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強者たち

 安土城の魔王城化も一段落して、特にやることがなくなった信長は一人天守で考え込んでいた。

「この世界には魔力がないようだな! そのためにワレの魔法も発動しないようだ・・・・」

 信長はまだ異世界への帰還を諦めていなかった。ドラゴンらしい目撃情報がこのところ多発しているのも、信長の希望を膨らませている要因であった。


「だが、しばらくはこの世界にいることになりそうだ! ただこの世界は余りに退屈だ!」

「勇者のような強者がいない・・・・」

 魔王は強者との戦いを何よりも愛していた。それさえあれば、他には何も求めないほどに!


「そうじゃ、いないならば育てればいいではないか! われの力も分け与えてやろうではないか! わはははははっ」

 魔王は何かを思いついたように大笑いした。


「ランマル、ランマルはいないか?」

 蘭丸は信長の呼びかけで、すぐに天守にやってきた。


「お呼びでしょうか?」

 森蘭丸は信長の前に膝をついて頭を下げている。


「ランマル、お前に力を与えてやる」

 そういうと信長は蘭丸の額に指をあてた。


「うおおおおおおおおおおおおおおっ」

 蘭丸は突然力が体中に漲ってくるのを感じた!


「どうじゃ、すごいだろう」

 信長は悪ガキのような表情で蘭丸の顔を覗き込んだ。


「はっ! このような力を当ててくださりありがとうございます」

 蘭丸は突然の強大な力を感じて喜びで目をキラキラさせている。


「ランマルよ、そなたにやってもらいたいことが2つある!」

「1つは強者を探し出せ! そ奴らに同じように力を与える!」

「もう1つは、この湖の中央に島を作れ! その島で強者たちを集め決闘を行う!」

 信長は強者を作り、その強者にトーナメント式の決闘を行わせることにした。目的はもちろん自分自身がその強者と戦うことであった!


「は、さっそく!」

 蘭丸は信長の目的をすべて理解はできなかったが、天守をあとにした。おそらく今の蘭丸であれば、それほど時間をかけずに達成することができるであろう。


 蘭丸はまずは時間がかかるであろう島づくりの指示を出した。琵琶湖の中央に直径5キロほどの大きな島の建設が始まった。


 次に蘭丸は信長が気に入るであろう強者をピックアップしていった。蘭丸があげたのは、次の武将達であった。


 本田忠勝


 島津義弘


 加藤清正


 長曾我部元親


 伊達政宗

 

 柴田勝家


 服部半蔵


 真田信繁(幸村)


 いつもお読みいただきありがとうございます。

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