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実験室-The game-(更新停止中)  作者: 工藤将太
No.3 人との縁を確かめる実験
25/27

第三章 第伍話「No.15 岸谷龍牙&No.田城結衣 / No.5 華原百合&No.14 来栖圭司」

これまでのあらすじ


人の命を賭け物にして行われる実験室。

その賭け(ゲーム)において敗北は死を意味した。


無人島において集められた不特定多数の男女数十名。

今宵もまたゲームが幕を上げる。

今回はスイッチがゲームの鍵を握るなか

実験室リーダー、

岸谷龍牙は折川彪にコンタクトをとる。

だが来栖圭司にその場を見られ

口封じのため優先権スイッチを渡し共同戦線を張った。

ミッション1は簡潔に言えば

女のみがスイッチを押せるが奪ってしまえば

男も使えるというもの。


そのミッションに巻き込まれそうに

なったところを田城結衣は岸谷龍牙に助けられ…

生い茂る草むらを掻き分け龍牙は

結衣と手を繋ぎながらスイッチをまた

片手に歩いていた。

近くに誰もいないのか潜んでいるのか

…不思議と音はこの歩く音と

二人の息をする呼吸音だけだった。

歩いていると結衣は龍牙を見上げる。

結衣と龍牙とでは約20㎝も慎重に差がある。

結衣は150㎝、龍牙は175㎝くらいだ。

見上げられていることに気付いたのか

龍牙は立ち止まった。


「どうしたの?」


「あの…どうしてペアを作るんですか?」


「あー…結衣さんが寝てる間に

 実験室からこのメールが届いたんだ。」


と龍牙は結衣にミッションを、

表示したり電話といった機能を持つ

スマートフォンのその画面を映した。



ミッション2【誓約】

男と女でペアを作ってもらう。

但し2人異性であること。

3人、4人は認めず必ず2人であること。

また誓約として互いが

認め合う形で誓約すること。

どんな形でも良しとはするが

妨害となる場合は不可とする。



「へぇ……誓約?」


「そう…誓約。」


気まずいような感じで、

そう龍牙が呟くと結衣は言った。


「どっ……どうしたら良いのかな?

 何して欲しい?龍牙くんなら…」


「えっ?」


思わず龍牙はそう溢した。

すると結衣は


「だって私の命の恩人だよ?

 内容によってはだけど、協力したいしさ。」


すると龍牙は深く考える。


(俺には佐々山美粋がいる。

 だが……誓約しないと多分悪いことが起きるんじゃ…

 ったく。こういうところは

 教えてくれないんだよな…彪は。)


「……じゃあ。」


?マークを浮かべる若干幼い顔の結衣は

緊張かただ詰まったのか、

かすれた声でん、と呟いた。


「キス……しよう。」


「…えっ」


と言うと結衣は少し唖然とした

表情のような驚いたような顔を浮かべ

その後すぐに顔を赤らめしゃがみこむ。

結衣は心配する龍牙を横目に

悶々と妄想を膨らませた。


(どっどどどどどうしたらいいの?!

 きっ、ききききキス?!

 したこともないしドラマとか

 アニメとかでも見るのも恥ずかしいから

 そんな、直視もしたことないし……

 どうすればいいの?!

 えっえっ…キスって映画だったら

 舌と舌を絡ませるんだっけ?

 いっ、いやいやいやいや!!

 そんな絡ませっ?!

 ないないない!!

 こんな初めての人にそんなこと!

 ベッドの上だったし……えっベッド?

 ベッドの上では……はわわわわわわ?!!

 無理無理!!そんなこと絶対やれそうにっ?!!)


