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LOST BAND!!!!  作者: 夏宮 ナルト
ナラセ!!!!
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8/11

突っ走れ!

響輝はアタルの後をこっそりと付けて行った。すると辿り着いたのは病院だった。アタルは病院の中にある整形外科に入っていく。

「どうせ俺の事を知らねぇくせに偉そうに言いやがって」

アタルは帰りながら1人でそう呟いていた。彼は左手を見ながらそう言っていた。それを後をこっそり付けていた響輝は見ていた。ここ最近、アタルはどこかへ通っていた。響輝はそれを知っていた。1人で何をしているのか、響輝は気になってはいたがそれを調べたりなどしなかった。けど今回は後を付けて、そのままアタルの行く方向へ行く事にした。そして着いたのは病院だった。アタルを更につけて行くと、整形外科に歩いていった。次の日、響輝はアタルに思い切って聞くことにした。

「アタル、昨日お前を付けて行ったんだ」

「そうなんだ」

「お前、その左手壊してるのか?」

「ああ。その通りだ。」

アタルは響輝に話し始めた。

この左手はもう時期動かなくなる。ずっと左手に痺れを感じていたんだ。けど大して痛いわけでもなかったから医者に行かずに放っていた。去年の夏だった。急に左手に激痛が走り、左手がほとんど動かなくなった。左手の事で初めて医者に行って告げられた。左手の神経が麻痺していると。このまま左手は動かなくなっていくらしい。

アタルは少し涙を流して泣いていた。

『ウミユリ海底譚-n-buna-』

アタルは出来るだけ叩きたいという思いを隠そうと一言告げて立ち去ろうとしたらしい。

「叩けないなら他のことをしたらいいじゃんか!」

「えっ、」

「左手が使えないからってお前のその気持ち終わらすはずがないだろ!左手が使えないなら右手でマイクを持って歌えばいい。右手が動くんならキーボードだって出来るだろ!」

響輝はアタルに叫んだ。響輝は彼をそんな事で終わらすのが嫌だった。

「そうだよな。俺はまだ終わらねぇ!」

アタルのその叫びは響輝の心に響いた。

「アタル、これからもよろしく!」

「ああ!」

『電光石火-フジファブリック-』

今回のイメージ曲は、

『ウミユリ海底譚』と『電光石火』でした。今回はアタルの秘密について書かせていただきました。次回もお楽しみに!

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