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未来都市トーキョー03  作者: 緑谷利人
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女王(クイーン)

「あれっ?ここは...私の家?」 確かあの後帰り際に意識がボーっとなって、その後が思い出せない。

昨日の帰る途中から今現在までの記憶がそこだけ抜けている。ありえない!まさかとは思うけど、能力者?

でも何の目的で.... 「そうだ!品川さん、あの人なら昨日あった事も分かるかも。」私は品川さんのいる

煎竹荘に向かって部屋を出た。



                    弐


白の女王<ホワイト・クイーン>、そう呼ばれるLEVEL5は家とは別にある132階建てのビルの最上階で用意されていた書類を読みながら同じメンタルという組織に所属している恋文春海を待っていた。

「失礼します。お呼びでしょうか白の女王|ホワイト・クイーン。」「昨日の神の指はちゃんと返してくれたぁ?」「はい。白の女王の仰せの通りに致しました。」「勿論、記憶の消去はやったんでしょうねぇ。」

「勿論です。私の記憶操作|メモリー・コントロールにかかれば容易いことですよ。」

「そう、私 神の指をあの大会に出場させることで能力を図ることにしたのぉ。」「そうですか、.....お言葉ですが白の女王。そんなことをせずとも貴方様の御力ならば具体的に能力が分かるのでは?」「べつにぃそれでもいいんだけどぉ面倒くさいしぃ。それに...どうせ見るならデータより実際に見た方がいいじゃなぁい。」「....かしこまりました。では私が誘致しに行きましょうか?」「いや、恋愛に頼みなさぁい。」

「かしこまりました。.....白の女王は私より恋愛がいいんですね......。」「何ぃ?」「いえ、何でも。」




                    参


「108号室、品川さんの部屋はここか。」でもよく考えたら彼女と会ったことは一度もない

彼女を頼るのは彼女の能力が過去探索|サイコ・メトリー の能力者だからだ。私は彼女の部屋のインターフォンを鳴らした。

「はぁい、今開けますね。」目の前の扉から愛らしい少女が飛び出して来た。

「あら、ええと青井碧さん?でしたっけ。」「あの、調べてほしいことがあるんですけど...」

私は品川さんに昨日のことを話した。

「それで、わざわざここまでいらしたんですか?」「はい。」「そうだったんですか。だったら喜んで、」

「あ、ありがとうございます! 品川さんって過去を読める能力があるんですよね。」「はい、正確には物体の残留記憶を読み取るといったものなんですがね。」「へえ。」「昨日の帰り頃でいいですね?」「はい。」「では、」そう言うと品川さんは私の肩に触れ、私の残留記憶を読み始めた。

「こ、これは.....」「どうか...しましたか?」「能力者にやられたようです、それも...LEVEL5級の、」「LEVEL5!?」「どんな?名前は?能力は?」「私に分かるのは...”LEVEL5の能力者にやられた”ということだけです。」


                    四



「LEVEL5~?」「うん、品川さんはそう言ってた。」「え~?信じられないんだけど。」「いや、本当だってば!」「でも、私達ってLEVEL5とか高能力者には縁がないし逆に襲われたいよね。」「いやいや、考えてもみてよ。起きたら記憶が無くなってたんだよ!もしかしたらクスリとか飲まされたのかもしれないじゃない!」「考えすぎだっての。大体、LEVEL5だったら10人しかいないんだから見当がつきやすいと思うけど。 誰か思い当たる人はいないの?」




「思い当たる人かあ... そう言えば、精神操作系のLEVEL5がいたような。」あっ と叫ぶと直ぐにインターネットに検索をかける。

「この人だ、LEVEL5のナンバー4 ”精神支配”を有する心理豊生。このサイトにはそこまでしか書かれてないなあ、」因みに、そのサイトの名前は "Et reveiata est in abscon dito" 意味はラテン語で

そして秘密は暴かれる らしい。「居場所については分からないけど、別に見つける必要はないんだけど。

また追ってくる可能性も......」そう言いかけた時だった、「その通りですね。」後ろから声が聞こえた

振り返って見るとそこには、ふわっとした髪を持つ同年代位の少女がいた。「....誰ですか?」 別にこの少女が私を襲った犯人と決まった訳ではないが、念のため熱と一緒に圧縮した空気の球を手の中に展開しておく。「私の名前を一応言っておくと作原恋愛って言うんですけどね。 単刀直入に言うと、貴方を拉致しに来ました。大人しく来てくれますね?」「嫌です。」「では、止むを得ませんね、少々手荒な真似をさせていただきます。」私が能力を放つ前に決着は着いた「ーッ」(能力が使えない、なんで!?)「貴方は私が無能力者だと見込んでいたんですか?残念ですが、私はどこにでもいるそこらへんの阿呆と違ってLEVEL4ですね。もう一度言います、きて頂けますね?」「....はい。」思ってもない言葉が出る。私は何とかしてその場を離れようとした。しかし、口を開くことが出来ず足を動かす事も出来なかった。

「何とかあがこうとしても無駄ですよ。私の強制命令|フォース・オーダー は意思が強ければ何とかなる催眠と違って強制的に命令できるんですからね。」「......。」私は何もすることができなかった。 

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