「……結衣さん?」


「はっ!はい!!何でしょうか!!岸谷くん!!」


「そんなキャラだったっけ?」


「えっ?えっ……えーと私は普通だよ☆」


と結衣はキラッという

笑顔と声で作り笑いをする。

あはは…と笑っていると

結衣はまたすぐに赤くなり伏せようとする。

龍牙はそんな結衣と同じく

しゃがみ結衣の肩をたたく。

また悶々とする結衣は不意に

肩をたたかれ少しぼーっとしながら顔を上げる。

そのとき。


(えっ―)


龍牙が口と口とで結衣にキスをした。

ただ普通のキスを。

舌の入るようなディープキスではない

が長く少し深いキスを。

唇を離した龍牙は少し照れながら結衣を見やる。

結衣は不意打ちでキスをされたことに

またリンゴのように頬が赤くなっている。

そしてその頬を手で抑え目が泳いでいる。

そして口がゆっくりと綻び感想を聞かなくても

良いくらいの満面の笑みでえへへと笑う。

その顔に龍牙はドキリと心を打たれる。


(駄目だろ…その顔は……くそ)


と龍牙もまた笑い笑顔になる。

すると結衣が


「あの!龍牙くん!」


「はっはい!」


思わず敬語になるとそれに対して

結衣はふふと笑うと


「私…まだ心の整理がついてません。

 でも…龍牙くんにキスをされたとき

 嫌じゃなかったんです。

 いや好きになっちゃいました!

 告白と受け取ってもいいです。

 返事はまだ良いので…返事のとき良かったら

 またキスしてください!」


と輝く笑みで龍牙にそう言い放つ。

それに龍牙は笑うと


「パートナーとしてもよろしくな。

 告白の返事はタイミングを見計らうよ」


「はいっ!」


ミッション2【誓約】

田城結衣・岸谷龍牙 ペア成功







すべての衣類を脱ぎ捨て

またそれが散乱するなか来栖は立ち上がりながら、

華原にスイッチを返しながら言う。


「……これでペアは成立だな。」


「えーっもうちょっと激しくしてもよかったのに…

 ねぇ騎士様。下は元気なのでしょう?

 また私を使ってもよろしくてよ?♥」


と意味深にヘラヘラと挑発するような声を変えて誘う。


「……もう良いだろ。

 ミッション2に必要だった誓約はお前が望んだ、

 一線を越える方法でやったんだ。

 これ以上俺に何を望む。」


「愛なんかいらないわ。一時の快楽も。

 騎士様についてる大きな騎士様はすごく

 気持ちよくなるけど、それも一瞬だもの。

 欲しいのはあなたの顔よ…来栖圭司。」


とニヤニヤと華原は来栖を見る。

筋肉質な鍛えられた肉体には見向きもせず


「あなたがすべての記憶を思い出して

 絶望に染まる顔が欲しいわ。

 あなたは私をレイプした。

 まだそういう身を結ぶことも知らない

 純情な私をズタズタに切り裂いてぼろ雑巾みたいに。

 あれはいつだったかしら。

 誰かと胆試しに行った帰りだったかしら。

 待ち伏せたあなたは私を襲った。

 覚えていない。

 そうあなたは、"ヤったあと"にも言った。

 それは今も昔も変わらないことね。

 自分がしたことが怖かったのかしら。

 だから思い出さないのかしら?

 でもそれすらあなたは覚えていない。

 何故かしらね。」


皮肉をたっぷりと込めた顔と

声と言葉に来栖はただ呟く。


「さあな。」


と言いながら来栖はふける。

言われて初めて何か心に

ちくりと刺された感触がしたからだ。


(だが……それがまるで分からない。

 多分…分からないんだ。

 何かを思い出そうとすると

 俺自身ではない誰かが封をしめる。

 ……変だな俺。

 まるで自分の記憶のなかに二人以上かの

 人間の記憶が混じってるみたいだ。

 ああ。気持ち悪くて……)


「そんなに言うなら華原。後ろを向け。」


「あら?ふふふ

 ヤる気になったのかしら?

 良いわよ。

 私はあなたのものなんだから。」


とまた来栖は華原に覆い被さった。

田城ちゃんは元々は明るい子なんだぞ!というのを

表現したくてちょっと活発で元気な感じにしてみました。

また来栖兄さんは完全におとこなので

また下も男ではなく漢なのでR-15指定掛けときます。

(何言ってんだコイツ)


次回は近日中です!

土日更新に絞るので良ければご覧ください!


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