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お家が見つかりました!

 カミラが申し訳なさそうに今回、ウルをアルヴェールに託したい事情を話し始めた。


「実はウルちゃん事件後も今まで通りツァボラの基地の宿舎で過ごしてたんだけど、違う部の隊員に誘拐されちゃってね…」



アルヴェールは無表情のまま何も言わない。


「……」



「ツァボラの基地では、ウルちゃんが猫になって脱出してきたことは一部の隊員は知っていたんだけど、その〜…、前からウルちゃんに好意を寄せていた隊員が猫姿のウルちゃんを連れ去っちゃったのよ。」



とうとう声が出てしまった。

「はぁ…で?」

なんか、色々ありすぎて空いた口が塞がらなくなりそうだ…



「誘拐した隊員は誘拐後すぐに、離隊してどこかでウルちゃんを監禁していたの。

私たちもずっと探していたんだけど、誘拐されてから半月ちょっと過ぎた頃に私たちがウルちゃんを誘拐した犯人の家を探しあてて、そこに突入して救い出せたのよ。

無事にウルちゃんを取り戻せたはいいのだけれど、また寮に戻すと同じことが起こりかねないから、見張りも兼ねてしばらく私の宿舎に住んでもらっていたわ。

なのに、ドーマンときたら…」





「……」

なにか嫌な予感…





「っっ重度の猫アレルギーだったのよ!!信じられる⁈こんな可愛い子にアレルギー反応起こすなんて!!」

カミラはオェンオェンと泣き始め、その横でウルがたじたじとしながらカミラを宥めている。



「………」


そういうことか。

姉さん家では面倒見れないし、ツァボラの基地も危ない。異動も視野に入れて協議した結果、俺に白羽の矢が立ったわけか。

どうせ異動の件も、パオロ大佐に相談とか言いつつ、ほぼほぼ無理矢理YESと言わせるように仕向けただけだな…


「と、言うことでアルくんの部隊の指揮官のかわゆいウルちゃんをお願いね♡」

涙目でウインクをしながら、カミラはアルヴェールに笑顔で強制を強いてきた。


アルヴェールはどうせ、ノーと言ったところで、無駄だとわかっている。



「はぁ…」


アルヴェールがため息をついた拍子に、ウルと目があってしまった…


まるで捨て猫の様な眼差しでこちらを見つめている…やめろ…そんな目で俺を見るな…


眉間に皺が寄る


もう、これはお願いというより、命令だ…



「「………」」





「分かった…」

完敗のアルヴェールは頭を垂らしながら渋々承諾した。


「やっぱりアルくんなら分かってくれると信じていたわよ〜♡さすが私のお・と・う・と♡」



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