魔族国に行く方法を探すにゃ
四聖獣の玄武と別れ、朱雀の所の行こうとしたが、行く方法が見つからずとりあえず陽向達と合流する事にしたにゃ
陸斗はとりあえず、カリプソ国にいる陽向達の所に行く事にした。陸斗は猫獣人化して、猫魔法サーチキャットって唱えてカリプソ国の北の都市から王都の間で探索をした。陽向達は後1日で王都に着くくらいの所を馬車で移動していたので、しらたまが人化して箱庭を経由して陽向達の側に出没した。
陸斗は陽向達の馬車の少し前に出て、来るのを待っていた。陽向達が乗ってる馬車が陸斗の側を通った時に陽向達に声を掛けた。陽向達は慌てて馬車から顔を出していた。
陽向「陸斗さん、来る時は前もって連絡してくれたらいいのに、いつも突然来るからビックリするよ。」
陸斗「ごめん。ごめん。いつも、連絡してからと思うんだけどついつい忘れちゃうんだ。」
陽向「突然ここに来てるという事は、また少しだけ一緒に行動するの?」
陸斗「魔族国に簡単に行ける方法を探してるんだ。」
伊織「魔族国に今度は行くんですか?」
陸斗「そうなんだよ。行くしか方法が無いんだ。」
萌香「私達よりも潤君に聞く方がまだマシかと思うよ。」
ヒカリ「そうそう。私達に聞くなんて間違ってるよ。」
陸斗「そうなんだ。それじゃ。一緒に行って潤に話を聞くか。」
陽向「その方がいいよ。」と言いながら、陸斗も同じ馬車に乗り込んで王都に向かった。
王都にいる潤は、王都の守り神?守護者?として、崇められていて何処に行こうとしても制止させられて、身動きが取れなくなっていた。
王都にいる第一王子・第一王女・第二王子の3派閥が、水面下で裏工作をしていて、潤が身動きが取れない間に、各都市に人材を派遣して潤を派閥に入れる為の準備をしているが、潤に色目を使ってもダメ、お金を積んでもダメ、何をしても靡かないでいたため、各派閥の人達も焦っていた。
潤は各派閥から毎夜メイドが部屋に伽に来るのが嫌で、密かに王城を抜け出す事を計画していた。
陽向達が王都に着いて、城下町に宿をとって部屋でくつろいでいた。そんな時に陸斗は猫化して猫魔法サーチキャットと唱えて潤の居場所を探った。潤はまだ王城の貴賓室にいた。丁度メイドが3人来て色仕掛けを受けていた所だった。しらたまは箱庭に入り、誰にも気づかれない様に潤のいる王城の貴賓室に潜り込んだ。猫の姿なので、見つからない様にベッド下に潜んでいた。
潤はと言うと、メイド3人に服を脱がされようとしていた。今夜のメイドはいつものメイドと違って超積極的であった。
いつものメイドなら、断って部屋から追い出すのも簡単だったが、今夜は断っても断ってもしつこく食い下がって来て、潤が強い口調で言える人ではなかったので勢いに任せてメイドの好きな様に仕向けられていた。
しらたまは仕方ないのでベッド下から出て、一鳴きするとメイド達は手を止めてしらたまの方を向いた。と思ったら、しらたまの傍に来てもふもふとしらたまを触り始めた。流石にお腹の匂いを吸う事はしていなかった。その隙に潤は身支度を整えていた。
暫くするとメイド3人はしらたまを触るのを止めて、改めて潤の方を向いて襲おうとしたが、潤が身構えまくっていた為に襲う事を止めてしまった。そうなるとメイドもする事がないので部屋から出て行った。メイドが部屋から出て離れて行った事を確認すると、
潤「しらたまさん、ありがとう助かりました。」
しらたま「潤が襲われてもいいんだけど、後味が悪いので助けちゃった。」
潤がホッとしていたが、
潤「しらたまさんに相談があるんですが」
しらたま「どうしたんだい。」
潤「この王城から突然消えるって出来ますか?」
しらたま「潤も知ってると思うけど、箱庭に来たら王城から突然消えた様に見えると思うよ。」
潤「そうだった。箱庭があったんだ。」潤はこの箱庭を使って王城で行方不明になれば誰も探さないと思った。
潤「しらたまさん、明日の昼にこの貴賓室に来て、私を箱庭に入れて下さい。」
しらたま「いいよ。何か考えがあるんだね。それじゃ、明日の昼にさっきと同じ様にベッド下で待機してるね。」と言って、陽向達の所に箱庭を通じて戻って行った。
潤は次の日、宰相と会話をしながら昼過ぎに貴賓室で別れた。その際に、護衛の騎士がドアの前に待機していた。潤が部屋に入ると同時にしらたまがベッド下から出て来て、潤と一緒に箱庭に入って行った。
箱庭では菜心とプラージュが待っていた。潤はプラージュを見て微笑みながら、「久しぶりですね。お元気でしたか。」
プラージュ「潤様もお元気でしたか、心配をお掛けして申し訳なかったです。」
潤「無事で何よりです。王城にいた時よりも綺麗になられて…」潤の目から涙が溢れて言葉にならなかった。
カリプソ国の勇者 潤と第二王女プラージュとの儚い恋の始まりが…




