9-2 準備とステータス確認
無人島リゾートでファミリー会議を行う。
木花・咲那、ナビィ、アオイ、リル、リーダー、ラビ、田城さん、卓司に花田くん。
全員集合である。
ひとりいつの間にかファミリー入りしてる男もいるな。
「………というわけでさ。もしかしたら異世界へ行くことになるかもしれない」
「オッケー! アオイも一緒にいくよ」
「ならいくー」
「あるじとは離れない」
「もちろんあるじと殿とは離れないですよ」
「言うまでもない/当然だよ」
「また眠れんようになりますな」
「ダメだろ。誰がこの世界を守るんだよ」
「え、田城社長と卓司でしょ。あと自衛隊」
「強いの来たらどうするんだよ」
「えー、なにそれシシさん。ボクじゃダメだと思ってるってこと!?」
「いやそういうことじゃなくてさ」
「まずはツバメ世界やそこと融合した異世界から先行するから出番はないかもしれないぞ。私たちはこの世界を守るのが仕事だからな。……それに言っておくが私の魔法も捨てたもんじゃないからな」
結局、田城社長と卓司以外は付いていくの一点張り。
なんなら花田くんも付いてきそうだぞ。
いざとなればこっそり行くしかないよなあ。
「ひとりでは行かせないからな/ダメだよ」
げ、見抜かれてるし。
「まあツバメ世界の人たち、めちゃくちゃ強いみたいだからな。まず出番なんてないだろ」
「そうだよー♪ 神獣も揃ってて四神や魔神までいるからね♪」
聞けば異世界の国王たちもとんでもないバケモノらしい。
「そりゃ出番ないな。余計な心配だわ。秒殺だろそんなの」
とはいえ、何が起きるかはわからない。
できることはそんなにないけどとりあえずマジックボックスの中身は整理しておきますか。
大量にあるのは異世界装備だな。
コピーして放出したけれど最初の100セットはすべて入ってる。
ファミリーとは共有化はしてあるが、私のが使えなくなったときのためにある程度コピー分散しておくか。
木花・咲那は無限収納だよな。
なら丸ごと基本100セットをコピーして全部放り込んでおこう。
ほかのメンバーは容量制限がある。
食料なんかの備蓄品を中心に、ポーションや魔石バリアはたっぷりと。
ポリカーボネートなんかも多めにしとこうかな。
乗り物はひと通り1セットだけいれとくか。
魔弾はたくさん必要だからたんまりと。
銃器は全種5セットくらいにしておくか。
うむ。これならまあ何かあっても大丈夫だな。
あとはみんなの能力を改めて確認して、足りないスキルがあれば譲渡しておけば完璧だな。
ひとりずつ呼んで神眼だ。
木花と咲那は神だから目に見える能力値がない。
なんかかっこいいよなあ。
まずは私だな。
獅子川 湘(半神)
HP→∞
MP→∞
攻撃 →∞
防御 →∞
魔法→∞
スピード→∞
運→∞
【肉体強化】
【魔法全属性】
【予知】
【収納】
【転移/転送】
【コピー】
【クリエイト】
【神眼】
【時間停止】
【タイムリープ】
【譲渡】
【認識阻害/認識変更】
【その他いろいろ】
ん? なんか数字が最大値記載から∞に変わってるし。
他はスキルも変わってないみたいだな。
なんだよその他いろいろって。
細かいクリエイトした魔法を端折ったんだな。
やっつけてんなあ。
なんの実感もないぞこれ。
次はアオイだな。
「アオイー!ちょっとおいでー」
■アオイ(半神)
HP→2,000
MP→1,200
攻撃 →600
防御 →1,900
魔法→1,500
スピード→900
運→∞
【肉体強化・小】
【魔法属性】 聖、火、水、闇、風、土、氷
【予知・中】
【収納・中】
【転移】
【タイムリープ】
【料理】
聖なる癒し・大
おお、めちゃくちゃ成長してるだろこれ。
スキルに料理が増えてる……。
ちゃんとこういうのも反映されるんだな。
私のは適当だったのに。
あとは前に目覚めていた聖なる癒しだ。
グループ単位での全回復。
安心すぎるだろ。
「アオイすごいな。魔法属性も増えてるし、防御がすこいぞ」
「やったー。アオイ、もっとがんばるね!」
次はリルだ。
ポケットにいるからそのまま覗いてみる。
■リル(神獣)幼獣
HP→3,000
MP→1,000
攻撃 →2,500
防御 →1,800
魔法→1,200
スピード→2,500
運∞
風の神獣
聖なる咆哮・中
……エグいな。これ成獣になったらどうなるんだよ。
でも人化したときの話し方も少しずつ少年っぽくなってるしな。
成長期なんだろうなー。
神獣にはスキル出ないんだよな。
これも神絡みかなあ。
「うん、リルは強いな! お父さんに追いつこうな! 次はラビたーん。おいで」
■ラビたん(神獣)幼獣
HP→1,200
MP→500
攻撃 →300
防御 →900
魔法→1,300
スピード→2,200
運→∞
癒しの神獣
聖なる癒し・中
おお、めちゃくちゃ速くて白魔法に特化してる感じかな。
痛恨の一撃には注意させなきゃな。
あ、ポリカーボネートあるから大丈夫だな。
「よし、いいぞラビたん。この調子でトレーニングがんばれよ。次、リーダー!」
■リーダー(神僕/魔狼王)
HP→1,900
MP→200
攻撃 →1,000
防御 →500
魔法→100
スピード→1,600
運→∞
神僕の咆哮・小
【統率】
【気配り】
おいおい、強すぎね?
