招待
「魔王様、私はさっそく、このかき氷にぴったりの人材に話をしてまいります」
そういうとプリヒスは、あっという間に姿を消した。
「なんじゃ慌ただしいやつじゃのー」
国王はかき氷を食べながらのんびり話している。
「爺、それ食ったらいいとこ連れて行ってやる!」
魔王は国王を伴って温泉の前に転移した。魔王は今や転じ魔王を自由自在に使いこなしている。
「こ、これは・・・・」
国王は見たこともない巨大な温泉を前に口を開けたまま固まってしまった。
「爺、ここはな、ただの風呂ではないんじゃ、温泉だぞ!」
魔王は自慢げに胸を張った。
「確かにすごいな! こんな巨大なもの見たことないわ!」
2人はさっそく服を脱いで温泉に浸かった。
「これはいい湯じゃ!」
国王は絶妙な湯加減のアルカリ泉に満足したようだ!
「やっぱり日本人は温泉じゃな!」
「日本人?」
魔王は国王から出た日本という言葉がとても気になった。
「どういうことだ!」
「い、いや、なんでもない・・・・」
国王は宙を見てごまかした。
魔王は何度かしつこく質問したが、国王は全くいう気はないようだ!
「くそ爺いめ!」
魔王が諦めたのを見て、国王は温泉から上がって、温泉の前にあったベンチに腰掛けた。
「それにしてもおぬし、この短時間によくこんなもの作れたな!」
国王は今度は魔王に突っ込んだ質問をした。
「ま、まあな・・・・」
魔王は空を見てごまかした。
「そうじゃ爺、もう一つ見せたいものがあったぞ!」
魔王は国王の手を引き、すぐ隣の建物に連れて行った!
「これだ!」
そういうと魔王はアツアツのたこ焼きを国王に差し出した。
「あっ、熱い」
国王はハフハフしながらも出されたたこ焼きをすべてたいらげた。
「確かにうまいが、風呂上りに食べるものではないな」
国王は全身から汗を流している。
「そうじゃ! だから爺に聞きに行ったんだ!」
魔王は国王の肩を抱きながら満足そうに語った。
魔王の頭の中は、かき氷でいっぱいであった。
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