第十四幕 青春ジュブナイル
九月中旬。
自主制作映画の撮影当日。
演劇部十二人と動画撮影部四人、総勢十六人は、撮影場所となる見晴町の廃校を訪れていた。
「うわぁ……」
校門をくぐった綾音が、目の前の木造校舎を見上げる。
「思ってたより、本当に廃校って感じですね」
「そりゃ廃校だからね」
風花がさらりと返した。
「夜だったら絶対入りたくない」
「怖いこと言わないでよ……」
美春が不安そうに二人へ近づく。
「でも、なんだか懐かしい感じがするね」
七海は色褪せた校舎を眺めた。
「私たちが通ってたわけでもないのに、こういう場所ってノスタルジーを感じるというか」
「分かるかも」
みこも小さく頷いた。
「ここ、十年くらい前までは普通に小学校として使われてたんだって」
紗里が説明する。
「今は町が管理してて、イベントや撮影にも貸してるみたい。今回は学校から申請して借りれたの」
「だから中にも入れるんだ」
綾音が改めて校舎を見上げる。
「ただ古い建物だから、傷つけたりしないようにって」
「そこは気をつけないとね」
音羽が頷いた。
「でも、映画にはぴったりだね!」
ひのりは目を輝かせる。
「こういうところで撮影するの、一回やってみたかった!」
「撮影所とは全然違いますね」
まひるも校舎を眺めた。
「向こうは古く見えるように作ってたけど、ここは本当に時間が経ってるから」
その横では、動画撮影部の四人も早速ロケーションを確認していた。
「いいじゃん、ここ。廊下とか絶対画になるよ」
あさひが目を輝かせる。
「まず中を見よう。光の入り方も確認したい」
りつの言葉に、真帆も頷く。
「なんか本物の映画ロケみたいでテンション上がってきた!」
うららが声を弾ませた。
「まだ一本も撮ってないけどね」
「今日は盛り上げていこうよ!」
「撮影は落ち着いてやろう」
「真逆!」
早くも笑いが起こる。
「よーし!」
ひのりもうららの隣に並んだ。
「今日は最高の映画撮るぞー!」
「おー!」
「なんでその二人、もう意気投合してるの?」
七海が苦笑する。
「嫌な組み合わせね」
「アリスまで!?」
唯香はそんな一同を見ながら、校舎の入口へ向かった。
「遊びに来たんじゃないんだから、そろそろ入るわよ」
「はーい!」
玄関を抜けると、外の明るさから一転して、薄暗い廊下が奥まで続いていた。
古い教室の扉に壁に残された掲示板。
窓から差し込む光の中を、小さな埃が舞っている。
十六人分の足音が、静かな校舎に響いた。
「……これ、普通に怖くない?」
綾音が声を潜める。
「映画の撮影じゃなかったら帰ってる」
風花が答える。
「まだ昼間ですよ」
美春はそう言いながらも、二人の近くを歩いていた。
「ちょうどいいじゃん」
ひのりが三人を振り返る。
「その感じ、本番でも使えるよ!」
「今のは演技じゃないです!」
「なおさらいい!」
「演技指導が雑すぎる……」
音羽が呆れる。
少し先では、あさひがすでにカメラを取り出していた。
「この廊下、使えるね」
「奥から三人が歩いてくる画、良さそう」
真帆が答える。
りつも窓から差し込む光を確認する。
「時間によってかなり変わりそう。撮る順番考えた方がいいかも」
「じゃあ早速始めましょう」
唯香が振り返った。
さっきまで賑やかだった空気が、少しだけ引き締まる。
綾音、風花、美春も顔を見合わせた。
ここからは観光でも、肝試しでもない。
十六人で作る、高校生活最後の自主制作映画。
その最初の撮影が、いよいよ始まろうとしていた。
機材の準備が整い、最初の撮影が始まった。
今回の映画で綾音が演じるのは、好奇心旺盛で行動力のある少女・ユナ。
風花は、面倒くさがりながらも二人についていく現実的な少女・レイ。
美春は、少し臆病で慎重な少女・ミオ。
三人は夏休みに偶然見つけた廃校へ入り、そこで奇妙な出来事に巻き込まれていく。
「それじゃあ最初は、三人が校舎を探索する場面から」
唯香が声をかける。
あさひがカメラを構え、りつと真帆も機材を確認する。
「カメラ、オッケー」
「音声も大丈夫」
「それじゃあ――本番!」
カメラが回り始めた。
ユナを先頭に、三人が薄暗い廊下を歩いてくる。
「すごい……本当に誰もいないんだ」
ユナが教室を覗き込む。
「当たり前でしょ。廃校なんだから」
レイは呆れながら後ろを歩く。
「ねえ……本当に入ってよかったのかな」
ミオだけは落ち着かない様子で辺りを見回していた。
