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実験室-The game-(更新停止中)  作者: 工藤将太
No.1 殺し愛(合い)をする実験
13/27

第一章 第拾弐話「case7」

死んだはずの肉の塊になったはずの金村正樹が

手をロープに吊るされ血の池を作っていた。

勿論のこと異臭もするしこれは死体だ。

麗花さんは金村くんの手を確かめると

脈打ちはしていない、死んでるとそう言った。

雄二さんは意を決した顔で

金村くんのポケットをまさぐった。

壁一面には

『手紙ハ死体ノ中ニアル。』

と書いてあるし雄二くんの狙いもそうだろう。

そして雄二くんはポケットから綺麗な白い封筒を

とりだすとそれをポケットに入れ帰ろうとする。

麗花さんと俺はそれを止め疑いを持つ。


「なっ、なんや?」


「手紙を頂戴。

 もしくは私と勇くんと同行して一度あっちに

 大ホールに戻る。どれが良いかしら?

 というよりは一緒に来てもらうわ。」


と麗花さんは雄二さんの手を引っ張ると

僕も一緒についていった。

皆の前で手紙を開けると中には

ちゃんと読める字で書いてあった。

名前だけ走り書きで金村正樹と書いてあるが。











「実験室」というグループは

生放送のチャンネルで

[ネットで見れるリアルタイム殺人動画作成グループ]

だった。メンバーは4人。

元々は自分達の面白動画を公開していた

グループチャンネルで大人気で好評をよんでいた。

だがある事件を境にそれが豹変しそのような

風になってしまった。


<メンバー>

リーダー 岸谷龍牙

主演 佐々山美粋

編集担当 坂城麗花

撮影担当 折川彪




読み終わった際には何もかもが理解出来ていた。

誰が参加者なのかも本当の黒幕なのかと

全てを知った。

麗花さんは走り出していた。

それを追うように他の人達も走りだそうとした。

そのときだ。

空間が歪んだ。ぐるりと一回転した。

眠い、とてつもなく眠い。

これは………?

そのときには何もかもが終わった気がした。









「今頃効かないでよ。睡眠薬」












頭が異常に重かった中僕はなんとか

その場所へと足を運んだ。

裁判場には貧血を起こしたみたいにぐったりとした

麗花さんがいた。




「れい………か…さん…」


「………ごめんね。」


と呟いた頃には麗花さん、

までもが息を引き取っていた。

皆が裁判場に揃うと僕はありのままのことを

話すと雄二さんがゆっくりと着ていたコートを

麗花さんに被せた。


「………。」


そのときモニターが動き赤い文字が炸裂した。




<罰:参加者規約罰則

対象:岸谷龍牙、坂城麗花>



岸谷龍牙が裁判場に連れてこられ

機関銃が龍牙を睨む。

そして乱射したそのとき、

裁判場に坂城麗花が入ってきた。

龍牙はそれに驚き麗花を庇いながら

100発1000発の弾丸を喰らい、

身が穴だらけになりそれが突如開いた床の穴に

落ちていく。

麗花は泣きながら言った。




『ごめんね…みんな。』


龍牙同様の弾を喰らいバタリと倒れた。

銃声は止んでいた。




驚きと最悪な状況に足がすくんだ。

参加者が2人死に、

これで強制参加者のみとなった。

いやそんな自分助かりじゃ駄目なんだ。

でも…と僕はその場にへたりこんだ。


『参加者は見事に死んだ訳だからそろそろ

 本題に入ろうか。』


悲しみの中に響くピエロの声。

鮮明に響くその声はぎらぎらと

この場にいるものたちの心を削った。

イラつかせた。何が本題だ。

何がゲームだ。もううんざりだ。


『辛気くさい顔するなよ。

 ルールの変更だ。

 君達、強制参加者の中に1人だけ

 参加者が参加するはめになった人物がいる。

 自首してくれたらその人物以外解放しよう。

 ただし、いつまでも出ない場合は

 最後の1人になるまで殺しあってもらおう。

 ではセカンドステージの

 殺し愛するゲームの開始だよ。』


殺し愛のゲームは終盤を迎えることになる。



次回から第1章終盤へと突入します。

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