幻の回復ポーションが何故に必要?
陸斗が初期に作った規格外の回復ポーションを巡って問題が発生中にゃ
若菜に怒られて小さくなっている征一郎に檄を飛ばして営業の開始時刻になったのでオープンした。オープンして、それほど時間が経っていない時に商業ギルドのギルマスのシャトンが店舗に訪れた。
シャトン「征一郎さん、例のポーションですが、どうにかなりませんか?」
征一郎「無理です。」
シャトン「そこをなんとかお願いします。王城からの依頼なのでどうにかお願いします。」
征一郎「王城からの依頼ならこちらに直接は無理か。あの回復ポーションは商業ギルド経由でしか卸さないと決めた物でしたね。」
シャトン「そうなんです。なのでお願いします。」
征一郎「それじゃ、製作者が亡くなったので作れません。で通したらいいじゃないですか。」
シャトン「そう言いたいんですが、無理なんです。」
征一郎「何で??」
シャトン「征一郎さん、すみません。つい喋ってしまったんです。すみません。」
征一郎「契約違反ですね。どうしましょうね。」
シャトン「すみません。」と土下座しながら謝っている。
征一郎「ここで、土下座は止めて下さい。営業妨害ですよ。」
シャトン「許してもらえるまで止めません。」
征一郎「卑怯な行為だけど、とりあえずは許すから止めてくれないか。」
シャトン「ありがとうございます。」
征一郎「契約違反は許すけど、ポーションはなぁ。無い物は売れないからなぁ。」
シャトン「どうすれば、売ってもらえるんですか。」
征一郎「期限はいつまでなんだ?」
シャトン「王城に納めないといけない期限は2日後です。」
征一郎「何本いるんだ。初級?中級?」
シャトン「初級回復ポーション20本です。」
征一郎「期限ぎりぎりに取りに来い。」
シャトン「ありがとうございます。」
征一郎「今後は絶対に無理だからな。今度契約違反をしたら商業ギルドに卸さないからな。」
シャトン「分かりました。ありがとうございます。」と言って去って行った。
征一郎「陸斗、聞いていただろ。頼むよ。」
陸斗「仕方ないな。今回だけだぞ。」と言って、2階の部屋に行って錬金術で中級回復ポーションを錬成した。錬成時間は約2分で20本出来た。ポーションを持って店舗に戻った。
陸斗「征一郎、例のポーションだ。」
征一郎「陸斗、こんなに早く錬成出来る様になったのか?」
陸斗「もっと早く出来たんだけど、前のよりも性能が良すぎて作り直してたんだ。」
征一郎「えっ?あの時のポーションもヤバかったのにそれ以上の性能って世に出せないじゃないか。」
陸斗「そうなんだよな。どうしようかねぇ。」
征一郎「それじゃ、メインメンバーにいざという時用に渡したらどうだ。」
陸斗「それ、いいね。」と同意していた。
王城が何で今更あの時の回復ポーションを探し始めたんだろうな。陸斗は店舗を出て騎士詰め所に向かった。
陸斗「騎士団長さんはいますか?」
騎士「団長は今は不在です。何かありましたか?」
陸斗「団長さんに直接聞きたかったんだけど、まぁいいっか。最近、この王都で何かしらの負傷するような出来事でもあったの?」
騎士「王都では何もないですが、ダンジョンに行った王子が怪我をしました。」
陸斗「王子がダンジョンに行った?あの見つかって途中までしか攻略していないダンジョン?」
騎士「はい。そのダンジョンです。」
陸斗「今からいう事は内緒にしてね。」
騎士「はい。」
陸斗「勇者達が途中で引き返したダンジョンの何階層まで行こうとしたの?」
騎士「13階層です。」
陸斗「えっ?12階層までしか行ってないのに、この短い期間でそこまで行こうとしたの?」
騎士「えっ?貴方が12階層に行ったんですか?」
陸斗「勇者である陽向達と一緒に12階層まで行ったよ。」
騎士「そうだったんですね。」と言って、敬礼していた。
陸斗「何階層で戻って来たの?」
騎士「5階層を攻略してから戻って来ました。」
陸斗「もしかして、王子のお供に騎士団長含め副団長全員でダンジョンに行ってたりして」
騎士「もしかして、見てたんですか?」
陸斗「えっ?そうなの?嘘でしょ。」
騎士「本当です。」
陸斗「それで、怪我して帰国したのか。なるほどなぁ。」
騎士「私は貴方を尊敬します。」
陸斗「いろいろ教えてくれてありがとう。」
騎士は陸斗が見えなくなるまで頭を下げていた。
規格外の回復ポーションの使い道がなんと馬鹿王子の為と分かり怒りが溢れている陸斗であったにゃ




