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深山の王  作者: 森村征爾
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第八話 放たれた本能

逃げ去った二本足から喰い物も縄張りも守り抜いた。

満足しながら喰い物を掘り返し喰った。腐敗は土にいれることで新鮮までではないが舌が喜ぶ。

何度も骨を牙でへし折り勝利の余韻に浸っていた。


もはや二本足へ怖さはない。

あるのは肉として喰い物として

あれを喰いたい。



.....二本足のメス。


水辺の主が襲った肉も、首を噛み砕けなかったのもメスだった。

オスにはない匂いが二本足のメスにはありる。



喰いたい。

喰いたい。

欲求はやがて怒りとなり警戒を失っていた。


我の山に入るならば喰らうべきもの。

怒りと興奮により首から背の毛は逆立ち

眼球は血走り口からは泡となったヨダレが垂れ下がっている。


探せ。

追え。

そして喰らえ。


二本足との鬩ぎ合いに勝てた自信と我慢していた欲求が大きな咆哮となり山々にこだまする。

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