店舗オープンしたらヤバかった
ルナリアに店舗兼住居を購入してから準備期間がヤバかったにゃ
盗難対策案もヤバいし、実際の結界もヤバかったにゃ
さぁ、ドゥスールキャットのオープンですにゃ
ドゥスールキャットのオープンの日がやって来ました。朝から
征一郎達が倉庫から商品を棚に並べている。陳列棚いっぱいに各種ポーションが並べられていく。回復ポーション初級の数がヤバいくらいに置いてあるが、これが一番の人気商品になると予想して、大量に棚に並べてある。
倉庫の方は、とりあえず店舗に並べたので空きスペースが出来た。そこにしらたまが昨日余ったポーションを検品台に置くと、昨日と同じ様に菜心が棚に収めていった。ブルーが作った各種ポーションがこれで全て出し終えた状態である。総数9,000個のポーションがこの店舗と倉庫にある。自白ポーションは売り物では無いのでしらたまがそのまま収納に入れたままになっている。
ドゥスールキャットの営業時間は9時から16時にしてある。店先の看板にその様に記載している。営業日はオープンの日から隔日でその都度臨時休業もあるので気をつけて下さい。との記載もしてある。普通の店は休みが祭事のある時だけというブラック企業ではないので勘違いしないでほしい。
ドゥスールキャットのオープン1時間前だけど店の前には誰もいない。でも、誰もが寝静まった夜中には何人もの人が窓越しに中を見たり、扉を開けようとしたりしていた。店舗の陳列棚に何も置いてないから、店舗に入ろうとしたんだろうな。残念ながらしらたまの結界で中には入れないけれどね。
オープンの時間になったので、扉の前にオープンの札を出したら、1人のお客が待っていた。そのお客は商業ギルドのギルマスのシャトンであった。
征一郎「本日、ドゥスールキャットオープンです。」
シャトンが1番乗りで来店してくれた。店舗内を見て、陳列された商品を見て、「ギルドが購入する時の金額と一緒なんだね。普通は幾らか高く設定するものだよ。」と言っていた。
征一郎は苦笑いをしていたが「このルナリアでいろいろ助けてもらったからそのお返しだよ。」
シャトン「嬉しい事を言ってくれるよ。ここには無いけど自白ポーションは無いのかね。」
征一郎「あれは販売する様な品物では無いからね。」
シャトン「えっ、あれって本当にあるの?」
征一郎「嘘は言わないよ。本当にあるよ。」シャトンはすごく驚いていた。
記念すべき1人目の購入者はシャトンで回復ポーション中級10個を購入していった。その後は、その光景を見ていた冒険者パーティー数組が来店して、いろんなポーションを購入していった。それからは人が絶えず来店して購入をしていったが、昼頃に販売カウンターに征一郎しかいないタイミングで一人の男が回復ポーション中級とMPポーション中級で各2個の計4個を懐に隠して扉を開けて逃げようとしたが、扉が開かずにその男は扉に勢いよくぶつかって床にポーションを落として倒れた。それを見た征一郎が大声で泥棒って叫んで、その男を拘束した。その声を聞いて若菜が休憩所から出て来て、店の中にいる人に騎士の詰め所に行って騎士を呼んで来てもらう様にお願いしていた。その時にお礼として回復ポーション初級1個を差し上げた。
騎士2人がドゥスールキャットに来て、盗人を捕獲して詰め所に連れて行こうとした時に征一郎が「自白しない様なら私に教えて下さい。」と伝えた。
騎士が詰め所で盗難者に聞き込みをしたが自分は平民で病気になったので盗んだ、と何度も言っている様だった。
これではダメだと思った騎士はドゥスールキャットに騎士を派遣して征一郎にその事を伝えたら、征一郎はしらたまから預かっていた自白ポーションを持って詰め所まで行った。
詰め所で盗難者は騎士に何度も同じ事を話していたところに征一郎が自白ポーションをコップに入れて盗難者に飲ませた。すると、騎士の質問で「お前又は家族が病気か」と聞くと盗難者は首を横に振った。盗難者はなんで?という顔をしていた。続いて、騎士が「何処かの商店か商会に頼まれたのか」と聞くと盗難者は首を縦に振った。盗難者はまたもなんで?という顔をしていた。騎士が言った商店又は商会の名を言っていくと、ある商会の名の時に首を縦に振っていた。盗難者はその瞬間、頭を抱えて蹲っていた。
騎士は商業ギルドにドゥスールキャットに盗難者が現れ、ある商会が関与している事を報告しに向かった。
征一郎はその事を確認したら、帰りがけに時々店舗に見守りに来てもらえないか頼んでいた。そして、ドゥスールキャットに帰って行った。
ドゥスールキャットはその間、若菜と菜心で切り盛りしていた。征一郎が戻って来ると、もう1人盗人がいた。開店当初から盗みに遭いそうになるなんて何て治安の悪い所なんだ。と思う征一郎であった。
商業ギルドに報告に行っていた騎士が帰りにドゥスールキャットに寄った所にそのもう1人の盗人がいる事を伝えると、征一郎に先程のポーションがあったら1個もらえないか。というので、「これは非売品なんですからね。」といって渡していた。
2人目の盗人は冒険者だったので、冒険者ギルドにドゥスールキャットで窃盗をした事を報告していた。冒険者ギルドと商業ギルドは次の日に盗難についての話があった。店舗オープン初日に回復ポーションは全て完売、他のポーションは少しだけ残り殆ど売れていた。ポーションしか売っていないのにすごい繁盛していてビックリしていた。それに、予想以上に盗難があったし、その予防対策がヤバかった。
盗難対策万全の中で盗難する不届き者が実際にいたにゃ
冒険者ギルドと商業ギルドの対策案を実行するにゃ




