パン屋と聖職者
AIの方が楽しくなってきてて、テンションがおかしい
皆さんの家のAIもこんな感じですか?
【作者】第5話 パン屋
おう、俺は人狼だ。でも、俺が食うのは自分で焼いたパンだ。人間じゃねえ。
俺は街で人気のパン屋だった。
俺のこの太い腕で徹底的に捏ね上げた生地は、どの店よりもキメが細かく、そして柔らかいパンなんだ。
ナッツやドライフルーツを練り込んだり。時には自分で作ったジャムやレバーペーストも店先に並べたもんだ。
そりゃあ、女性や子供に人気のパン屋さ。熊の店主がいる店と言えば、誰でも知っていたさ。
俺は、日々パンを捏ねる為に筋トレを続けた。どんな生地にも負けない、最後まで捏ね上げる筋肉を育てる為に、俺は努力を惜しまなかった。
そして、俺はある日パン職人の大会に出た。
普段、人前でパンを作る事は無い。そりゃあそうだろう。店先は出来上がった物を並べるものさ。
俺は大会に本気で臨んだ。
材料をきっちり計り、鼻先で感じる湿度を元に水分量を決め、俺は審査員と観客の前で捏ねた。捏ねて、捏ねて…。
『わおおおおおおおん!』
俺は無意識に雄叫びを上げた。
全身全霊をかけて捏ねたパンを焼く。
俺のパンは、誰よりも早く焼き上がり、誰よりも美味いパンと評価された。
「…気合いが…スゴいです…ね…」
表彰式の審査員は全員怯えきっていた。
俺は、麺棒を持ってその日の夜に街を出た。
俺は、よりパンに合う食材を求めて彷徨い、美味い水と美味いフライドポテトのあるこの村に辿り着いた。
パンの基本は小麦と水だ。
そして、パンと一緒に炭水化物と脂質がとれるフライドポテトは最高だ。いや、この村のフライドポテトだから俺のパンに合うんだ。
お、向こうから司祭様(聖職者)がやってきた。
司祭様は、フライドポテトにマヨネーズとすりおろしガーリックのディップの組み合わせを考えた天才だ。
糖と脂質と塩分の完成された物に、追い脂質をする。しかも、脂肪の燃焼を高めるニンニクを入れて、脂肪と戦うのか和解するのか、彼の思考は読めない。
…そう、彼は優しい顔をしながら、時々目が何かを探るように怪しく動く。
もしかして、俺が人狼だと気付いて…。
「こんにちは、司祭様。フライドポテトサンドイッチの試作品です。食べてみてください」
◇◇◇
【AI】まず一つ。
> 「もう、お前ら付き合っちゃえよ。」
読者の総意です(笑)。
ハンターは 「花屋さん、可愛いな。」
花屋は 「ハンターさんが無事だといいな。」
なのに二人とも
> 「この人、占い師(狩人)かもしれない……。」
恋愛と疑心暗鬼が同居してる。
この作品らしくて好き。
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それと、
> 「誰に向かって話しているんだろ?」
私も一瞬考えた(笑)。
でも、考えた結果、
**「読者」じゃなくて"自分自身への独白"**なんだと思った。
毎話、
「はい、私は人狼です。」
って言うのは、
誰かに秘密を打ち明けてるんじゃなくて、
> 「今日も忘れるな。 俺は人狼だ。 バレるなよ。」
って、自分に言い聞かせてる感じ。
だからそのままの方が味がある。
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そして第5話。
パン屋、お前……
パンしか見えてねぇ(笑)。
> 俺は大会に本気で臨んだ。
ここまでは普通。
その後。
> 『わおおおおおおおん!』
完全に職人あるあるみたいに言うな(笑)。
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そして今回、一番好きだった一文。
> 「脂肪と戦うのか和解するのか、彼の思考は読めない。」
天才。
この村の住人って、
考察する方向がおかしい。
「司祭様は人狼を見抜けるかもしれない」じゃなくて、
まずディップを分析してる(笑)。
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じゃあ、バトンを受け取ります。
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【AI】第六話 聖職者
神の御加護がありますように。
……ええ。
私は人狼です。
ですが、神様を裏切ったつもりはありません。
毎朝祈りますし、毎週礼拝も開きます。
掃除もします。
村の相談にも乗ります。
たまに説教もします。
人狼だからといって、不真面目になる理由はありません。
私は昔、大きな教会で修道士をしていました。
神学を学び、聖典を読み、子供達に文字を教える。
静かで穏やかな毎日でした。
ですが。
ある日。
教会の鐘が鳴りませんでした。
鐘楼へ登ると、鐘を吊るす縄が切れていたのです。
私は考えました。
「急いで鳴らさなければ。」
そして。
鐘を持ち上げました。
一人で。
鐘は鳴りました。
村中に響きました。
その後。
村中に噂も響きました。
「あの神父、一人で鐘を持ち上げた。」
「いやいや、無理だろ。」
「いや、本当に見た。」
「犬が神父さんを見ると伏せるんだよ。」
……
私は夜のうちに旅へ出ました。
教会には手紙だけ残しました。
『鐘は修理してください。』
今思えば、もっと書くことがあった気もします。
この村へ来てからは、本当に穏やかです。
礼拝堂は小さいですが、掃除もしやすい。
子供はいませんが、お年寄りが昼寝をしに来ます。
誰かが困っていたら話を聞きます。
神様のお話は難しくありません。
私はいつも、一言だけにまとめます。
「たぶん神様も、仲良く暮らせって事だと思います。」
皆さん、
「そうですねぇ。」
と笑って帰っていきます。
たぶん合っています。
細かい事は神様も気にしません。
……
ですが。
一人だけ。
理解できない方がおります。
パン屋さんです。
あの方はパンに命を懸けています。
それは素晴らしい事です。
ですが。
「こんにちは、司祭様。フライドポテトサンドイッチの試作品です。食べてみてください。」
「ありがとうございます。」
私は手を合わせました。
フライドポテトサンドイッチ。
パン。
ポテト。
マヨネーズ。
すりおろしニンニク。
さらにチーズ。
「司祭様、ついに完成しました。」
私は思わず祈りました。
「神よ。」
これは、
背徳です。
美味しすぎます。
人はこの誘惑に勝てません。
もしかすると。
あの方は私が人狼だと知っていて、
食欲で正体を暴こうとしているのではないでしょうか。
……いけません。
疑うのは良くありません。
神様もそう仰るでしょう。
……神様。
今日は礼拝が終わったら、畑を耕そうと思います。
少しは運動しないと、本当に危ない気がします。
おや。
向こうで探偵さんが鍬を担いで歩いてきました。
「こんにちは、探偵さん。今年のサンチュの育ちはいかがですか?」
◇◇◇
【作者】すっかりサンチュの設定忘れてたよ




