13/16
③ 思いがけない転機
そんなある日、担任の先生から話があった。
推薦で受けられる可能性があるというのである。
私は耳を疑った。
三者面談では厳しいと言われていたからだ。
後日、改めて面談が行われた。
その中で話題に上がったのが英検三級だった。
第二章で必死に勉強し、取得した英検三級である。
先生はその資格も含めて総合的に判断した結果、推薦で受験できる可能性があると説明してくれた。
私は信じられなかった。
一般受験しかないと思っていたからである。
しかし話は少しずつ現実になっていった。
そして最終的に、私は推薦入試を受けられることになった。
英検三級の合格が、ここで初めて大きな意味を持ったのである。
第二章の終わりで感じていた「あの合格が後で役に立つかもしれない」という予感は、思いがけない形で現実となった。
もちろん喜びだけではなかった。
今度は面接という新たな課題が待っていたのである。




