魔王軍結成?
魔王とプリヒスはおなかがいっぱいになって一旦魔王城に戻ってきた。
「女よ、そういえばお前意外をこの城で見かけたことはないが、皆どこにおるのだ?」
魔王は疑問に思っていることを聞いた。
「この城に住んでいるのは私と魔王様の2人だけですが・・・・」
プリヒスは不思議そうな顔をした。
「2人? 魔王といえば大勢の魔物たちを従えているものだろう!」
魔王は声を荒げた。
「もちろん、魔族や魔物は皆魔王様の配下でございます。 ただ普段はそれぞれ思うままに人間どもから略奪し、戦い、生きております」
プリヒスは当然のことのように答えた
「この城の掃除等は誰がしておるのだ? 塵一つ、ないではないか!」
魔王城はいつでも綺麗に磨かれた状態であった。
「魔王様、ご謙遜を! それは魔王様の魔力でこの城の状態が維持されているのではありませんか! おふふふ!」
プリヒスは嬉しそうに答えた。
「つまり、魔王とは言うものの、領土もなく、部下は実質この女一人ということか・・・・」
魔王は現状を突き付けられた。
「女よ、これから世界を征服するためには、いつでも動かせる軍隊が必要だ。オレは魔王軍を組織するぞ!」
魔王は宣言した。
「素晴らしいですわ、魔王様! しかし皆人間どもから奪うだけでは食べていけないもので、食料の確保のため、普段は畑仕事等に忙しいようです」
プリヒスは困ってしまっているようだ。
「魔物が畑仕事・・・・」
魔王は一瞬口を開けて固まってしまった。
「そうだ、女畑仕事といっても普段対して働かず、ぶらぶらして居る魔物もおるだろう」
魔王は自信が信長だったころ農家の次男、三男を集めて常備軍を作ったのを思い出した。
「確かにそうですわね! そういうものを集めればよいのでございますね! さすが魔王様」
こうしてプリヒスはごくつぶしの魔物を集めることにした。
「よし、魔王軍は何とかなりそうだな」
魔王はホッとした。
「魔王様、なんだか安心して見えるところ大変申し訳ないのですが、集めた魔王軍の食料はどうすればよろしいでしょうか?」
プリヒスは鋭いところを指摘した。
「そんなものは税金等で・・・・そうかそもそも領土がないため税金などないのか・・・・」
魔王は困ってしまった。
「女よ、ひとまず魔族を集めるのは保留だ! 他の問題を解決してからだ」
魔王は、今後の事を考えると頭が痛くなった。
「何故これまで、魔族領を広げようとしなかったのだ?」
魔王は率直に聞いてみた。
「魔王様の力は絶大です。ほしいものはいつでも手に入るではありませんか! この地上のすべてはそもそも魔王様のものです」
どうやら、魔物にはそもそも領地という観念が乏しいようだ。
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