出会い
「オレは別にお前たちに恨みはないから、どいてくれたら殺さないぞ! あの女は好きにしていいしな!」
魔王はトラブルに顔を突っ込みたくなかった。
「何を勝手なことを!」
女は魔王の発言に怒り心頭だ。
「こいつも女もさっさと片付けるぞ!」
男たちは魔王に飛びかかってきた。
「やれやれ!」
魔王は魔王城から拝借してきた魔剣を軽く振るった。
「ゴオオオオッ!」
魔王の剣に合わせて炎の竜が発生し男たちを燃えつくした。
「エッエッエエエエエェッ」
一人だけ離れたところにいた男が腰を抜かして驚いている。残りの男たちは全員消し炭になった。
「あの剣は・・・・」
女も驚愕していた。
「はぁ、おい! まだやるか?」
魔王は残った男に声をかけた。
「わあああああああああああああああああああっ!」
男は叫びながら逃げていった。
「やっと終わったな!」
魔王はやれやれといった表情で、馬をすすめようとした。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
女は魔王の前に両手を広げて立ちふさがった。
「なんなんだ! もうあの男たちはいないぞ!」
魔王は心底うっとおしそうだった。
「あなたは誰? その剣は何?」
女は異様な強さの男を逃がすまいと必死だった。
「はあ・・・・」
魔王は女を無視して女の横をすり抜けて馬を進めた。
「何無視してるのよ!」
女は馬の尻尾につかまってじたばたしている。
「なんなんだ、お前は! うっとおしい奴だな!」
魔王は仕方なく馬を降りた、
「やっと馬を降りたわね!」
女は今度は魔王の腕にしがみついた。
「いったい何なんだ!」
魔王はしがみついた女を引きはがして地面に投げ捨てた。
「乙女になんてことするのよ!」
女はその扱いに怒り心頭だった。
「じゃあな・・・・」
女の態度に魔王は馬に登ろうとした。
「あ、あ、ごめんなさい・・・・私と一緒に戦ってほしいの!」
女は魔王に土下座して頼み込んだ!
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