなたって意外と根性あるのね。見直したわ」

 千鶴は瑞香に声をかけた。


「……」


 しかし、瑞香は黙々と練習を続ける。


「もう少し腰を落として、それから膝は柔らかくね」


 少し鍛えてみるか。


 千鶴はしばらく瑞香の練習を後ろから見守った。



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