第一章 第伍話「説明」
「なっ…………!」
モニターに現れたのは
手足を拘束され
じたばだと動くここにいる
者達の家族の姿だった。
(なっ…何で…………?!)
「母さん…が?」
俺は無意識に声を上げる。
そして続々と親父…やおっ母!という
声まで…………。
これは…なんだ?
一体…なんで…母さんが拘束されてるんだ?
『見てもらった方が
早いかなって思ってさ。
はい。この画面に写るは君たちの
愛すべき憎むべき
尊ぶべき親の皆さんです!
なんで…?
こんなことをしたんだ?
って思ってるよね?」
とモニターの中の男は
ピエロのマスクの目部分を
画面に近づける。
憎たらしい笑みを浮かべ
男ピエロはケラケラと笑い
『―…だよ。』
(は…………?)
『これは君達の人質であり生け贄だよ。』
(…………は?)
『そんな変な顔されても困るよ♪
こうなったのも実際
君達が悪いんだし。
さてとじゃあ簡単なルール
説明から行こうか。』
と、僕たちの意見や怒号も聞かず、
ルール説明やらに入った。
『はいはーい!
殺し愛するゲーム[殺愛ゲーム]
についての説明事項から行っくよ~♪
まずは…………このゲームでの
強制参加者の皆の立ち位置は…
[親または子に罪を犯した家族]
となってるよ♪
そしてこのゲームでは
その親または子のどちらか、
罪を犯した犯してない方のどちらかが
死ぬよ♪
でもでもぉ?
それだと強制参加者は場合によっちゃあ
みーんな!死んじゃいます!
ありゃりゃ!Σ(×_×;)!
ということで最初から
そうならないために、
強制参加者の中には君達を監視する
参加者が2名紛れています!
誰なのかは君達が当ててね!』
と画面がアニメーションから
男ピエロに戻る。
全員が画面に見とれ唖然としている。
今アニメーションの中の人物が
何を言ったのが整理がつかない。
なに?
親または子に罪を犯した者?
強制参加者が死ぬ?
監視する参加者?
どういうことだ?
と思ってる内にルールのようなものが
僕達のいる傍聴席のドア側の
スクリーンパネルに映し出される。
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No.1 殺し愛(合い)をする実験
ルール説明
1.これは親または子に罪を犯したものだけが
強制参加してやってもらう実験です。
2.基本拒否権はありません。
3.まず『親』『子』『回避』『両方』
と書かれたサイコロがあります。
『親』『子』と書かれた目がそれぞれ2つずつ。
『回避』『両方』と書かれた目がそれぞれ1つずつ。
4.『親』が当たれば親が、『子』が当たれば子が
罰を受けます。
5.『回避』は親も子も罰を受けずそのターンを
相手に回すことが出来ます。
6.『両方』は親も子も一緒に仲良く
罰を受けてもらいます。
7.この実験から抜け出す方法は様々ありますが、
罰を受ける以外であれば強制参加者に
紛れる参加者を見つけてください。
8.参加者を見つけだしたら強制参加者一人、
一回だけ申告することが出来ます。
9.当たれば的中ということで申告した一人のみ、
この実験から解放されます。
10.もし外れた場合は問答無用で処刑します。
気をつけてください。
11.罰はこちらで決めさせて頂きます。
なるべく希望に沿えるようにします。
12.ある一定以上まで減りましたら第2ラウンドを
開催します。
第2ラウンドについて順を追って説明します。
13.最後に途中退室について。
途中でどうしても抜けたい方は申し付けください。
生命の保証は致しませんが。
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スクリーンに映る文字が
悪魔に見えたのは目の錯覚だと自分自身に
そう命じても言い聞かせても無駄に見えた。
全員が絶望というものに呑まれた瞬間だった。
『一つ言っておくよ。
サイコロを振る順番はこちらで
決めさせてもらったから。
あとは…………そのスクリーンにあること以外で
質問があったら何か連絡よろしくね♪』
次回からは
サイコロを振るゲームが遂にスタートします。
誰が死ぬのか。生きるのか。
乞うご期待!
次回更新日決定!
2月25日予定