「大丈夫だって! ちょっと見るだけだから」
ユナが振り返った。
その時――。
ガタン。
三人の動きが止まる。
「……今の何?」
ミオが廊下の奥を見る。
レイも表情を変えた。
「風じゃない?」
「でも窓、閉まって――」
「カット!」
唯香の声が飛んだ。
「あーっ!」
綾音がその場で肩を落とす。
「また早かった?」
「早かったわね」
唯香が苦笑する。
「物音がした瞬間に振り返ってた。もう少し間を置いて」
「はい……」
これで三回目だった。
音が鳴る。
驚く。
振り返る。
単純な動きに見えて、三人のタイミングがなかなか揃わない。
「難しい……」
綾音が台本を見ながら呟く。
「音が鳴ったら反射的に見ちゃうんですよね」
「分かる」
美春も頷いた。
「私も綾音ちゃんにつられて見ちゃう」
「私は逆に待ちすぎる」
風花が言う。
「三人バラバラじゃん」
音羽が笑った。
「うぅ……」
しばらくして、撮影はいったん休憩となった。
校舎の外に出ると、綾音が古いベンチに一人で座っていた。
「綾音ちゃん?」
「ひのり先輩……」
ひのりが隣に腰掛ける。
「どうしたの?」
「……演じるって、何なんでしょう」
その言葉に、ひのりは少し驚いた。
「ユナになろうとすると自分じゃなくなるし、私のままだと演技じゃない気がして……考えてたら分からなくなっちゃって」
「……私も一年生の時、同じことで悩んだよ」
「ひのり先輩も?」
「うん。演じるって何だろう、自分って何だろうって」
ひのりは少し懐かしそうに笑った。
「でも、別の誰かになろうとしなくていいんだと思う」
「え?」
「綾音ちゃんの中にも、怖いとか、楽しいとか、気になるとか、いろんな気持ちがあるでしょ?」
ひのりは立ち上がる。
「その中からユナを見つければいいんだよ。自分を消すんじゃなくて、自分を使って演じるの」
「自分を使って……」
「そう!」
綾音も立ち上がった。
「……もう一回、やってみます」
「うん!」
二人は並んで、再び校舎へ戻っていった。
二人が校舎へ戻ると、綾音はもう一度ユナとしてカメラの前に立った。
「音が鳴ったら振り返る、じゃなくて。本当にそこで音を聞いたと思ってみて」
ひのりがそう助言すると、七海も台本を手に加わる。
「三人とも同じ反応をしなくていいよ。ユナは興味を持つ。レイはたいしたことじゃないと思う。ミオは一番怖がってる。それぞれ違っていいから」
「……分かりました」
再びカメラが回る。
ガタン。
最初に足を止めたのはミオだった。
「……待って」
ユナが少し遅れて振り返り、レイは二人を見てから廊下の奥へ目を向ける。
「今、音しなかった?」
「風じゃない?」
三人の視線が、薄暗い廊下の先へ集まった。
「――カット!」
唯香が笑う。
「今のいいわ」
「やった!」
綾音の表情が一気に明るくなる。
「ちゃんと映画になってる!」
うららが拍手すると、
「最初から映画なんだけど」
りつがすかさず突っ込んだ。
何度も止まり、考えて、また演じる。
一昨年は先輩たちが中心だった自主制作映画。
今、そのカメラの中央にいるのは綾音たちだった。
そして三人を見守るひのりたちもまた、以前とは違う立場から映画作りを楽しんでいた。
昼を過ぎた頃、午前中の撮影がひと区切りついた。
「はい、ここでお昼休憩にしましょう」
唯香の声に、綾音たちが一斉に息を吐く。
「待ってました!」
ひのりが真っ先に反応した。
「紗里ちゃんのお母さん、そろそろ来るんだよね?」
「うん。もう着くって」
紗里がスマホを確認していると、校舎の外から声が聞こえてきた。
「紗里ー!」
「あ、来た!」
玄関へ向かうと、そこには紗里の両親と、小学四年生になった妹の花乃、二年生になった弟の陽翔がいた。
「お母さん、ありがとう」
「みんなで映画撮るって聞いたから、ちょっと奮発して作っちゃった」
母が笑いながら、大きな袋を差し出す。
中には十六人分の昼食がぎっしり詰まっていた。
三角に握られた鮭、梅、昆布のおにぎり。
こんがりと揚がった大ぶりの唐揚げに、ふっくら焼かれた甘い卵焼き。ウインナーやポテトサラダ、ミニトマトまで彩りよく並んでいる。
「うわ……めっちゃ美味しそう」
綾音が思わず覗き込む。
「唐揚げ!」
ひのりの目が輝いた。
「そこに真っ先に反応するんだ」
七海が笑う。
「だって見てよ。絶対美味しいやつじゃん!」
「揚げたてだから、冷めないうちに食べてね」