最初のリルより強いよな……。
でもフェンはあの時点でこの世界なら最強格とか言ってたような。
で、「統率」はわかるけど「気配り」ってなんやねん。執事だからだよな。
「すごいよリーダー。一族ももっと強くしてやってくれよ」
「もちろんですよ主。お任せください」
「田城社長ー。卓司ー。ちょっとお願いします!」
■田城社長(神友)
HP→1,200
MP→1,000
攻撃 →800
防御 →900
魔法→1,400
スピード→500
運→∞
【肉体強化・極小】
【魔法属性】 火、水、聖、闇、風、土
【収納・中】
【転移】
■野村卓司(神友)
HP→1,600
MP→600
攻撃 →1,800
防御 →700
魔法→800
スピード→1,200
運→∞
【肉体強化・中】
【魔法属性】 火、水、風、雷
【予知・中】
【収納・中】
【転移】
なんだかなあ。相変わらず「神友」が意味不明だな。
「どうだ?」
「伸びたでしょ!」
「二人とも伸びすぎ。この数値はもう人間じゃない」
「おー、そうか!」
「田城社長、属性増えすぎ。卓司はなんか攻撃特化でカッコよくてムカつく」
ファミリーは大丈夫そうだな。
たぶんシシ隊の5人もそのうち目覚めるだろうし。
あー、長柄総理と家入大臣も、もしかしたら勉強コンビもか。
「ちょっとちょっと! シシさんなんでボクを見てくれへんのです?」
「えー、見てほしいの?」
「そんなん当たり前でっしゃろ。頼みますわ」
仕方ないな。どれどれ。
■花田 稔(人間)
HP→10
MP→1000
攻撃 →1
防御 →2
魔法→100
スピード→1
運→100
【クリエイト】
【開発】
【勤勉】
【集中】
なんだこれ。
魔力の無駄遣いってか、研究特化にもほどがある。
「あー、前線には出るな。死ぬぞ」
「えええ」
肩を落としつつも花田くんは約束していた伸縮自在棒をくれた。
「おー! 完成したんだ!」
「花田式伸縮自在棒ですわ」
「……名前ヘンだぞ」
「敬愛する花川さんのネーミングを真似てますねん」
「それやめたほうがいいぞ」
名前は変だけど機能は凄かった。
基本サイズはいわゆる如意棒で私の背よりも少し長いくらいだが、小さくすると爪楊枝くらいまでになる。
隠し持つにはとても便利だが無くしそうだぞ。
太さは丸太くらいまで、長さは細くすれば1キロくらいまで伸ばせるらしい。
使い道がわからないけれど、すごいのはわかる。
「これはヤバいな!」
「基本強度は軽さ重視と魔法を乗せやすくしたかったさかいにミスリルにしたんですけど、いつもの反射と吸収つけてまっさかいに絶対に折れません」
「魔法乗せられるのか! かっこいいな! こりゃありがたいよ」
卓司の魔法剣が羨ましすぎたがこれは勝ったな!
花田くんにハグをしてその日は1日如意棒で遊んだ。
ちなみに。
あとでわかったが、長柄総理、家入大臣、勉強コンビにシシ隊5人、全員が覚醒していた。
うん、日本は大丈夫だな。




