港町の依頼達成後がヤバいにゃ
クラーケン討伐依頼を受けて来てみれば、伊織の従兄弟が行方不明になってたけど、異世界召喚されてたにゃ
クラーケンを討伐したかのように見せかけてクラーケンの足を港町に提供したにゃ
討伐した祝いに宴を開いて大騒ぎにゃ
町長がクラーケンを討伐してくれた事に対して、町中あげてのお祝いをしてくれて、陽向達は若干困っていた。陸斗はクラーケンが出没した影響で若干の迷惑がかかったであろう事でクラーケンの足をみんなに振舞ったつもりだったのが、町長や町民がえらく感激してしまって、このまま何もしないで帰せない。と言われ、今に至っているのである。
潤は何もしていないと言って勇者パーティー一行を引き連れて王都に戻って行った。だが、勇者パーティー一行の2人が近くの宿にいて潜みながらこちらを監視しているようだった。カリプソ国の勇者パーティー一行は潤を含めて10人で行動をしていた。潤達が帰路に就いたのを見届けたがその時に7名だったように見えた。どこかにいて見えてないだけかと思ったが違う様にも感じられた。
陸斗が変態で猫獣人化して、猫魔法サーチキャットを唱えて探索して2人が宿の窓際からこちらの様子を伺ってるのが分かったからだ。しらたまは直ぐに変態で人化して陸斗になって陽向達と行動を共にしていた。
陸斗がクラーケンの足を町に提供してから3日が経っていたが、まだお祝いが終わる見込みが立っていなかった。少なくとも後2日程は続くらしいと町民が言っていた。それだけ、町長と町民が嬉しかったのだろう。
陽向達が泊っていた宿が会場になっていて、陽向達が宿泊した当初から宿泊者は陽向達だけであったのが幸いで、毎日夜まで酒盛りで騒いでいた。陽向達はずっとビールを飲み続けていたので二日酔い?三日酔い?になっていた。陸斗だけが平気であった。
陸斗が酒に酔わないのは、ブルーに酔い止めポーションを貰って飲んでいたからである。酔い止めポーションは陸斗が獣人国で古代種探しをしている時に、箱庭にいるブルーが酔い止めポーションや船酔い止めポーション、馬車酔い止めポーションを新たに作れる様になったのである。陸斗は新たに出来たポーションは常に収納しているのであった。
ブルーはこれまでに無かったポーションを大量に作れる超チートなホーリースライムであった。そういえば、最近ブルーのステータスを確認していないけどもしかして種族が変わっていたりして、今度 箱庭に行ったら確認してみようと思う陸斗であった。
カリプソ国の王都ベルメールに向かっている潤率いる勇者パーティー一行は途中で複数の魔物の群れに襲われていた。今までは魔物の群れに襲われる事はあったが、今回みたいな複数の魔物の群れは初めてであった。潤達のパーティーの中で普通に戦える者は潤を含めて4人であった、残りは支援と諜報員というか監視を目的とした者だけであった。なので、これだけの魔物を倒せるかというととっても微妙だ。
潤が先頭で活路を見出せる様に魔物に向かって行った。後の3人は魔法職なので、詠唱して潤にあたらない様に魔法を放っていたが、詠唱に時間がかかりあまり魔物を倒せていない。潤は身体強化を自身にかけてから、魔物を討伐しているが、あまりに数が多くて苦戦している。
陽向達を監視している2人は支援魔法を得意としている者と回復魔法を得意としている者だったので、監視を目的としている連中が残す者の選択を誤っていた。この2人が潤と一緒に戻っていたら随分と違っていたと思う。
魔物の群れも約半分程まで討伐をしたが、潤に疲れが見え隠れし始めていた。自身にかけていた身体強化も解けて、愈々もってヤバくなって来た。と思ったその時に、しらたまが潤の目の前に現れた。潤は誰が来たのか、分かっていなかった。
少し遡るが、潤が王城に戻ると言い出した時に、陸斗が蘇生の指輪を潤に渡した。「これを指にはめて行動するようにね。」と言って誰にも見えない様に渡した。
潤が危険に陥ったので、陸斗は戦闘中だと理解して、陸斗のままだと助けられないとまずいので猫獣人化してから、潤の元に向かった。
しらたまが現れて、周りの状況を理解したら、猫魔法ファイヤーキャット・アイスキャット・カッターキャットと続けて猫魔法を放った。猫の形をした火魔法と氷魔法と風魔法が魔物に向けて飛んで行った。この魔法だけで残っていた魔物が全滅していた。
この光景を後ろで見ていた監視員があまりの出来事でビックリしていた。
魔物の脅威が無くなったので、しらたまは潤の元に行き、「私は陸斗だ。安心しろ。もう終わったから、戻るね。」と言って、去って行った。
潤はあっけにとられていて、その場に立ち尽くしていた。
監視員と魔法士が潤の所に来て、先程の人は誰か聞いていたが、潤は「全く知らない人だ。初めて見る人だった。」と言っていた。嘘であったが、本当の事を言っていた。
この魔物の群れは、第一王子を王にしたいと思っている者が仕向けた物であった。監視員の1人はこの事を知っていたが、実際に目の当たりにするともうダメだと思うくらいに絶望的だった。
この魔物の群れを討伐をしていた事で、王都に戻るのが難しくなっていた。王都と港町の間にある都市に寄って装備を整えなければ先に進めそうもなかった。監視員の1人がこれではヤバいと判断して、港町に残して来た2人も合流させる為に1人を伝令として港町に走らせた。
それを見ていた潤は、この勇者パーティー一行はマジでヤバい連中の集まりだと再認識していた。
カリプソ国の闇は深くヤバい事が段々と見え隠れしているにゃ
これを暴いたら国がヤバい事になりそうにゃ