「はい!」
ひのりたちは紗里の家族へ挨拶し、久しぶりに会った花乃と陽翔とも言葉を交わした。
「花乃ちゃん、もう四年生かぁ」
「うん!」
「陽翔くんも大きくなったね」
「二年生になった」
少し照れながら答える陽翔に、紗里が笑う。
綾音たちや動画撮影部の四人も紹介されると、花乃は廊下に置かれた撮影機材を興味深そうに眺めた。
「本当に映画撮ってるんだ」
「文化祭で上映するんだよ」
「見に行く!」
「ぜひ来て!」
「それじゃあ、午後も頑張ってね」
「ありがとうございます!」
家族を見送った十六人は、さっそく空いている教室へ移動した。
「いただきます!」
弁当を開けると、まだほんのり温かい唐揚げから香ばしい匂いが漂う。
「んー、うまっ!」
ひのりが頬張る。
「衣サクサク!」
「卵焼きも美味しいです」
美春も嬉しそうに箸を進める。
「私、鮭」
「じゃあ梅もらお」
風花たちも次々とおにぎりへ手を伸ばす。
午前中ずっと動き回っていたこともあって、弁当はみるみる減っていった。
「午後もこれで頑張れそうだね」
「食べすぎて眠くならなければね」
そんな他愛のない話をしながら、古びた教室で十六人が昼食を囲む。
食べ終えたひのりは満足そうに手を合わせた。
「ごちそうさまでした」
そして紗里を見る。
「お母さんに、めちゃくちゃ美味しかったって伝えて。本当にありがとうって」
「うん。ちゃんと伝えとく」
腹ごしらえを終えた十六人は、午後の撮影に備えてしばし身体を休めた。
昼休憩を終えると、午後の撮影が始まった。
今度は綾音たち三人だけではない。
「りんか、まひる、準備いい?」
「いつでも!」
「はい」
唯香に呼ばれ、二人がそれぞれの持ち場へ向かう。
りんかが演じるのは、廃校に突然現れる謎の少女・ナツ。
まひるは、誰もいないはずの図書室で本を読んでいる少女・シオリ。
そして音羽には、姿を見せず校内のどこかから聞こえてくる『謎の声』という役が与えられていた。
「私だけ姿出ないんだよね」
音羽が台本を見ながら苦笑する。
「重要な役なんだからいいじゃん!」
ひのりが言う。
「声だけで不気味さ出すの、結構難しいよ!」
「それ、励ましてる?」
「もちろん!」
「不安になってきた」
最初に撮るのは、三人が図書室を訪れる場面だった。
あさひがカメラを構える。
「準備オッケー!」
「音声も大丈夫」
りつが確認し、真帆もモニターを見る。
「窓からの光、ちょうどいいね」
「じゃあ始めるわよ」
唯香が手を上げた。
「本番!」
古びた図書室へ、ユナ、レイ、ミオの三人が入ってくる。
誰もいないはずの部屋。
ところが、その奥には一人の少女が座っていた。
本を開いたまま、三人を見ようともしない。
「……誰?」
ユナが声をかける。
少女――シオリは、ゆっくり顔を上げた。
「帰りたいなら……日が沈む前に出た方がいいですよ」
「え?」
「それだけです」
再び本へ目を落とす。
レイとミオが顔を見合わせ――。
「カット!」
唯香の声が響いた。
「おおー!」
ひのりが拍手する。
「まひる怖っ!」
「褒めてます?」
「めちゃくちゃ褒めてる!」
「普段のまひるちゃんとあんまり変わらないのにね」
紗里が笑う。
「どういう意味ですか……」
「静かなところが役に合ってるってこと!」
続いて撮影場所を廊下へ移す。
今度はりんかの出番だった。
「よーし!」
りんかが頬を軽く叩く。
「謎の美少女、いきます!」
「自分で美少女って付けた」
風花が呟く。
「役作りだから!」
「台本に書いてないよ」
七海が即座に訂正した。
撮影が始まる。
三人が廊下を進んでいると、その先にナツが立っていた。
「ねえ!」
突然呼びかけられ、三人が足を止める。
ナツは場違いなほど明るい笑顔を浮かべていた。
「この学校、楽しいでしょ?」
「……あなた、誰?」
ユナが尋ねる。
「私?」
ナツは笑ったまま少し首を傾げる。
「ずっとここにいるよ」
そして廊下の奥を指差した。
「こっち。面白いものがあるから!」
そう言って駆け出し――。
「カット!」
「どう!?」
りんかが満面の笑みで振り返る。
「明るすぎる」
唯香が即答した。
「えーっ!?」
「普通にりんか先輩だった」
音羽も笑う。
「もっと『明るいんだけど何か変』って感じじゃない?」
「難しいな、それ!」
ひのりがりんかの隣へ立った。
「笑顔はそのままでいいと思う。でも、三人が警戒してても気にしない感じにしたら?」
