カリプソ国に勇者と第二王女が帰還するにゃ
獣神から頼まれていた獣人の古代種達の引っ越しが終わったにゃ
次は何をしようかにゃ
箱庭に戻ったしらたまは、住居に戻って直ぐに部屋に籠っていた。白龍から聞いていた皇龍(俗称 光龍)の存在と世界樹に行くと古代種に会えると思って目指していた世界樹がこの世界に6本も存在している事を聞いた事である。今いる大陸には世界樹が1本だけである事も分かった。この事は誰も知り得ない情報であった。
しらたまは、これからの動きについていろいろ考えていた。今までは獣神ベスティーのお願いを聞いて行動していただけなので、自分の意志で行動をしていなかったのである。その事を含めていろいろ考えていた。
しらたまがいろいろ悩んでいる時に、潤が部屋に入って来た。
潤「しらたまさん、私達ですが1度カリプソ国に戻ろうと思います。」
しらたま「潤、どうしたんだい。もう少しここにいると思ってたよ。」
潤「カリプソ国の闇の問題をどうにかしたいんですが、私が王になると身動きが取れなくなると思うので、そこは辞退するんですが、どうしたら、闇を一掃する事が出来るでしょうか?」
しらたま「カリプソ国の闇を一掃するのは無理じゃないの?」
潤「やっぱり、そうですよね。」2人して頭を抱えていた。
しらたま「潤はこのまま、勇者を続けるの?」
潤「今のカリプソ国は魔族云々は関係無いと思います。なので勇者を返上したいと考えています。」
しらたま「でも、潤はカリプソ国の守護者って言われてるじゃん。そこはどうするの?」
潤「守護者の元はしらたまさんですよ。私は知らないです。」
しらたま「何かいい案は無いのかなぁ。やりたい職業とか無いの?」
潤「プラージュが若菜さんを見てて、若菜さんみたいになりたい。って言ってたなぁ。」
しらたま「若菜みたいに?ポーションの販売員?」
潤「そうそう。私もしてみたい。」
しらたま「それなら、ベルメールにドゥスールキャット2号店でも出すか?」
潤「いいの?」
しらたま「潤達がいいなら、構わないよ。ブルーに頑張ってもらおう。」
潤「後は、王に何て言うといいかなぁ。」
しらたま「私を見て勘違いしているんなら、再度登場していい様に宣言してあげるから、店舗を購入して楽しく過ごそう。なんなら伊織達も付けよう。」
潤「いいの?」
しらたま「陽向達も暇してるだろうし、何があっても負けないから大丈夫だよ。」
潤「それじゃ、お願いします。」
しらたま「悪い事にはならない様にするからね。」と言っていた。潤は安心して部屋に戻って行った。
次の日になって、箱庭から潤とプラージュがカリプソ国のベルメール郊外で人の居ない所を探して出て行った。そのまま、2人でベルメールに向かって歩き出した。ベルメールの門の所に行くと、門番が2人を見つけて慌てて王城と詰め所に連絡していた。
詰め所からは騎士団長が慌てて2人の前に出て来た。
騎士団長「勇者様と第二王女様、徒歩で来たのですか?」
潤「来る途中で魔物に襲われて馬車が破損したので、借りた馬でここまで来たんだ。」
騎士団長「そうだったんですか。それでは、王城まで案内します。」と騎士団長が馬車を用意して、それに乗り込んで王城まで行った。
王城では、宰相が待っていた。
宰相「勇者様、第二王女様、御無事でよかったです。」
潤「これまでの話は王に直接言いたいので、時間は取れるかな。」
宰相「勇者様、既に時間は押さえてありますので、王の執務室に向かいましょう。」そう言って、執務室に向かって行った。
王の執務室に入ると、王だけが椅子に座っていた。
宰相「勇者様、第二王女様がお越しになりました。」
王「勇者様、プラージュを無事に連れて来てくれてありがとう。感謝しかない。」
潤「王よ。プラージュ王女はシャルモン国で愛玩奴隷としてオークションに掛けられてある方に保護されていました。」
王「ある方に保護されていたのですか。」
潤「そうです。その方は1度、この国に来た事があります。」
王「そうなのか?誰なのだ?」
潤「今はその方の事は何も言えません。」
王「そうなのか。それよりも、プラージュよ。愛玩奴隷ってどういう事だ。王位継承は大丈夫なのか?」
プラージュ「私は1度、愛玩奴隷に貶められたので、もう王位は継げません。」
王「プラージュ、そんな事を言わないでほしい。勇者と夫婦になりこのカリプソ国の為に王位を継いでほしい。」
その時、箱庭からしらたまが出て来た。
箱庭で結婚した潤とプラージュは迷っていたにゃ
プラージュの祖国に戻ろうか戻らないかと悩んでいたけど、戻って未来に向けて歩き出したにゃ