「あー!」
「自分だけ普通に楽しいと思ってる感じ」
「なるほど!」
「さすがひのり先輩!」
「ふふん!」
「なんでひのりが得意げなのよ」
七海が笑う。
二度、三度と撮り直し、ようやく唯香からOKが出た。
「やったー!」
「いい感じだったよ!」
うららがりんかとハイタッチする。
そして最後は、音羽の声を使った場面。
綾音たち三人が薄暗い階段を上っていく。
その途中――。
『……そっちじゃない』
三人が足を止める。
「……誰?」
ユナが振り返る。
誰もいない。
『そっちへ行ったら――』
「カット!」
「あれ?」
音羽が顔を出した。
「今のダメでした?」
「怖すぎる」
風花が真顔で言った。
「えっ」
「完全にホラー映画だった」
綾音も頷く。
「私、普通に怖かったです」
「そんなに!?」
周囲から笑いが起こった。
七海が台本を確認する。
「この声は怖がらせるためじゃなくて、三人を導いてるのか邪魔してるのか分からないくらいがいいかな」
「なるほど」
「もう少し普通に呼びかける感じでいいと思う」
「分かった。もう一回やってみる」
再びカメラが回る。
何度も撮って、止めて、話し合って、また撮る。
図書室から廊下へ、廊下から階段へ。使われなくなった音楽室や理科室、古い体育館にも場所を移しながら、撮影は校舎中で続いていった。
午前中より出演者が増えたこと、撮影にはさらに時間がかかった。
それでも、誰かが失敗すれば先輩が助言し、撮影側からも意見が飛ぶ。
「今の良かった!」
「次いこ、次!」
うららの声が、疲れ始めた現場を再び明るくする。
「まだ元気なの、うらら?」
「こういう時こそ元気出すの!」
「じゃあ私も!」
ひのりが隣に並ぶ。
「午後の撮影、最後までいくぞー!」
「おー!」
「また始まった」
りつが苦笑した。
夕方が近づくにつれ、廃校へ差し込む光も少しずつ赤みを帯びていく。
その光景さえも、彼女たちにとっては映画の一部になっていった。
やがて、廃校の窓から差し込む夕日も薄くなり始めた。
「――カット!」
唯香の声が響く。
あさひが映像を確認し、顔を上げた。
「うん。撮れてる!」
「じゃあ――今日の撮影、終了!」
「終わったー!」
綾音が大きく息を吐く。
「疲れた……」
「でも、楽しかったです」
美春が名残惜しそうに廊下を見渡した。
「最初は何回もNG出しちゃいましたけど」
「最後はすごく良くなってたよ!」
ひのりが笑う。
「三人とも、ちゃんと役になってた!」
「ひのり先輩のアドバイスのおかげです」
「でしょ!」
「すぐ調子に乗る」
音羽が笑った。
動画撮影部の四人も機材を片付け始める。
「一昨年より、いい画が撮れた気がする」
あさひが満足そうにカメラを見る。
「私たちも慣れたしね」
りつがコードをまとめる。
「この校舎も良かった。夕方の光が綺麗だった」
真帆も頷いた。
「そして何より、みんな最後まで元気だった!」
うららが声を上げる。
「それはうららのおかげかもね」
「やった!」
「ひのり先輩との二人体制、うるさかったけど」
「うるさいは余計!」
「盛り上げたんだよ!」
ひのりとうららが同時に抗議し、笑いが起こった。
「……不思議ね」
アリスが廊下を見渡す。
「朝はただの古い校舎だったのに、今は映画の中の場所みたい」
「私たちで物語を作ったからね」
唯香が微笑んだ。
ひのりはふと、夕暮れの校舎を振り返る。
笑って、失敗して、励まし合って、みんなで弁当を食べて、またカメラを回した。
「……なんかさ」
ひのりが笑った。
「青春ジュブナイルを撮ってたけど、今日一日そのものが青春ジュブナイルだったよね」
「確かにね」
七海が頷く。
「映画より私たちの方が青春してたりして」
紗里も笑った。
「でしょ!」
ひのりはみんなを見回した。
「こういう日も、卒業してずっと先になったら、きっと伝説になるんだよ」
「また伝説?」
「そう! 今日という日は、明日の伝説!」
綾音が笑う。
「じゃあ今日も、伝説の一ページですね」
「うん!」
ひのりは力強く頷いた。
「まだまだ続くよ。文化祭もあるんだから!」
十六人は荷物を手に、夕暮れの廃校をあとにした。
映画の中では、少女たちがひと夏の不思議な冒険を繰り広げる。
けれど映画を作った彼女たち自身もまた、青春という物語の真ん中にいた。
今日という日も、いつか未来で語られる伝説の一ページになるのだろう。
続く。




